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日常で世界を変える(伊東編)  作者: mei


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6月4日 コイツ

 

 俺 「アイツら、どんな感じだったの?」

 花沢「うーん、まぁ普通じゃないですか?」

 俺 「落ち込んだりしてなかった?」

 花沢「そりゃあ、するんじゃないですかぁ」


 相変わらず、花沢が何を言っているか理解できないな。でも、コイツに売り上げを上げてもらわないと、進まないんだけどな。


 俺 「花沢さんは、今月の売り上げは上がりそうなの?」

 花沢「うーん、どうですかね?」

 俺 「頼むよ、今月は」

 花沢「今月は何かあるんですか?」


 だめだな、コイツは何もわかってくれてないな。


 俺 「今月こそ、売り上げ最下位は脱出したいんだよ」

 花沢「そうなんですか」

 俺 「そのためには、花沢さんがしっかり売り上げ立ててくれないと」

 花沢「まぁ、できたらいいんですけどね」


 もっと、ちゃんと言わないとコイツには伝わらなそうだな。


 俺 「花沢さんには、ランキング25位以内に入って欲しいかな」

 花沢「25位ですかぁ。無理じゃないですかぁ」


 たしかに、花沢さんはこれまでランキング25位以内に入ったことはなかった気がする。でも、ここで変わらなきゃ、この花沢は本当にこの会社にいても存在価値がなくなってしまうんじゃないかと考えていた。嫌だとか嫌じゃないとかそんなの関係なしで、花沢自身が崩れてしまうのではないか?


 俺 「大丈夫だよ、やれるよ」

 花沢「無理ですよ」


 いつか変わらればいいけど、本当に実現できるかどうかはわからない。


 俺 「なんで無理だと思うの?」

 花沢「なんでですかね?なんか難しいんですよね」

 俺 「そりゃあ、わかるけどさ。売るのも仕事だろ?」

 花沢「んー、、、、、、」

 俺 「じゃあ、俺の訪問同行すふか?」

 花沢「同行しても一緒ですよ」


 あぁ。コイツと話しているとストレスたまるな。段々、イライラが表情に出てしまいそう。


 俺 「まぁ、頼むよ。今月は」

 花沢「がんばりますけど。それよりも、ご飯行きましょーよ」

 俺 「余裕が出てきたらな」

 花沢「いつ余裕が出てくるんですかぁ?」


 余裕はいつ出てくるんだろう?たしかにそれは花沢の言う通りだな。正直、同期以外にご飯行ったことはこれまでほとんどないな。なんで行かないんだろう?って考えたことはない。結論、仲のよくない人とはいかないと決めていたからだ。もし、いくとしたらコイツが結果を出した頃だな。

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