閑話 クリスマス②
前回の閑話の続きです!
あと、すみません。83話についてなんですが、少し手直しさせて頂きました。魔導書、ずっと前にちらっと出てましたね。アイネ達への報酬として。
最近、行き当たりばったりが裏目に出てくることが多々ありますね。申し訳ありません。今後のストーリーにはほとんど支障をきたすことはないと思います。申し訳ありませんでした。
うえぇぇぇ、聖水作り過ぎて辛い。俺、徹夜だよ? 毎日だけど。
まぁ、とりあえず妖精さん達からのリクエストの聖水もちゃーんと作ったことだし、次はあれだ。ケーキだ。昨日、ケーキだけ作るの残しておいたんだよな。ケーキはアイネ達や妖精さん達と一緒に作れば喜びそうだからね!
てことで手の空いている妖精さん達とアイネを集めてケーキ作りのスタートだ。
もちろんスポンジからだ。材料は卵、砂糖、牛乳、薄力粉、バターだ。
まずはぬるま湯を用意する。同時進行でバターと牛乳をあっためる。
そして、ぬるま湯で湯煎しながら卵と砂糖をこの前ドワーフ達に作ってもらったハンドミキサーで混ぜ合わせる。
ハンドミキサーは沢山作ってもらったのでアイネや妖精さん達も楽しそうにブイブイ言わせている。まだ幼い妖精の周りにはしっかりした妖精がサポートに回ってくれているのでまず大丈夫だろう。
よし、砂糖もちゃんと溶けたな。そしたらぬるま湯から外してハンドミキサーの最大速度で混ぜ合わせる! と言いたいところだけど、このハンドミキサー半端ないんだよね。そんなことしたらボウルに風穴が開きそうなので多少調整して泡立てていく。
うんうん、ちゃんともったりとして白っぽくなったな。・・・うん、大丈夫。完璧だな! じゃあ低速でゆっくりと混ぜ合わせようかな。これもネットでみたからなんでかはよく知らない。
さーてと! 次は薄力粉を2回に分けて入れる。その際、ふるいにかけるのを忘れずに。まぁ、なんでかってのは全くわかんないんだけどね。ダマが出来にくくなるとかそんなんじゃないかな?
よし! いい感じに混ざったな。次は最初に溶かしておいたバターと牛乳を加えるんだ。それでしっかりとヘラで混ぜる。
それを型に入れた後、とんとんと無駄な空気を抜くようにゆする。あっ! 型にはちゃんとクッキングペーパーをしいて置いた方がくっつかなくていいよ!
んでんで! 150~160度ぐらいに熱したオーブンの中で大体30分弱焼き上げる。
「ハルさん! 出来ました!」
「みてみてー! できたですー!」
俺がオーブンに俺が先日作っていた生地とミスラとシャロの分の生地を入れた直後にアイネ達と妖精さんが自分の作ったケーキの生地を見せに来てくれた。
おっ、結構上手に出来てるじゃん! アイネ達の方は少しダマがある気がするけどこんぐらいはへっちゃらだろう。
あと、にこにこ笑顔のちっちゃな妖精さんの後ろには白い粉が頭にかかってたり、生地が服にベタってついて、疲れ果てた顔をしてる妖精さん達がいることから結構修羅場だったことが伺える。
まっ、ここはなんにしよ褒めるべきだよな。
「おー! 凄い良く出来てるじゃん! みんな頑張ったなぁ!」
「へへー! 褒められました!」
「ほめられたですー!」
全員いっぱい喜んでるから俺の選択は間違ってなかったのだろう。うん、だから分かってるって。補助に入ってくれた妖精さんたちにはあとで聖水のボーナス出すから許してよ。ね?
