第77話 クラフ島での炊き出し①
今までの話ですこし矛盾を感じた所を直してきました。
具体的には26話の熱燗のくだりです。ディアンヌに分からないから作らせてたというのを、めんどくさいから作らせてたと言うふうに変更しました。申し訳ありませんでした。
言い訳としては、行き当たりばったりでプロットなしの下書きなしで書いているのでこういうことが多々出てきます。もし、読んでて違和感を感じることがありましたら報告してください。対応させていただきます。
本当にすいませんでした。
俺はここの獣人たちに炊き出しを行うことにした。調理中は危ないのでだっこしていた狐の子をそばにいた子に見ておいて貰うのと、炊き出しの時間になったらみんなを呼んでくることを頼み早速取り掛かる。
んー、炊き出しっていったら豚汁のイメージしかないんだけどこんな蒸し暑い所で豚汁?
暑い日にカレーを食うのさえ嫌いな俺からしたらここで豚汁とか拷問に近いんだよなぁ。
自分の嫌なことを善意で押し付ける訳には行かないから豚汁は却下。カレーはカレーのルーがマナ変換にないため却下。
・・・てか、マナ変換ってどこまで交換出来るんだ? 一旦調べてみるか。
てことで俺はマナ変換のスキルを発動してさらっと全ての項目に目を通す。
食料品:素材自体はものすごい種類がある。調味料もほとんど網羅してるのではないだろうか。
しかし、レトルト食品やインスタント食品は全くなかった。微妙なのは缶詰で焼き鳥とかはなかったのだが、デミグラスソースや桃缶などはあった。
カレーのルーやシチューのルーなども何故かなかった。キューブ状のコンソメとかだしの素とかはあるのにね。
お酒はたくさんの種類があることだけ分かった。
道具とか:電化製品以外は揃っていた。その代わり電気を使う製品はひとつとしてなかった。
あっ、でもおもちゃやアクセサリーはひとつもなかった。なんでだろう。
ちなみに砂時計はたくさんあったよ。時計とか携帯がないからゆで時間を測るのとかにはこれを使うことになるだろう。
素材とか:なんでも揃っていた。種とかも売ってたし、木材も鉱物も色んな種類があって質がいいのから悪いのまで揃っていた。
んー、マジでなにを作ろう。数十人のために1人でご飯を作るってかなりしんどい。ミスラ達連れてこれば良かったな。
「ご主人様、困っているようですね」
楽しそうな笑みを浮かべながらシャルルが近づいてくる。
「うん、何作れば良いか全くわかんない。てかシャルルもメイドみたいな格好してるんだからちょっとは手伝ってくれよ!」
「嫌ですよ。料理なんてめんどくさいことやってられません。そもそもご主人様が言い出したことなんですから最後までやり遂げてください。ここで見といてあげますから」
うーん、やっぱりダメか。ほんとなんでシャルルってメイドの姿してるんだ? 全くメイドっぽくないくせに。
そうだ。今度お茶でも入れさせてみよう。それで美味しくなかったら無理やり服装変えさせてやる!
