第66話 アイスクリーム作り!
今回ちょっと短めです。あと、出来ればもう1本今日中に上げたいと思います。
さてと、みんなからミルクも分けてもらったし、アイスクリームを作ろう! でも、1人で作れるような量じゃないのでドワーフ達にも手伝ってもらう。リタは味見役として着いてきた。
まぁ、それでも10回ぐらいみんなで作らないと足りないだろうけどね。何せ妖精さん達も食べるだろうし。
まずは、卵を割って混ぜながら砂糖を数回に分けて入れていく。なんで分けるかは知らない。混ざりやすいからかな?
あと、ここでしっかり混ぜないと後で卵が分離しちゃうからきっちりと混ぜないといけない。
「あの自動でドゥルルって動いてくれる機械がないから疲れるな」
「それってハンドミキサーのことですよね?」
「そう! そんな感じのやつ!」
「ドワーフさん達に言えばなんとかなるんじゃないですか? 私ちょっと行ってきますね!」
あっ、行っちゃった。まぁ、間に合わないだろうけどこれからのことも考えると欲しいからまぁいっか。
混ぜてたものが白くなってきたら次は生クリームを八分立てぐらいまで泡立てる。
一応、生クリームを泡立て器でホイップクリームにすることは出来るんだけど、あれしんどいんだよな、、、
あーー、しんどっ! やっぱ、ハンドミキサー必須だな。
ハンドミキサーだと舌触りがー、とか言う人もいるけど俺にはそんなの分からないから泡立て器でホイップクリーム作るのってマジで苦痛なんだよね。腱鞘炎不可避じゃん。
「これ、意外としんどいな・・・」
「えぇ、私も少し疲れてきました」
どうやらドワーフ組もかなり苦戦しているみたいだ。でも、流石ドワーフ。器用な為かちゃんと八分立てのホイップクリームが完成している。
でも、やっぱり科学の力って凄いんだな。ハンドミキサーが無いことで改めて気付かされたね。
さて、生クリームを泡立てたら、さっきの卵と砂糖が混ざったものにそれを入れていく。そしてそれをゴムベラで切るように混ぜ合わせていく。この時かき混ぜたら駄目みたいだ。
なんでかって言うのはやっぱり知らない。
「あとは冷やすだけだな! でも、冷やし方分かんないや。魔法でなんとか出来そうだけどそれにも時間がかかりそうだしなぁ」
てことで困った時のディアンヌ召喚!
「どうしたんですか?」
「アイスクリーム作ってるんだけど冷やし方が分からなくて。教えてくれない?」
「アイスクリームですか! それなら水の妖精達が得意なので頼んできましょうか? これなんですよね!?」
なんかディアンヌのテンションがやけに高いな。温泉入れるからかな?
「うん、それじゃあよろしくねー」
俺がそういうとディアンヌはアイスクリームが入った容器を持って飛んでいった。
「なぁ、これあと10回もするのか?」
シャロが手首をプラプラさせながら尋ねてきた。ミスラも同じようにシャロの横で手をプラプラさせている。
「うん、多分それぐらいしないとみんなに行き渡らないからね。妖精さん達の分も必要だし」
「マジか・・・」
俺の言葉を聞いたシャロが項垂れる。
うん、その気持ちよく分かるよ。気が遠くなる作業だもんね。ほんと混ぜてばっかだから手首へのダメージが凄い。それにシャロ達は作るの初めてだしね。
次作るのはハンドミキサーが出来てからになりそうだな。
そこからはもう混ぜ混ぜ地獄。混ぜても混ぜてもキリがない。終わった頃にはみんな手首を抑えて寝っ転がってた。
「や、やっと終わった、、、」
「これはやばいな、もう二度と作りたくないぜ」
「私もですね、、、」
さて、この労力に見合うアイスクリームは出来てるのだろうか? でも、
「あら、どうしたの? みんな倒れ込んじゃって」
そこにやってきたのはリーフィアだ。
「何してんの? みんなして腕抑えて寝っ転がってるって尋常じゃない絵面よ?」
「あなたには分からないでしょうねぇ! 誰がやっても同じや同じや思てぇ!!」
「??? 何言ってるの?」
「うわぁぁぁ、はぁぁぁぁぁん!」
「ちょ、ちょっとディアンヌっ! あんたのとこのマスターさんがぶっ壊れてんだけど!?」
うん、やっぱりこのネタ通じないよね。隣で寝っ転がってるドワーフ達もなんだこいつ? っていう目で俺の事見てる。
「あぁ、それですか。発作ですよ。発作。疲労が溜まるとマスターはたまーに発狂しだしますから。放っておいて上げてください」
おい、ディアンヌ。俺についての不正確な情報を流すんじゃない。
「あと、そろそろ夕飯の準備をしないと不味いんじゃないですか? また、ディースが暴れ回りますよ?」
ディース暴れ回ったの!? 怖っ! でも、ほんとに今疲れてんの。今日は栄養剤で我慢してくれないかな。
「無理ですね。ディースはもう食べる気満々ですから今それを言ったら助走つけて殴られますよ?」
「はーーい! 分かりましたー! 今から作りまーす!」
「えっ!? マジかよ! もう、助走つけて殴られてきてくれよ」
シャロ、その気持ちはよく分かるけど、俺も殴られるのは嫌なんだ。 ゴメンな。
「はぁ、お米は私が炊きますからおかずだけは頑張って下さい」
ディアンヌはそう言うと ふわふわと飛んでいってしまった。今日はもう頑張ったから焼き鯖とおひたしときんぴらと味噌汁で許してもらおう。
なんとかなった。みんな文句言わずに食べてくれた。ディースも美味しかったらなんでも良いみたいで手間とかそこら辺は関係ないみたいで、「今日もお魚美味しいですねー!」って喜んでた。
ディースがグルメじゃなくて本当に良かった、、、
「ハルっ! あなた凄いじゃないっ! あなたのマナとーっても美味しいわ!」
俺が夕飯のお片付けをしている所に水の大精霊が興奮した様子で飛んできた。
「そうなんだ。みんなに質が良いし量も多いって言われるけどあんまり実感湧かないんだよね。
あっ、またマナの量増えてる。とうとう30万か、、、」
俺がそう言うと水の大精霊は呆れたような顔で俺に詰め寄ってくる。
「ダメなのよ、謙遜なんて。誇れるものは誇らないと他の人を貶しちゃうことになるのよ?」
いや、ほんとに実感ないから言ってるんですけど? でも、確かに俺に対しての理解が薄い人が聞くと嫌味に聞こえちゃうかもしれないな。
これからは気をつけよう。
「マスター、マスター、あの、そろそろ温泉の時間じゃないんですか?」
俺が水の大精霊と話しているにもかかわらず、すり寄ってくるディアンヌ。こいつほんとに温泉好きだな。
「そうだね。じゃあそろそろ温泉に浸かっちゃおうか!」
「やったぁーー!」
こんなに喜ぶディアンヌ初めて見たな。そんなに温泉が好きなのか? それともこの温泉もまたマナとかの影響でとっても質が良くなってたりするのかな? とっても楽しみだ。
あっ! お風呂といえば! ふふふ、大人になったらしてみたかったアレをやってみよう! となると、リーフィアにアレの協力をしてもらわないとな。俺も楽しくなってきたぞ!
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