第81話 復興への目処
今回めちゃくちゃ短いです。ごめんなさい
ふぅ、やはりこの仕事は疲れますね。マスターな無茶ぶりにはうんざりです。
まぁマスターの気持ちはよーく分かっていますしマスターの前では口にしませんが、ほんとに無茶なことを要求してきたものです。
そう、無茶ぶりとは奴隷の解放です。何が無茶かって?
そりゃあ奴隷商人であるエルフ達の説得です。まず、奴隷とは奴隷商人にとっての食い扶持です。それをいきなり上からふんだくったりしたらそりゃ反乱が起きます。
まぁ、私としてはそれを鎮圧して牢屋にぶち込むのが手っ取り早くて楽なんですが、マスターは許してくれないでしょう。
と、なるとエルフ達にそれ相応の対価を支払わければなりません。ですが、私たちの国にそれほどの資金はありません。
まぁ、やろうと思えば幾らでも金策は有るのですがめんどっちいですし、ドワーフや妖精達が反対する可能性が存在するのでねぇ。
でも、あそこで馬鹿な奴隷商人達が奴隷達への攻撃を企ててくれて助かりました。あれであの商人たちと密に繋がりがある商人達の奴隷を安値で無理矢理剥ぎ取ることが出来ました。
あっ、また奴隷を引き連れて出国しようとしていた商人達がシャルルとヤミに捕まりましたね。これでまた私の仕事が楽になります。
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だあぁぁぁぁ! くそっ! めんどくせぇなぁ! この島、財政的にマイナス過ぎるだろ!
・・・まぁ俺たちににゃあ金なんか必要ないんだが、ハルには色々経験してもらわなきゃなんねぇからな。その為には今のうちに資金を集めとかなきゃなんねぇ。でも、こんな島併合したら集まるもんも集まんねぇよ。
まず、エルフ達から奴隷商人を買い取るために莫大な金がかかる。まぁこれはディアンヌがなんとかあの手この手で抑えてくれては居る。それはかなり助かってる。
あと、獣人達への援助だ。これも今んとこハルのマナ変換と保管庫にある食料で賄えている。だが、やはり援助というのは食料だけじゃねぇ。後々、色んなことに金がかかってくる。
プラス、設備の充実だな。立派な港はあるものの宿泊施設などがゼロに等しい。と、なるとあちらから買い付けに来させるということが出来なくなっちまう。こっちから行くにしても船なんかの輸送手段が必要になってくる。この島にはいつか自治をさせようと思ってるから俺達がいつまでも運んでやるって事は出来ねぇんだよなぁ。
いや、ほんときちぃな。
まぁ、ここまで見るとあんまり金がかかってないように見えるがな。プラスがないってのはそれだけできついんだぜ。さぁ、ここからはエラスに任せるしかねぇなぁ。あいつの教育の手際にかけるしかねぇ。
いや、もうハルにダンジョンでモンスター乱獲してもらって売りさばくのもいいかもしれん。最終手段はそうしよう。絶対ブー垂れる気がするけどな。
・・・てか、あいつにダンジョンのある程度の部分は任せて確認もしてねぇけど大丈夫だよな? 流石に馬鹿強い魔物を低階層で出してたりしねぇよな?
不安だな。明日ディアンヌでも連れて見に行くしかねぇか。
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ふむふむ。なるほど。何故だか獣人たちの身体能力はなかなか悪くない。
特に子供たちは他の国の獣人達よりかなり状態がいいな。精神状態もハルと戯れたことによりかなり回復している。それにこの中に転生者ばりのスキルを持った子が居るな。この子はハルに面倒を見させよう。僕が教えるにはもったいなすぎる。
・・・ただ、成人女性の状態があまり良くないな。何度も無理に出産を迫られた為なのだろうか。だが、むしろこの状態で病気が流行らなかったことはとても幸運なのだろうな。
女性から冒険者を出すのは殆ど不可能だな。この人たちには生産業についてもらおう。
男性は・・・うむ、かなり素質のある者がいるな。これほどのスキルを持ちながら奴隷として最前線に用いられなかったのは幸運というべきか。これならダンジョンの10層までならなんとかクリア出来る程度にはなるか。
スキルと言えばリタ。あの子も流石転生者といったスキルを身につけていたな。
まぁ、あんなスキルを所持していたら誰だって逃げ出したくなるよね。
でもあの子がハルに攫われたのは幸運だったな。いずれ必ずバレていただろうから。むしろバレない方が難しいんじゃないかな? 時間が経てば必ずバレるスキルだからね。
まぁ、とにかくこちらの目処はたったな。あとはディアンヌとマーシーに任せるしかない。というか冒険者の育成ならシャルル以上の適任者は居ないと思うんだけど。
でも、あの化け物なら獣人を半分ぐらい殺しかねないのはいけないところかな?
・・・やばいな。さて、僕は僕の世界に逃げるとしよう。さらばだ。
パチン
シュパッ
ボコボコ
チーン
「ふぅ、誰が化け物ですか。私はか弱いか弱いメイドさんですのにね」
「ぼ、、、ぼくを半殺しに出来る時点で」
「はい?」
「・・・ごめんなさい」




