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日常で世界を変える(伊東編)  作者: mei


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5月29日 特別研修8

 5月31日に迫った最終ロープレに向けて、みんな一丸となっていた。しかし、俺にできることはもうないということもあり、後は後輩の花沢と檜に全てを任せるという意思決定をしたのだった。それよりも、自分は6月からの売り上げをいかにあげられるか。それに集中しようと考えていた。


 ー5月22日ー


 俺 「悪い、遅くなった」

 青野「お疲れ様ー」


 席につくなり、青野はおしぼりとメニュー表を渡してくれた。


 俺 「センキュー」 

 青野「遠山と話してたの?」

 俺 「ああ。後で、また話そうかなと思うよ」

 青野「いいね。慕われててて」

 俺 「そんなことねぇよ」


 千尋の顔は、どうも冴えない。コイツの話を聞かないことには始まらないな。店員さんが来て、一番美味しそうな焼き魚定食を注文した。


 俺 「千尋、話ってなんだよ?」

 千尋「あぁ。実は若佐のことなんだけどな」

 青野「出た、若佐かぁ」


 やはり、犯人は若佐だったのか?


 千尋「みんな知ってる通り、社長に連絡したのは若佐だったんだ」

 俺 「そうだったんだ」

 千尋「それで、俺も報告しようかなと思ったんだけど、ここからいろいろあってな」

 青野「おぉ、なんか面白い展開になってきたな」


 完全に青野は楽しんでやがるぜ。


 千尋「別に、若佐も送りたくて送ったわけじゃないんだよ」

 俺 「えっ、どういうこと?」

 千尋「実は、先輩に脅されたらしんだよ」

 俺 「そんなことあんの?」

 青野「誰なの、その先輩?」


 たしかに、俺たちはその先輩のことが気になった。


 千尋「人事部の円井さんだよ」 

 青野「あー、あの人かぁ」


 名前は、いろいろなところで聞いていたからもちろん知っていた。しかし、直接関わったことがないし知らないんだよな。


 千尋「でも、円井さんは知らないってずっと言ってるんだよね」

 俺 「若佐は、何て言ってるの?」

 千尋「もしかしたら、お酒飲んでたから、覚えてないかもって言ってるんだよな」


 お酒飲んで覚えてないかぁ。これほど、やっかいなことはないな。しかも、お互い考えてることが大きく違うとなると話し合いも難しいしな。


 青野「まじかぁ」

 俺 「じゃあ、ここからどうするかってことか?」

 千尋「ああ」


 俺だったらどうするか?全部先輩に任せるか?それとも全部自分でやるか?でもなぁ、、、、、、、。

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