第57話 牛さん達のお名前
えー、今回ちょーっとばかしえっちぃ部分があります。
ご注意ください。
牛に名前をつける、とは言ってもまずはそれぞれの特徴を見てからでないと名前は付けれない。
まずは、人型の牛からにしよう。なんか1番名前をつけやすそうだ。
「私の名前は非常食とかそこら辺でいいですよぉ」
「いや、ダメだろ」
なんで自分が食べられる前提なの? ほんとこの子滅茶苦茶怖いんだけど!
んー、そうだなぁ。流石に牛娘とかは可哀想だしなぁ。
うーん、、、 俺が知ってる牛と人間とのハーフは件しかないし、、、
あっ!そうだ! ここはどんな風にこの子に育って欲しいか付けるべきなんだ! そうなんだ!
いや、違うよ? 俺のボキャブラリーが少ないから思いつかないとかじゃないんだよ?
「マスター、変な言い訳とかはいいですから早くして下さい。皆さん待っているみたいなので」
むぅ、確かにディアンヌの言う通りだ。さっきまであんなに大人しかった牛達がモーモー鳴いて興奮している。
「うーん、じゃあ君の名前は今日からヒカリだ!」
この名前に込められた意味は一つだけ。卑屈なこの子がやがて太陽の光のようにみんなを照らす事の出来るような子に育って欲しい。
「わぁ! すっごくいい名前だと思いますぅ!」
どうやらヒカリも自分の名前を気に入ってくれたようだ。良かった良かった!
俺はそんな感じでみんなに名前をつけて行った。
まずは、先程交信で感謝を伝えてきた虹色の牛さん。実はこの牛さん凄いのだ。
俺達がどんな味のミルクを飲みたいか伝えるとその味のミルクをちゃんと出してくれるのだ。
それも前ガチャで引いたのより美味しい、、、
この牛さんには何時までもこの牧場のリーダーとして生きていて欲しいので千代子と名ずけることにした。
決してチョコレート味の牛乳を飲んで思いついたわけではない。
次は翼の生えたホルスタインのような小型の牛さん。とてもさっぱりとしていて運動した後にも飲めそうな牛乳を出してくれる。それでいて味わい深いから不思議なものだ。
この子はかなり人懐っこいみたいで俺だけではなく、ディアンヌにもかなり懐いていた。
それに、あの卑屈だったヒカリとも仲が良かったらしく、頬ずりしていた。
ということでこの子の名前はナツに決定だ。人懐っこいからとったんだけど、それ以外にも皆をポカポカあっためてくれるような存在になることを願って付けた。
次は真っ黒な牛さん。この子はなんと生クリームを直接出してくれる牛さんなのだ!
どうやらこの牛さんは群れるのが嫌い! みたいな雰囲気を出しているのだが俺に撫でられると目をとろーんとさせていたのでツンデレ気質があるようだ。
てことでこの子は優子。千代子の話によると1番ヒカリのことを心配してたのがこの牛さんだったらしいからね。
次は真っ赤な牛さんだ。この子はホットミルクをそのまま出してくれる牛さんだ。
なになに? ホットミルクなら他の牛のミルクをあっためればいい? 違うんだなぁ、それが!
この子のホットミルクは砂糖を入れてないのに甘くて、それもすっごい濃厚。他の牛さんにはないよさがある。それにこの牛さんのホットミルクにはあの忌まわしき膜が張らないのだ!
まぁ、ミルクの話は置いといて。この牛さんはとにかく元気。俺が撫でると嬉しそうに突進してきた。俺が吹き飛んだあとはちゃんと頭を下げて謝れるかしこさもある。
なので名前は晴子だ。この子には晴れという言葉が似合う。この子のミルクには雪が似合うけどね。
次が最後! 一見見た目は普通のジャージー種と変わらないのだが、出るミルクはなんと飲むヨーグルトなのだ! それになんかこの子だけ鳴き声が洋風かぶれで「Mooooo~」って感じの鳴き声なのだ。
これはもう問答無用で洋子だよね! うん、ピッタリの名前だと思う。
「ふー、つけ終わったね!」
名前を付けられた牛達はみんな少し輝いて見える。
「えぇ、マスターにしては中々いい名前だと思いますよ。スフィアやルプルの名付けを見ていると、、、」
「違うって! あれはニックネーム! ニックネームだから!」
「・・・はぁ、まぁいいですよスフィア達はかなり気に入っている見たいですし」
「ねぇ、ひとつ聞いていい?」
「・・・なんですか?」
「絶対牛さん達光り輝いてるよね?」
「はい」
「なんで?」
「さぁ?」
牛さん達が輝いて見えたのは物理的に輝いてたからなのかぁ。
って! そんな場合じゃないよ? なんで? なんで牛さん光ってるの?
