5月27日 特別研修6
石木がレベル9まできたという報告を今日の朝にしたのだった。それから、6時間後。中丸と石木の最終ロープレの相手が決まったのだった。中丸は、麻耶と。石木は、山坂に決まった。どちらも、そう簡単には合格にしてくれないだろう。もう、俺がコイツらに伝えられることはほとんどない。あとは、自分たちで頑張ってもらうしかないというのが本音だった。まぁ、残り3日でなんとか対策が打てたらいいけどな。そんなことが現実的に可能なのか?
ー 5月22日 ー
遠山「お疲れ様です」
俺 「おお、お疲れ様!」
遠山「さっきは、ありがとうございました」
俺 「いえいえ、勉強になった?」
遠山「めちゃくちゃなりました」
遠山は、何かを聞きたそうにしている。こっちから聞いてもいいのか?
俺 「どうしたんだ?」
遠山「いや、聞きたいことがありまして」
俺 「えっ、俺に?」
遠山「はい」
すると、トイレから千尋が戻ってきた。
千尋「俺、先に下降りとくぞ」
俺 「おぉ、先に店入っといて」
千尋「オッケー」
そう言って、千尋はすぐさま旅立った。
俺 「ごめんごめん」
遠山「いえいえ、時間大丈夫ですか?」
俺 「おぉ。気にしなくていいよ。何が聞きたかったの?」
かなり遠慮されているな。
遠山「営業についてアドバイスがほしくて」
俺 「じゃあ、後で見るよ」
遠山「えっ?」
少し驚く遠山が可愛らしかった。
俺 「直接時間取って、そこで話そうよ」
遠山「本当ですか?ありがとうございます」
俺 「そんな俺は忙しくないから大丈夫だよ」
これだけ、遠山に改めて思われたらな。今日、今市が来るしそこで報告しないとな。でも、今市からしたら可愛いだろうな。あとは、四課にはエース級の髙橋もいるしな。髙橋は、もう営業もデビューしてると考えるともう少しだな。
遠山「嬉しいです。では、また後でお時間もらってもいいですか?」
俺 「もちろん。後で、何時からいけるか確認しとくわ」
遠山「わかりました」
俺 「お前も昼飯食べて来いよ」
遠山「はい」
やはり、コイツは体育会系の奴だな。話を伝えるときちんと聞いてくれる。こういうのは、意外と大事だけど中丸や石木には難しいな。コイツは、まだ高校卒業して間もないというのに。大きな差がついていると感じてしまっていた。




