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おこぼれに預かります  作者: すみ 小桜


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―77―僕の記憶~レイスになった訳

 お兄ちゃんは、ある人に相談してみるって言ってくれた。


 そして、あの山に居てと指さした。


 僕が彷徨っていた山だ。


 こうして僕は、お兄ちゃんと別れ、山を目指した。


 山に着いてからは、ただただ独りでお兄ちゃんを待った。


 ずっとずっと……。


 僕はもしかして、捨てられたのかもしれない。


 いや、もしかしたら、お兄ちゃんは……。


 不吉な事も考えた。


 そして、僕は、思考も衰え、姿も消えていた。


 ただただ、フラフラと彷徨う存在になっていた。

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