やがて光が徐々に薄れていって輝いていた牛さん達の姿が見えてくる。どうやら姿に変化はないらしい。すると千代子から交信で連絡が入った。
『名前を付けてもらったおかげでみんな進化出来たみたいなの。これでワンランク上のミルクが出せるようになったわよ』
おぉ! 名前を付けたらみんなが進化して更にミルクが美味しくなったんだな! 苦労した甲斐があったね!
俺がそんなことを考えていると横でヒカリがプルプルと震えて何かを呟いていた。
「し、島のあるじ様ぁ!!! わ、私! ミルクが出ます! ミルクが出るんですぅ!」
おぉ! おめでとう! 良かったじゃん!
「なので! 最初は島の主様に飲んで頂きたいんです!!」
・・・えぇ?
あっ、そっか。俺、島の主だもんね。皆のご主人様だもんね。そういうのは1番に飲む権利あるもんね。というか義務なのかもしれない・・・
って! 飲めるかァァァァ! 無理! 流石に人のおっぱいから出たミルクを飲めるほど羞恥心を捨てきれてはいねぇよ!
「さぁ! グイッと!」
あっ! ちょっと待って! やめて! 頭を掴まないで!
・・・酷い目にあった。
あのあと俺はヒカリのミルクを無理やり飲まされた。
それ以上は言うまい。
ちなみにヒカリのミルクは普通の牛乳という感じで美味しかった。多分、そこらの高級牛乳を余裕で凌ぐぐらいには。
なんで多分なのかって? そりゃあの状態で味が分かるわけないでしょ。
「私、島の主様にミルクを飲んで頂けて満足ですぅ!」
「これからは出来るだけ人のいない所で容器に搾ってから持ってきてね」
「はぁい!」
本当にわかってんのか? こいつ。
「まぁまぁ、マスター。いいじゃないですか。こんな風にマスターが人のミルクを飲むぐらい!」
そういってディアンヌが取り出したのは1枚の写真。
・・・またやられた。
「分かってますね? マスター。もし、次何かをサボるようなことがあればこれを」
「分かった! 分かったから!」
「ふふふ、心配しなくてもそんな簡単にはばら撒きませんよ」
・・・ほんとかよ。まぁでも前の写真はまだばらまかれてないからほんとなのかな。
(まぁ、前回の写真はご主人様から生まれた神の間では余裕で出回ってるんですけどね)
な、なんだ? ディアンヌの声がいきなり? それもかなり嫌なこといってたけど?
「なぁ、ディアンヌ。なんか言った?」
「えっ!? えっ、、、えぇ? い、いってませんよぉ? あっ、私は少し急用が出来たのでそちらに向かいますね!」
うーん、おかしいなぁ。確かに聞こえたはずなんだけどなぁ。なんでだろう。まっ、いっか!
次は久しぶりにスーちゃんに会いに行こうかな。楽しみだなぁ!
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「ま、まさか、マスターがマナの管理を習得し始めてる? それともまだマスターに宿ってる神達の仕業ですか?
どちらにしろ、こ、これはまずいですね。」
「ディアンヌ! マスターがマナを管理を出来るようになったって本当ですか!?
ダメですよ! そんなのしたらマスターに全てバレてしまいます!」
「ま、マジかよ! 今までこんなに頑張って集めてきたのによぉ!」
「だ、大丈夫です! まだ、まだたっぷりと楽しむ時間はあります! それまでにめいいっぱい楽しみましょう!」
しかし、このことはリューにだけは知られてはいけません。リューはまだ子供ですからね。こういうことを知らないのです。
「何話してるの? ママのこと?」
「「「ぎゃーーーー!」」」
「りゅー?」
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ブックマーク80件ありがとうございます! 寝て起きたらガッツリ増えててビックリすると共にとても嬉しかったです!
あと最後の描写なんですが、少なくとも今までのキャラの設定を壊すような展開にはならないので安心してください。




