第95話 大騒ぎ
今回上手く話がまとまりませんでした。すいません。なろうのバグで5回ほどデータが消し飛んだので書き直す気力もなかったんです! ごめんなさい!
「ふあーーー・・・? あれ? ここどこ?」
私は起きると見覚えのないベッドの上にいた。
私が体を起こし、キョロキョロと当たりを見渡していると突然青い目をした白猫がヒョンっと膝の上に飛び乗った。
「にゃー! やっと起きたにゃ! 大丈夫かにゃ? 意識はあるかにゃ?」
えっ? ・・・いま、喋ったよね? てことは妖精猫?
あっ、妖精猫っていうのは妖精の1種に分類されている猫のことです。
妖精という存在自体がとっても稀少なのに、その中でもまた稀少な妖精猫は過去の文献を漁り尽くしても人族の前に現れたのは一二度程度なんです。
そんな妖精猫最大の特徴としては言葉が喋れるということです。猫の形をした生き物のなかで言葉を喋れるのは獣人と妖精猫しかまだ発見されていません。でも、この子猫ちゃんは獣人って見た目でもないので確実に妖精猫です。
ど、どどど、どうしましょうっ! こ、こんな所にこんな稀少な子が居たらすぐに貴族に引き取られて色んな研究の材料にされてしまうかも知れませんっ!! と、とりあえず、なんとかして隠さないとっ!
ペチンっ!
私が妖精猫を抱えあげようとすると、妖精猫は私の手をしっぽで思いっきり叩いてきました。
「何変なこと考えてるのにゃ! にゃーは妖精猫なんかじゃないにゃ! ただの猫にゃ! 今はご主人様の魔法のおかげで喋れてるだけなのにゃ!」
「はぁ、なーんだそういう事だったんですね!」
なーんだ。ただの猫が喋れるようになる魔法をかけてるだけなんですね。ビックリしました! でも、この猫のご主人はとても魔術に優れた人なんですね。猫の言語習得の魔法は最近完成したばかり、それも不完全な言葉を喋るだけなはずなのにこの猫ちゃんはスラスラです!
「にゃ、にゃーのことはいいのにゃ! そんなことより、ねーちゃん! 胸大きいにゃね! これはダイブするしかにゃいのにゃ!」
「えっ!? ちょっと? えっ!?」
そういうと白猫は私の胸にスポンと飛び込んできました。てか、私シャツ1枚しか来てないじゃないですか!
「ふーむ、にゃるほどにゃるほど。確かににゃかにゃかのものではあるがご主人様には全然叶わないにゃね。まず、にゃーの体が余裕を持ってすっぽり隠れてない時点で不合格にゃ! もっと頑張るんにゃよ」
そういうと白猫は私の胸からスルスルと抜け出て私の目の前でおすわりをした。
・・・はぁ? なに? この猫。人の胸に勝手に飛び込んでおいて、そんなボロクソに言いますかね? なんか腹が立ってきました。これはちょっとしたお仕置きが必要かもしれません。
「な、なんなのにゃ! にゃーは正論を言っただけにゃ!」
どうやら私の殺気をこの猫は感じ取った見たいです。後ずさりしながらこちらを威嚇しています。なかなかやりますね。
「人の世には正しくても言葉にしては行けないことがあるんですよ。良かったですね! 最後にお勉強が出来て!」
「嫌にゃー! にゃーは戦いたくないのにゃー! ご主人ー! 助けてにゃー!」
猫はそういうとベッドの上からぴょんっと飛び降り、この部屋の扉の小さな隙間からするりと出ていってしまいました。
なので、私は慌てて猫を追いかけようと扉へと向かいました。
「あの猫めっ! 絶対に捕まえてつるし上げてやるんですから!」
私が猫の出ていった扉を開けると・・・
「おあぁっ! びっくりした! あっ、良くなったみたいですね。良かった。あっ、昼食届けに来たんですが食べますか?」
そこには、あの私が追いかけていたあの男の姿があった。その容姿に似合わぬ真っ白なエプロンをつけている。というかやっぱりこの人なかなか顔いいですよね! エプロン付けててもギャップ萌えみたいな感じで似合いますし! やっぱりイケメンは正義なんですね!