あっ! そうだ! 焼きそば! 焼きそばなら簡単だし直ぐに出来る! 野菜切って肉切って焼くだけだ! 焼きそばなら暑くても食べれるだろう! でも、野菜切るの1人だとめんどくさいな。リーフィアに漁港で働いてる妖精呼んでもらって手伝ってもらおう。
「リーフィア! 料理出来る漁港の精霊呼んでもらっていい?」
「ダメよ。その子達はもう他のところで調理を始めてるわ。包丁を使える子で我慢して」
「分かった。肉と野菜切るだけだからそれでいいよ」
「分かったわ」
リーフィアはそう言うと腕を軽く横に振った。すると5人の妖精がポンっと現れた。女の子達だ。
「あなた達にはハルの料理の手伝いをしてもらいたいの。さぁ、ハルに自己紹介しなさい。その方かやりやすいでしょ」
リーフィアがそう言うと1番左の子が先人を切って前に出た。赤いロングの髪を持っていて元気な感じの子だ。
「初めまして、ハルさん。フミです。炎の中級妖精です。よろしくお願いします!」
次はその隣の金髪のロングでホワホワしてそうな女の子が前にでる。
「どうも。シルクです。木の上級精霊です。お願いしますね?」
次はまたその右隣の黒髪のポニーテールの一際幼い女の子。
「はい! 光の下級妖精です。名前はまだありません。頑張ります!」
ふんすと可愛く気合を入れている。シルクがその可愛さに耐えられず抱きついてナデナデしている。
そんな中、下級妖精ちゃんに危険な視線を送っているのはその右隣の青い髪のツインテールの子だ。ちょっとすると気を取り戻したのか咳払いをひとつして自己紹介し始めた。
「どうも。水の上級精霊のアクアです。小さな女の子が大好きです。ストライクゾーンはハルさんぐらいまでです!」
なんか俺にも危険な視線を送っているような気がする。
その隣の女の子はそんな様子を気にする様子もなく自己紹介を始める。
「あー、どうもアクアの双子の妹のミューズです。主に姉のストッパーしてます。ハルさんに姉が襲いかかったら私に報告してください。なんとかしますんで」
・・・後半に行くほどキャラが濃いな! 大丈夫なのか?
「よ、よろしくね」
「あぁ、心配しなくても大丈夫よ。この子達包丁さばき自体はハルと同じくらいのものがあるし、料理にとっても興味を持ってるからその間は心配しなくてもいいわ」
俺が戸惑っているのを悟ったようにリーフィアが説明してくれた。でも、料理中以外はアクアに注意しなさいって言われてるような気がする。
ま、まぁ色々考えても仕方ないし、無理やり気合いを入れるか!
「わ、分かった。それじゃあ早速始めようか!」
「「はい!!」」
うん、皆いい返事だ。これなら何とかなりそうだ。みんなに調理道具を渡して説明を始める。
「えー、今から焼きそばという料理を作ります。具材は豚肉とキャベツです! そこで皆さんにはキャベツと豚肉を1口大に切ってもらいたいんです。」
俺は山盛りに積まれたキャベツとスライスされた豚肉を指さす。
「こ、こんなに作るんですか?」
光の下級妖精ちゃんがちょっと引いた様子で聞いてくる。
「うん。皆大食漢だし、今回はたっくさんの人に配らないと行けないからね」
まぁ、殆どはスーちゃんの胃に収まるんだろうけどさ。
「は、はい。分かりました! 頑張ります!」
どうやら納得してくれたようだ。良かった。
「じゃあ、早速スタート! よろしくお願いします!」
さぁ、キャベツ地獄の始まりだ。皆無言でザクザクとキャベツと豚肉を切っていく。
包丁がいいおかげで力はそれほど要らないけど単純作業の辛さがある。俺やっぱり飽きっぽいよね。料理自体は好きなんだけど同じことずっとやってられないんだよね。
「ふー、やっと終わったね」
「大変でしたね・・・」
俺の言葉にフミが返事をしてくれる。多分俺達キャベツだけで1時間ぐらい切ってた気がする。
もう妖精さん達のお役目は終了なんだけど料理に興味があるみたいだし焼きそば作るのも手伝ってもらおうかな?
「みんな焼きそば作るところまで手伝ってくれる?」
「「はいっ!!!」」
皆キャピキャピ喜んでるし俺の選択は間違っていなかったみたいだ。良かった。
ここまでご覧いただきありがとうございます!
マナ変換でなにが交換出来てなにが出来ないのか細かく書いた記憶はあるんですが、見直しても見つからなかったので書かせていただきました。
もし、書かれてあるのを覚えている人がいらっしゃいましたら、コメントかメッセージで教えていただけるとありがたいです!




