玉藻前
たくさんの想い、たくさんの人たちを救済する物語。
自分の立場がどんなに簡単に壊れていったか、私の家族がみんないなくなった。私はずっとずっと泣いて泣いて。それでも私は本当に家族が愛おしくて会いにいってもみんなはそんな人知らない。そんな人はここには来ていない。私の大切な場所。ずっと守ってた人も忙しくて来なくなって動けなくなったって言われた。悲しくて眠る度にずっと心の奥で大丈夫大丈夫。なんとかするから。たまちゃんは大丈夫って。悲しくて泣きそうになりながら私はその人の言葉を信じた。信じ切るしかもう残された道なんかないのに。私は一人で綺麗な着物を着て何も汚れず。ずっと好きな相手を探し続ける。
私の生まれは大和歴694年。私が気がついた時にはとても息が詰まる時間。私の辛さを何も分からない人たちが私をいじめる時間。私はずっと耐える。私は好きな人と一緒にいたい。好きじゃない人は私はいらない。だから簡単に全てを奪える。私は何もしてなくても良いように利用しようとする人は私が全部奪ってあげる。私を利用するんだから。ずっと‘’開けっ放し‘’がいけないの。
私は一人なんだろうか?道様はどこにいるの?あの白い髪の神様はどこに消えたの?ずっと探す夢。私の知らない世界の話もある。ずっと私のこと、見えていないみたい。694年だけじゃない。ずっと遠い未来のことも私は守る。私の神様。白い白い髪の神様。現世の神様は私のそばにずっといる。ずっとずっとそばに。だからだからずっとずっと守ってもらう。私の大切な人。
「私はあなたにとって何ですか?私はあなたのことなんか知らないんです。いい加減にしてもらえますか?」
「うん、僕は一緒にいるだけ。もう大丈夫。任せて。守るからね。ずっとずっと。」
夢を見る。酷いことをされている夢。本当は私は少し離れたところ。そこに神様と手を繋いでずっと恋人繋ぎで守ってもらえる。辛い時に頭ごと覆い被さってずっと何も見えないように守ってもらえる。私は何かを待ってるんだろうか?いいえ、神様もずっと泣いてる。大丈夫。任せて。あなたは何もなってないよ。大丈夫。
私のそばで夜になるとずっと覆い被さって泣く私を何も見えないように。聞こえないように守る。私はずっと一人じゃない。私のずっとそばにいる。
「少し楽なってきたなら、外に出る?」
「はい…。」
「夏だから暑いよ。着込んでるけど大丈夫?」
「寒いんです。」
「あっ。ごめん。分かってなかった。ごめん。」
「良いんです。私はどうしましょうか?」
「うん。大丈夫。任せて。これだから。」
「はい。任せます。」
すっと気分が冴える。手を握って、ずっと目を見る。ずっと体が熱くなってきて、何かが体を巡り切った時に体が寒くなくなった。代わりに神様の髪がとても多くなったように感じる。
「これ。大丈夫。吸って元通りだから。」
「はい…。」
「少し外に出ないの?」
「いえ、私は見られるといけないので困ってます。」
「うん、分かった。」
また目を見る。私が何かぼやけたように見えた。
「うん、大丈夫。外に出ようね。」
「はい。」
ずっと手を握って歩く。ここのお店で何か食べよう。ここは見たことないよ。何ここ?ここがゆかりのある場所かー建設中なの?僕は暑いの嫌いなの!もう臭くなってるのかな?殺生石って紫色の岩なんだよね〜え?あぁ、なんでもないよ〜。ぼくが守るからねー大丈夫。まだ全開放じゃないからね。あぁ知らないよ〜。たまちゃん?あぁいつもたまちゃんだから気になってるの?良いんじゃない?たまちゃんね。たまちゃん。何か食べない?お腹すいた。かき氷ってないの?あー。無いの?もう作ろうかな。かき氷ねクルクル回すの。亜鉛の筒を作って水を入れて、塩と砂糖と少しのハッカ油でクルクル回すの。そしたら氷できるからね。作って食べようね。あー。シャーベットかな。まぁ良いかな?これで商売する?商人じゃなくて。神職に売るの!神様が教えてくれたって言うの!大正の割氷で売るの!お金もらえるよー。私はいいです。ここですか?私も知りません。ゆかりって何です?あなたどこの人なんですか?暑いのは一緒です!私も何か飲みたいんです。殺生石ってなんですか?紫ってあなたの髪の色どんどん紫になってきてますよ!全開放で全力出して全力で全然分からないんですけど!なんです!?帰って良いですか!?だからたまちゃんってなんですか!?私、もう帰って良いですか!?かき氷ってなんです?甘い氷?冷たいってなんです?氷は砂糖氷ってなんですか?干氷ならいつも持ってますよ。え?なんで氷ができるんです?え〜なんです?面白いですね、これ。冷たいですね。商売なんですか?神職の方は私は嫌いです。もう私は神職の方は全部取りましたよ。もう神職はありません。大正の割氷ですか?うーん、氷は子供達に分けてあげたいです。ハッカ氷でいいんじゃ無いですか?私はこれ子供のために神様が作ったって言いますけど。いいですか?