・・・あっ、伝わったみたいだ。さっきまで鬼の形相でこっちを睨みつけてたのに喜んでる集団に一瞬で混ざりだした。妖精って簡単だな。
「はーい! じゃあ、ケーキが焼けるまでみんなにもうちょっと手伝って貰いたいんだけどいいかな? あっ、ミスラとシャロはいちごを切るのとアイネ達のケーキを今焼いてるのが終わったらオーブンに入れといて」
今からやる作業はミスラとシャロにとってはトラウマだろうからな。ちょっと離しておいてあげた方がいいだろう。ミスラとシャロもこれから何をするのか把握したのが無言でこくこくと頷いている。
「じゃあ、これからみんなでホイップクリームを作っていこうか」
「ホイップクリーム? なんですか? それ」
「ほいっぷですー!」
多分妖精さん達は全くわけ分かってないだろうけどなんか楽しくなっちゃったのかな? みんな一斉に飛び回っている。 妖精達のツボがよく分からない。
「ホイップクリームっていうのは前食べたアイスの材料のひとつだね。優子が出してくれる生クリームって言うのを泡立てたやつの事だよ」
「あー! あれ私好きです! あれの材料なんですね! 頑張ります!」
「がんばるですー!」
うんうん、みんないいお返事だ。これならいいホイップクリームが出来るだろう!
「優子ー! ちょっとミルク分けてくれる?」
「優子さん! お願いします!」
「ミルクですー! 生クリームですー!」
あっ、奥の方でモーって優子が鳴いてるな。多分許可が出たのだろう。嫌な時は全く返事してくれないもんな。前、真夜中にミルクをもらいに行ったら誰も返事してくれなかった。ちょっと泣きそうになってたら仕方がないなぁって感じで優子が分けてくれたっけ。
・・・まぁ、優子のミルクはそのまま飲むものじゃないんだけどね。
俺たちは優子からたっぷりと生クリームを頂き、牧場をあとにする。
そのあとはみんなで生クリームを氷水で冷やしながら角がたつまで泡立てる。俺は甘めのクリームが好きなのでちょっと砂糖を多めにね。
ちょうど大量のホイップクリームが完成した時に、ミスラとシャロから大量の生地が焼けたと報告が入った。
そこからはみんなで飾り付けだ。生地にハケでシロップを塗って、横に包丁を入れる。別れたスポンジの間に生クリームといちごを散りばめていき、スポンジを合体! 周りに生クリームを塗りたくって、イチゴと絞り袋から絞った生クリームでデコレーション。
「出来た! いちごのホールケーキ!」
俺のホールケーキは少し早めに完成したのでみんなのケーキを見て回ることに。
おっ、アイネは結構俺と似たケーキを作ってるな。結構上手だ。
チロは・・・うん。まぁ、うん。頑張ってるのは伝わってくるね。
チロは何やら絵を書いているな。これは・・・。いや、これをガン見するのはやめよう。問題を出されたら答えられる気がしない。
サラは? おっ、サラは銃の絵か。結構上手だな。
えーっと、妖精さん達はっと。
まぁ、みんな個性的だね。多分俺では一生かかっても思いつかないと思うよ。まさかホールケーキを立てて車輪みたいなデコレーションするとは思わないじゃん? 「はやいのね!」とか得意気だけどそれどうやって食べるつもりなんだろうか。
あと、なんで綺麗にまぁるく焼けたのに丸みを切って・・・あっ、あんな所でつまみ食いしてる。最初からそれが狙いか。なんともまぁ賢いことを思いつくものだ。
ちなみに1番秀逸なつまみ食いの仕方をしてたのは以外にもシャロだった。真ん中の部分だけくり抜いて、そこを生クリームといちごで誤魔化していた。ケーキを食べるシャロの顔は見たことないくらい幸せそうだったのでそっとしておこうかな。
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「てことで! メリークリスマス!」
「「め、めりーくりすます?」」
みんなの締まらない掛け声で始まった孤島でのクリスマス会。テーブルの上は大量の料理で溢れている。ちなみにビンゴ大会とかクリスマス会でよく開かれるものはもう終わった後だ。1抜けはルージュだった。あいつ絶対イカサマしただろ。
「ぬおぉ! この酒はなんじゃあ!?」
「これはシャンパンというお酒ですね。ご主人様が居た世界のヨーロッパという地域のシャンパーニュという場所で造られているお酒ですね」
「よしっ! ワシらもこれを作るぞい!」
「ですが、それはシャンパンじゃなくただのスパークリングワインでは?」
「あれ? シャンパンってシャンパーニュで造られたものだけを指すんでしたっけ?」
「えっ? そうじゃなかったですか?」
蟒蛇共め。お酒ばっか飲みやがって!