「にゃっっにゃーっ!! ご主人助けてにゃー!」
そんな状況で登場したのはさっきのくそ猫。くそ猫は男の肩にぴょんっと飛び乗り、頬ずりをしながら怯えるような表情でその男に甘えている。
「ん? ニャルどうしたんだ? あっ、良ければこちらにどうぞ」
「この寝坊助女がにゃーのことつるし上げようとしてるにゃっ! それでにゃそれでにゃ・・・」
そんなくそ猫の言い分を呆れたような顔で聞き流しながら私をダイニングのテーブルへと案内してくれる。
「にゃあにゃあ、ご主人。にゃあの話聞いてるかにゃ?」
「どーせお前がいらない事言ったんだろ? あっ、すいませんね。こいつ結構失礼なやつで。後で叱りつけておきますんで! 良ければ食べてください、少し遅めの朝食です。手抜きですいませんね」
「は、はい・・・」
私の前に置かれたのはサンドイッチが3つ、ひとつめは黄色いペースト、2つ目はトマトとかレタスとかハムとかが挟まってて、3つ目は白いペーストの中に赤い果実が挟まっているみたいです。
「にゃーーっ!! ご主人酷いのにゃっ! にゃーの話も聞くにゃっ!」
えっ!? そういえばこのくそ猫はさっきからこの人のことをご主人って呼んでるけど・・・ 胸なんか無いよね? ど、どういうことなの? くそ猫のご主人は女性じゃないの?
「え、えーと、貴方がこの子の飼い主なんですか?」
「あっ、はい。そうですよ?」
「その猫ちゃんからは女性の方だと聞いていたんですが・・・」
すると、男はなにかを察したようにバツが悪そうに苦笑いを浮かべる。
「あ、あぁ、それですか・・・ アハハハハ・・・ まぁ、その・・・」
「あーっ! ごちゃごちゃ言ってるんじゃないにゃ! もう、にゃーに任せるのにゃ!」
「お、おいっ! ちょっと待て! それには段階ってもんが!」
「えーい! うるさいのにゃ! とりゃあぁ!」
「えっ? ・・・えっ? えぇっ!!??」
くそ猫が男の額に手を当てるといきなり男の体が光り輝き出した。やがて、光が消えるにつれておかしなことが判明した。あの、目の前にいたイケ男が消えて、何故か白い独特な服を来た小さな獣人が立っていたのだ。
確かに胸は私よりもおっきい・・・。
「おい、ニャル。お前のせいで面倒なことになったろ? 今日の朝ごはん抜きな」
猫の獣人がそう言った瞬間、彼女の背中から可愛いワンコと小さな赤い目を持った白い蛇が現れた。
「ケッケッケッ! でもお前の昼飯はもう出来てるから俺らのもんになるってことだな! やったぜ!」
「ニャルさんの分も私たちが存分に楽しみますからね」
「にゃあァァァァァァァァ!! ひどいのにゃあァァァっ!」
私があまりのことにポカーンとしていると猫の獣人が近づいてきてこう言った。
「はぁぁ、すいません。少しあいつら落ち着けてくるんで朝食食べて待っててください。あとで事情は説明しますんで」
猫の獣人は大きなため息をついて、じゃれあっている動物達の方へ歩き出した。
朝食を食べとけと言われましたが毒とか盛られてませんよね?
うん、どうやらごく普通の紅茶のようです。これならこのサンドイッチも食べて大丈夫そうですね。
んー、まずは安定そうないろんな具材が挟まってるやつにしましょうか。手に取ってみてみると、中にはトマトやレタス、ハムが挟まれておりなかなか美味しそうです。
ぱくっ
あっ、美味しい・・・ 外はカリッと中はふわっと焼かれたパンとシャキシャキのレタス、そしてフルーティなトマトがたまらないんですが、それらにベストマッチするパンに塗られた酸っぱくてコクのあるソースがたまりません!
つ、次はどうしましょう・・・ まだ得体の知れてる黄色いペーストのやつにしましょうか・・・。
多分卵をすり潰したものだと思うんですよね。でも、卵をすり潰したところでこんな滑らかにならないはずですし・・・なんなんですかね?
ぱくっ!
おお! 美味しいです! 少し酸味が聞いていますね! たまーに出てくるプリッとした白身がいいアクセントを編み出しています!
あぁ、食べ終わってしまいました。最後のひとつです。うーん、これなんなんでしょうか? なにやら甘い匂いが漂ってはいますが・・・
パクリ!
「おっ、美味しぃーーーーっ!」
「あっ、良かったです! やっぱり甘いものは美味しいですよね!」
は、恥ずかしいです! でも、美味しいです! 多分この赤い果実はいちごです! 甘酸っぱくてとても美味しいです! でも、この白いふわふわしたのは何なんでしょうか!? いちごととっても相性が良くてふわふわで幸せな味です!
「あぁ、それですか? それはホイップクリームっていうものなんですよ! 美味しいですよね」
「は、はいぃ」
見た目でバレるほどあがっちゃってたんでしょうか? 恥ずかしいです・・・
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