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02 - 始まりの村

ジンセイは、草原の上に横たわっていた。


頭上には、どこまでも続いているような青い空が広がっている。


白い雲がゆっくりと流れ、時折吹き抜ける風が彼の頬を優しく撫でていった。


「……」


ジンセイは瞬きをする。


一度。


二度。


しかし――


目の前の景色は、何も変わらなかった。


「……ゆ、夢?」


思わず声が漏れる。


もう一度、今度は何度も瞬きを繰り返してみる。


だが、結果は同じだった。


そこには変わらず、青い空が広がっている。


「……」


ジンセイの眉間に、ゆっくりと皺が寄った。


「……コントローラーは?」


反射的に両手を左右へ伸ばす。


探しているものは決まっていた。


机。


椅子。


そして――


ついさっきまで握っていたはずのコントローラー。


しかし。


指先が触れたものは、冷たい機械の感触ではなかった。


湿った草。


柔らかな土。


それだけだった。


「……」


ジンセイはしばらく黙り込む。


そして。


自分の頬を軽くつまんだ。


「チッ」


「弱いな」


痛みはある。


だが、まだ足りない。


彼は小さく息を吸った。


そして次の瞬間。


「……っ」


思い切り頬をつねった。


「くっ……!」


鋭い痛みが走る。


思わず顔が歪む。


「……痛い」


ジンセイはつねった場所を何度か撫でる。


それでも。


まだ納得できなかった。


今度は左腕を強く握る。


「うお……」


続けて右腕。


「……」


やはり。


痛い。


夢なら。


こんなにも鮮明な感覚があるはずがない。


いつの間にか、彼の両手は自分の身体を確かめるように動いていた。


髪。


首。


肩。


胸。


どこに触れても、確かな感触が返ってくる。


「……」


ジンセイは黙り込んだ。


そしてようやく。


本当に初めて。


周囲へ視線を向けた。


目の前に広がっていたのは、果てしなく続く草原だった。


風が吹くたび、緑色の草たちが波のように揺れる。


その光景は美しかった。


あまりにも現実離れしているほどに。


「……」


遠くの丘では、一頭の白い馬が駆けていた。


普通の馬。


そう思った。


最初の数秒までは。


しかし。


次の瞬間。


四本の足が、ゆっくりと地面から離れる。


白い翼が大きく広がった。


何度か羽ばたくと、その身体は軽々と空へ浮かび上がる。


そして。


何事もなかったかのように、優雅に地面へ降り立った。


ジンセイの目がわずかに開く。


「……ペガサス」


驚きの声ではなかった。


むしろ。


そこにいることを、当然のように受け入れていた。


なぜなら。


彼は知っていたからだ。


その姿を。


何百時間。


いや。


何千時間も見てきた。


視線を別の方向へ向ける。


そこには、長い首を持つ鳥の群れがいた。


彼らは地面をつついているわけではない。


鹿のように草を食べている。


「……ロックバード」


ジンセイの口元が少しだけ緩んだ。


「昔、羽根集めでよく狩ってたな」


彼の視線は止まらない。


丘。


岩。


川。


そして、風に揺れるたび淡い光を放つ小さな花。


一つ一つの景色が。


記憶の中のものと重なっていく。


「……」


やがて。


ジンセイは小さく笑った。


「全部……知ってる」


しかし。


すぐに首を振る。


「……違う」


「全部、覚えてる」


その瞬間。


頭の中に散らばっていた違和感が、一本の線につながった。


ジンセイの目が大きく見開かれる。


ゆっくりと身体を起こす。


そして。


自分の胸を指差した。


「俺は……」


一拍。


「異世界転生したのか!?」


その叫び声は、広大な草原へ響き渡った。


木々に止まっていた鳥たちが驚き、一斉に飛び立つ。


だが。


当の本人は。


しばらくその場に立ち尽くしていた。


そして。


少しずつ。


少しずつ。


口元に笑みが広がっていく。


ジンセイは大きく息を吸った。


あまりにも深く吸ったせいで、身体が少し後ろへ反る。


「ふぅ……」


そして。


「やば……」


「草の匂いまである」


「グラフィックも化け物かよ」


本来なら。


この景色はモニターの向こう側でしか見ることのできないものだった。


それなのに。


今、自分はここにいる。


ジンセイは太陽を見上げる。


眩しい光が、彼の顔を照らした。


「少なくとも……」


少し笑う。


「夢なら……」


「もう少し寝かせてくれよ」


しばらくの間。


ジンセイは、その場に立ったまま景色を眺めていた。


風の音。


草の揺れる音。


遠くから聞こえる、何かの鳴き声。


すべてが現実だった。


少なくとも。


夢にしては、あまりにも出来すぎている。


「……」


だが。


ジンセイは深く考えることをやめた。


今は。


この状況を楽しむことにした。


「まあ……」


小さく呟く。


「こんな夢なら、悪くないか」


そう言って。


彼はゆっくりと歩き出した。


目指す場所は決まっている。


この世界を。


彼は知っている。


少なくとも。


自分が知っていると思っている。


丘を下りながら、ジンセイは周囲を見回していた。


歩くたびに。


懐かしい景色が、次々と記憶の奥から蘇ってくる。


「あ……」


ふと。


彼の足が止まった。


目の前には、大きな岩があった。


ジンセイはその岩を見つめる。


数秒後。


小さく笑った。


