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第1回イベント『最強は俺だ!バトルトーナメント!!』よせ……ん?

総合PV1万突破にデイリーランキング入り!

皆様ありがとうございます!


改稿しました

 


「到着ぅっと」

 アルベルトとの戦闘を逃走してから30分程、一応の目標地点、大樹の前に到着した。


 こいつ(大樹)をどう思う?

「すごく大きいです」

 実際にすごく大きい、例えるなら今てっぺんまで登ってるこの木が3階建て位?に対して大樹は枝が生えてる所でも40階建て?位の高さはあると思う。


 さてここまで来た理由は一つ、誰も来ないような場所で予選参加者が減るまで待つこと!

 チキン戦法なんのその!バカと煙はなんとやら!

 安全圏から高みの見物と決め込むのだよ!ハッハッハー!


 という訳でー


「登るぞー、おー!」

 登り方は至って簡単、まずは矢を二本用意します、両手に持ちます、そ し て 、全力で突き刺す!!

 後はコレを繰り返すだけ!いやぁ簡単ですね!


 大樹を見上げると少し上の方に隠れるのにちょうど良さそうな木の洞を見つけたのでとりあえずそこまで登る事にした。



 それからだいたい10分位して



「とーちゃくっと」


 登り着いた洞の中はそれなりに広く中はちょっとした洞窟の様になっていたので好奇心のまま足を進める。


 中に入って少し進んでみると洞の入り口付近よりも更に一回り程大きな空間に辿りついた、どうやらここで行き止まりみたいだ。


「なんかあるかな?」


 壁に手を当てながら歩いてると小さなスイッチのような物を見つけたのでとりあえずポチっとな。


 カチリッ! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


「うわぁっ!?」

 スイッチを押した途端に激しく揺れ動き体勢を崩して尻もちをついた。

 一瞬立ち上がろうかと思ったがコケたくないので揺れがおさまるまで座って待つことにした。

 それから少し待ってると次第に揺れが小さくなっていき、完全に止まった。


「なんやったの今のは……?」

 ゆっくりと立ち上がってぐるりと見回す、まず自分が入ってきた通路は入ってきた時と変わらずそのままであった。


(閉じ込められたとかなってなくてよかった……)


 他に変わった所が無いか軽く見て周りこれといった事も無かったので洞の入口に戻る事にした。



 洞の入口まで戻ってきた冬歌はその光景にポカンと口を開け頭に疑問符を浮かべた。

「何これ…?」




 ーーーーーーーーーー


 sideアルベルト



 俺の名前はアルベルト、リアルじゃただのサラリーマンだ。

 このゲームを始めたきっかけは会社の後輩達が何故か俺の分まで買ってきていて押し付けられたからだな、会社でもそうだがコイツらは俺の事を何故か兄貴と呼ぶ、リアルに兄弟はいないが弟がいるとしたらこんな感じなのか?何かが違う気はするが。


 最初は仕方なく後輩達に付き合ってるだけのつもりだったが俺自身このゲームにハマったんだと思う。

 気付いたら後輩達よりレベルが上になっていたからな。


 俺のステータスはSTRとVITを重点的に降ってある、装備もその二つを上げる物で揃えた。

 見た目は………後輩達が持ってきた見た目装備だ、断じて俺の趣味ではない。



 そして今回のイベントだ。

 運よく後輩達と同じエリアになる事ができそれ程時間もかけずに合流する事が出来た、途中までは三人で協力プレイをする事に決め遭遇した敵を順調に倒して行く事にした。


 俺達が順調に敵を倒していってるといきなり目の前に矢が飛んできた。

 俺はギリギリ避ける事が出来たが後輩達は共に一撃でやられた。


 そして再度矢が飛んできた、今度は横からだ。

 狙いがわかり易かったおかげで次もギリギリだが避ける事が出来た、そして俺は矢を撃ってきたヤツがいる木をハルバードで斬った。

 切り倒された木から落ちてきたのは全体的に青でまとめた和服の女の子だった。

 落ちた時に尻を打ったみたいだか今は関係ない、先に手を出してきたのはそちらだからな。


 落ちてきた女の子に俺はハルバードを振り下ろした、生半可な防御力では耐えられる物ではない。

 これで終わりだと思った、だがその子は避けた。

 この距離で避けられた事に俺は驚きを隠せなかった。


 その隙に距離を取られてしまったが弓はこちらにある。

 万が一にも取られる訳にはいかないので弓を後ろに蹴飛ばしたらすごく睨まれた。

 そんなに大事なら手放すなよとは雰囲気的に言いづらいのでこちらも軽く睨み返すに留めたのだが何故かこの状態から自己紹介する事になった。

 彼女は冬歌と言うらしい。


 自己紹介も済まし共に臨戦態勢に入ると冬歌がいきなり笑い出したかと思えば次の瞬間には斬られていた。

 システムで軽減されてはいるがそれなりの痛みを受けた、体力も今ので四割まで減らされた、次受けたら俺の方がやられる、しかもちゃっかり弓も回収しやがった。


 俺よりレベルが低いとはいえ後輩達もそれなりに体力はあった筈だ、それを一撃で消し飛ばす弓は脅威にしか思えない。

 距離を取られて撃ち続けられたら俺は負けていたと思う。


 にも関わらず冬歌は弓を使わず俺に突っ込んで来た、しかも二人に増えて左右からだ、近づけさせる訳にはいかないと咄嗟に奥の手、二本目のハルバードを使ってしまった。

 だがそのおかげか逆に追い詰める事が出来た……筈だった。

 追い詰めたと思ったら地面に潜って逃げられた、俺も何を言っているのか……(ポルナレフ)


 それとな、この服装は断じて俺の趣味ではない!






後半はアルベルトさん視点、今後も登場予定です♪


ここまで読んでいただきありがとうございました!

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