何もできないまま
ハッとしたように顔を上げた女性は、半ばあきらめ顔ともとれる表情で、胸と股間を両手両腕で隠すようにしながら、視線をあちこちに泳がせながら、恥ずかしそうにソファーの前に立つ男性の前まで歩み寄った。
そして男性の足元に跪き、一瞬のためらいを見せた後、男性のブリーフのゴムを正面から両手で掴み亀頭部分から棒部分を露出させてから、両方の持ち手を男性の腰骨あたりまでスライドさせて、ブリーフを男性の膝までずり下げた。
ブルンと、男性の赤黒い勃起した象徴が姿を現した。
女性が脱がせたブリーフを、男性は片足ずつあげて、抜き取る作業に協力した。
文字通り男性は全裸になった。
「ブラを渡せ。」
男性は命令するように言った。
女性は、背中のホックを外して、片手で両乳房を交互に隠しながら、肩ひもから腕を抜いて、右手一本で男性の目線から乳首を隠しながら、左手でブラジャーを男性に渡した。
受け取った男性は、今の今まで女性の両乳房を包んでいたカップ面を自分の顔に向け、まだ女性の体温が残る両方のカップを両手で自分の顔に押し当てて、鼻で息を吸い込む音を大きく立てた。
その瞬間、男性の股間の象徴がビクンと大きく跳ね、亀頭のサイズを上げた。
はっきりとしたキノコ型のシルエットの鎌首をもたげている象徴の太茎には、やや黒ずんだ肉色に最大限の膨張を示すかのように、血管の筋が幾本も浮かび上がらせていた。
同じブラジャーを身につけている結子は、自分の胸とブラジャーの間にある空気を吸われたような嫌悪感に襲われ、胸元を何かが蠢くような感覚に背筋に悪寒が走る。
そんな結子の気持ちなど知る術もなく男性は、女性のブラジャーを顔に押し当てて匂いを嗅ぐように荒い鼻呼吸音を立て続ける。
「おお、たまらんなぁ。いい匂いだ。」
そう言ってひとしきり女性のブラジャーの匂いを楽しんだ後
「手をどけろ。乳を見せろ。」と、無遠慮に命令した。
なにかを諦めたようなゆっくりした速度で、女性は胸を隠していた右腕を下げて両乳房と少し濃いめのベージュ色の乳首をあらわにした。
この女性の胸は、Bカップの結子よりもサイズが少し上のカップになるのだろうが、結子から見ても大きくない分、垂れ度が感じられなくて形がいい。
結子も少し忘れて見惚れてしまった。
結子も年齢より若く見られることが多いが、結子と同じくらいの年齢の女性らしい彼女も、年齢で思い浮かぶイメージよりも、はるかに若いハリのあるバストシルエットだった。
男性も満足しているようで
「2人の子供に乳を与えた女の乳にはとても見えん、きれいな乳だ。
乳首の崩れもないし,乳暈の広がりがないのも、乳の形も気に入った。
25年前と23年前か。
二人ともいい女になって、クライアントからの指名案件が多くて評判がいいと、うちの営業部でも高く評価されている。」
「ありがとうございます。部長さん、娘たちには…どうか。」
「わかってるから、大丈夫だ。
役員会にも二人いっぺんには無理だが、まずは上の子から取り立ててもらえるように、俺からも話をしているところだ。」
そう言って男性はソファーに腰を下ろして、浅めに腰掛けた。
男性の意図することがわかったのだろう。
女性は、男性の両足の間に跪き、股間でビクビク息づく象徴の太茎を左手で柔らかく掴み、血管の筋が幾本も浮かびあがらせて、女性からの性刺激を期待しているキノコ型の鎌首の先を口に含んだ。
「うぅおぉぅ。」
男性が、思わずと言わんばかりの、快感を示すうめき声をあげた。
手に持っていた女性のブラジャーを再び顔に押し当てて呼吸する。
右手で男性の袋を掴んで柔らかくもみほぐしていく。
右手の上で形のいい小ぶりの乳房が、ベージュ色の乳首を弾ませながら揺れている。
結子は息をするのも忘れそうになった。
女性のブラジャーの匂いに固執するように顔に押し当てていた男性が、ブラジャーを傍に置き、女性の頭を撫でながら言った。
「乳吸わせろ。」