「神様が作った氷ね。もうそれでいいじゃない?神様はたまちゃんね。」
「面白くないんです。もう大丈夫なんですか?」
「うん、また来るの!待っててね。ずっと守るから。」
ずっと来なかったのに。守るも何も無い。私は何もできない。私はもう弱いまま。この氷を大事に大事にみんなで作りながらじっとあの人を待つ。夜になると私はとても静かな場所であの人を待つ。面白い話なんかあんまりしないくせにずっと嬉しそうにニコニコして私はあの人の心と話す。ずっと助けてもらった。ずっと明日はあの人と目を合わせないようにね。絶対に目を開けないようにしてね。ぼくがずっとそばにいるからね。頑張って。そばにいるからね。たまちゃん!いい?いいこと教えるけど。紫の石ができたの!たまちゃん、普通に暮らせるからね。待ってて。できたら会いに行くからね。
「来たよーたまちゃん!一緒に出かけるよー氷のクルクル持って行くよーいい?行くよー!」
ずっと歩く。とても私には遠い場所。こんな街道を通ってくれる人なんかいるのかな。なんであの筒を持ってきたんだろう?ずっと作りながら歩いてきた。ずっとあの重い筒を持って。たまちゃんたまちゃんって嬉しそうにして。泣いてる時は何度もあった。なんで辛いのかも分からない。私はずっと足を大事に守ってもらいながら歩く。歩く。
「これはなんです?私は大丈夫なんですか?これは何をするんです?」
「ぼくに任せて。ずっと守れるように道に色々仕掛けてるの。人がたくさん来れるようになってるの!これが割れる頃に大きい遊べるところもできるからね。たまに遊びに行きなよー。」
「はい。井志津さんは何をしている人ですか?」
「神・様」
「はい。もういいです。もういいんですよね?たまちゃんはもういませんよ。」
「大丈夫。たまちゃんはもうチカラは大和国に使ってもらうから。大正の割氷でいいの。」
「だからなんで氷なんですか?氷…..。たまちゃんはもういいんですか?氷は神職が作る。……。たまちゃんは水の神様でいいんですか?天使凛ちゃんってなんですか?何してるんです?迎えに行くんですか?」
「うん、ぼく死んだからどっちでもいい。諦めてるの。もういいの。一日に一回力吸い取って1695年で割れるから。そしたらたまちゃんを救うためにみんなで守るだけ。ぼくは頭おかしくなり始めているのに、どうやったらたまちゃん救えるか、もう分かったの。だから大丈夫なの!」
たまちゃん、1日一回くるからね。お兄さんに任せてね。
たまちゃんは幸せになるんでしょうか?はい、なりますよ。さぁ玉藻前ってタイトルで書いてきました。みんなはずっと先入観を取っ払って見てください。世紀の大怨霊?まぁ筒で氷なんか作ってたら、そんなこと言われるんじゃないんですか?夏で暑いのに氷作れるようになる技術持った神職の‘’神様‘’なんですから⭐️