まぁ、そうなるよね。そうなりますよね。シャンパン出したらそうなりますよね。また、お酢とか味醂とかの研究が遅れそうだ。
「ハルさん! このジュース美味しいです!」
「私たちも大人です!」
「ハッハッハっ! そうだな! お前らももうすぐおとなだな!」
アイネやシャロはこどものビールやシャンメリーなどを飲んで楽しんでいるようだ。そして、それをみて楽しむミスラ。俺も正直ここに混ざりたい。
「ふおぉ! 新しい銃!」
どうやらサラはドワーフ達が用意してくれてたプレゼントに夢中のようだ。まぁ、お腹が空いたらご飯に取り掛かるだろしそっとしておこう。
「し、しあわせですぅー!」
「お、おいしい・・・」
そして、ケーキの側を一向に離れようとしないシャロとチロ。どうやら生クリームの魔力に取り憑かれたようだ。
んー、あんまり料理に興味を持ってる人居ないなぁ。少し残念。
と思ったら居たァ。異常に料理にしか興味持ってないやつぅー。
「ふぁっ! ふぁるふぁん! ふぉっちひへふははい!」
口にものを詰め込みすぎて何言ってるか分かんないけど多分呼ばれてるんだろうな。
「どうしたの? ディース。あと、喋る時は口の中のもの飲み込んでから喋ってね」
俺がそう言うと素直に口の中のものを一気に飲み込むディース。こいつの食道どうなってんだ?
「な、なんですか! この料理達は! とっても、とっても美味しいじゃないですか! 鳥の丸焼きに、クラッカーとクリームチーズとスモークサーモン! この緑色のクリームも美味しいですね!」
お、おぉ、なんか今日料理を褒められたのは初めてだからなんかめちゃくちゃ嬉しいな。
「特にこのアヒージョ?とグラタン? ですか? これ大好きです!」
「そ、そう? 俺も好きだけどそんなに?」
バァン!
ディースが俺の言葉を聞いて思いっきり台パン。
「ハルさんは分かっていません! このアヒージョの可能性を! これは半端ないです! タコだけじゃなくて他の海産物でも」
「へー、そんなに気に入ったんだ。そんなんで良かったらいくらでも作るけど?」
多分俺は調子に乗りすぎていたんだと思う。ちょっと頑張った料理が褒められて嬉しかったのだろう。
俺がそう言うとディースはぷるぷる震えだした。
「ハルさん! 速く! 速くそれを作ってきて下さい! あと、グラタンおかわりです!」
「えっ? あっ、はい!」
「あっ! ピザもです! チーズ多めでお願いします!」
「えっ? あっ、うん」
「唐揚げもなくなりましたぁ! あっ、鳥の丸焼きもです!」
「お前全部食い尽くしてんじゃねぇか!」
「まだ、フランスパンとクラッカーは残ってますぅー! あっ、緑色のクリームとスモークサーモンとクリームチーズおかわりです! あっ、クラッカーも無くなっちゃいました!」
てことでこの夜、俺はクリぼっちという屈辱は免れたものの、ディースのご飯係というこの世界でもっとも担当したくない役割に徹したのでした。
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最近、カクヨム復帰したんですよ。前とは違うアカウントで。この小説も載せようかなぁ、どうしようかなぁって悩んでるんですが怖いんですよね。
一応、今カクヨムに投稿してる小説は比較的当たり障りのない感じなんで大丈夫なんですが・・・
あっ、すみません。ただの独り言です。




