5月24日 特別研修3
6月まで残り6日程度かぁ。自分の売り上げランキングがほぼ3位に確定したことが中村さんから告げられた。過去には1位を記録したことがある俺にとってはそんなたいそうなことではなかった。
ー5月22日ー
みんなが見られてる前でロープレするのは緊張するな。
俺 「はじめまして!ソートミル株式会社の伊藤と申します」
中村「はじめまして、中村です」
俺 「今日は、お忙しい中お時間ありがとうございます」
中村「いえいえ」
さぁ、どう入ろうかな?みんなが見られている中で、ミスるわけにはいかないな。
俺 「中村さんはお忙しいと思いますので、さっそく本題に入りますね」
中村「はい」
俺 「今回、お話をさせていただいたのはウチのサービスを見てもらいたくてご連絡しました」
中村「なるほど」
中村の反応的に、ここは説明しない方がいいな。当初考えていたプランを諦めた。
俺 「で、今回のサービスなんですが、結論としては無料で体験していただくのがいいのではないかと思いました」
中村「無料ですかぁ?」
俺 「はい。もし、お時間がある際で大丈夫なんでもしよかったら使っていただけないかと思いまして」
中村「どんなサービスなんですか?」
よし、食いついた。あとは、ここから、どう提案するかだな。
俺 「今回体験していただくのは、御社の宣伝をするサービスになるんです。基本的には、そちらの会社に何かしていただくということはなく、どれだけ連絡がきたかだけ教えてもらえたらと思います」
話し合いをしてから約3分かぁ。俺は、チラリと時計を見つめた。
中村「なるほど、それはうちにとっても損はないですね」
俺 「はい。なので、うちと契約するかどうかは体験していただいた後に判断してもらえたらなと思っています」
みんな食い入るように見てる。
中村「じゃあ、一度体験してみようかな」
俺 「かしこまりました。では、御社の宣伝をする目的や理由など教えてもらってもいいですか?」
中村「わかりました」
ここからは、ヒアリングするという流れだった。ここまで終えた俺たちは、阿吽の呼吸で終了だということが通じる。中村さんは、俺の方からみんなの方に視線を向け終了したことを告げる。みんなは、中村さんの話に耳を向ける。少しは、みんなの参考になったのだろうか?青野は笑顔で俺の方を見ている。一方の千尋は、相変わらずパソコンを打ち続けている。




