5月22日 特別研修1
既に会場は、大まかにセッティングがされている。今は、新人三人と同期の千尋、青野、中村さんたちが来ている様子だった。
青野「珍しいな、お前が一番だなんて」
俺 「ホントだよ」
千尋「まぁな、、、、、、、、、、」
何かありそうだな、これは。それは俺だけでなく青野も思っているに違いない。
青野「今日、早く終われば飯行こーぜ」
俺 「いいねー!!」
千尋「俺は、パス!」
千尋は、珍しく断った。
青野「なんでだよー?」
千尋「いろいろあってさ、今は機嫌がよくないのよ」
青野「そんなの、飯行けばマシになるだろ?」
千尋「ムリムリ!」
そう言って、千尋は青野に置かれた手を払いのけて、プロジェクターの方に歩き出した。
青野「なんか、すげー機嫌悪そうじゃねえーか?」
俺 「なんか、やばそうだな?」
青野「知らないのか?」
俺 「知るわけねぇーよ」
なんで、そんなに機嫌が悪いのか、俺たちでもわならなかった。
俺 「今日は、どれくらいやるのか知ってるか?」
青野「さっき、中村さんが頑張って早く終わらすと言ってたよ」
俺 「まじかぁ。やったな」
青野「でも、噂によると今日、社長来るらしいよ」
俺 「えっ、まじ?」
社長がわざわざくるのか?こんなところに?さっきの千尋の感じで、社長が来るってことは相当な何かがあったんじゃないか?俺は何があったのか気になるな。
青野「本当かは知らないけど、中村さんは相当困ってるみたいだよ」
俺 「本当に来そうじゃねぇか」
青野「どうだろうな?」
俺 「千尋の機嫌損ねると、本当に困るからやめてくれよな」
青野「お前に言われたくねぇだろ」
俺 「そうか?」
たしか、俺も昔キレたようなキレてないような。
青野「お前がキレたあの時は、大変だったんだぜ?」
俺 「そうなの?」
青野「当たり前だろ?思い出せよ、あの頃のこと」
俺 「全く、思い出せないよ」
キレたことは、なんとなく思い出せたけどなんでキレたのか全然思い出せないな。何があったんだっけな?
中村「じゃあ、そろそろ始めますよー!!」
中村さんの合図とともに、俺は動き出した。最初は、中村さんが一通り説明し、そこから俺が最初の講義をする流れとなっていた。いやー、人数が少ないとはいえ講師をするのはとても緊張するな。