「ここか」


そして。


懐かしそうに岩へ近づく。


「昔……」


「俺、ここで死んだな」


その言葉に悲しさはなかった。


むしろ。


昔の失敗を笑うような声だった。


再び歩き出す。


少し進んだ先。


小さな川が見えてきた。


透明な水が、静かに流れている。


ジンセイは川を指差した。


「ここも」


「チュートリアルで意地張って……」


少し間を置く。


「流された場所だ」


思い出したのか。


彼は小さく笑う。


「今思えば、あれ完全に自業自得だったな」


さらに進む。


次に目に入ったのは。


道の端に立つ、大きな木だった。


ジンセイはその木を見上げる。


「ん……」


「あれは……」


少し考えて。


「あそこから飛び降りたことがある」


木の上を指差す。


「ここから直接ボスエリアに行けると思ったんだよな」


そして。


苦笑する。


「結果は……」


「普通に死んだ」


「……」


歩きながら。


ジンセイの表情には、自然と笑みが浮かんでいた。


「よく考えたら……」


「俺、何千回くらいこのゲームで死んだんだろ」


普通なら。


何度も失敗した記憶など。


嫌な思い出になるはずだった。


だが。


ジンセイにとっては違う。


一つ一つの失敗が。


彼を強くした。


敵の動き。


攻撃のタイミング。


効率のいいルート。


最短の操作。


何度も繰り返して。


何度も失敗して。


それでも。


彼はコントローラーを置かなかった。


その結果。


誰よりもこの世界を理解した。


そして。


世界ランキング一位のスピードランナーになった。


「……」


ふと。


ジンセイの歩みが少しだけ遅くなる。


頭の中に浮かんだのは。


かつて、自分の名前があった場所。


ランキング。


そこにはもう。


彼の名前はない。


「……」


しかし。


その感情に浸る時間は短かった。


ジンセイは小さく息を吐く。


そして。


軽く首を振った。


「まあ、いいか」


今は。


昔のことを考える必要はない。


彼は再び歩き始める。


しばらくすると。


遠くに、小さな村の門が見えてきた。


ジンセイは自然と両手を腰に当てる。


「やっとか」


視線の先にあるのは。


木で作られた素朴な門。


遠くから見る限り。


何も変わっていないように見えた。


「確か……」


ジンセイは首を傾げる。


記憶を探るように。


「門をくぐったら……」


「いつも爺さんが話しかけてくるんだよな」


小さく咳払い。


そして。


わざと低い声を作る。


何度も聞いた。


何度も繰り返した。


あの台詞。


「ようこそ、旅人よ。王都へ向かう道は東にある……」


言い終えると。


ジンセイは満足そうに頷いた。


「まだ覚えてる」


口元に笑みが浮かぶ。


「何千回聞いたと思ってるんだ」


そして。


少しだけ期待するように。


村の門を見る。


「いるといいけどな」


迷いなく。


ジンセイは歩みを進める。


最初の村へ。


最初のイベントへ。


そして。


かつて何度も始めた冒険の場所へ。


足を踏み入れた。


ジンセイが村の門をくぐった瞬間。


彼の足取りが、わずかに止まった。


「……」


そこに広がっていた光景は。


彼の記憶の中にある村とは、少し違っていた。


いや。


違うというより――


あまりにも生きていた。


子供たちが道を走り回り、楽しそうな声を響かせている。


遠くの鍛冶屋からは、鉄を叩く音が聞こえてきた。


カン。


カン。


一定のリズムで響く音。


木造の家々の煙突からは、薄い煙が空へ昇っている。


井戸の近くでは、数人の女性たちが洗濯をしながら楽しそうに会話していた。


「……」


ジンセイはゆっくり瞬きをする。


そして。


村全体へ視線を巡らせた。


「NPCが……」


少し間を置く。


「めちゃくちゃアップデートされてるじゃん」


思わず口元が緩む。


もちろん。


ゲームの中でも村人は動いていた。


決められた場所を歩き。


決められた台詞を話し。


決められた時間になると消える。


それが当たり前だった。


しかし。


今目の前にいる人々は違う。


子供たちは本当に遊んでいるように見える。


鍛冶屋は本当に仕事をしているように見える。


まるで。


この世界で暮らしている人間そのものだった。


……とはいえ。


ジンセイは、まだ気づいていなかった。


いや。


気づこうとしていなかった。


彼の中では。


まだここはゲームの世界だった。


視線を動かす。


そして。


一人の老人の姿を見つけた。


白くなった髪。


少し古びた服。


そして。


手に持った木の杖。


ジンセイの目が少し細くなる。


「……」


間違えるはずがない。


何千回も見た姿。


最初の村。


最初のイベント。


全プレイヤーが必ず出会う人物。


「チュートリアル爺さん」


小さく呟く。


そして。


考えるより先に足が動いていた。


「よ」


軽く声をかける。


しかし。


老人が振り向くより早く。


ジンセイはその肩へ腕を回した。


老人の身体が固まる。


「……?」


当然だった。


知らない男に突然肩を組まれたのだから。


だが。


ジンセイは気にしない。


むしろ。


懐かしさすら感じていた。


そして。


何年もの間。


ゲーム画面越しに聞き続けた台詞を。


完璧なタイミングで口にする。


「ようこそ、旅人よ。王都へ向かう道は東にある」


「……」


沈黙。


ジンセイは待った。


次の台詞を。


この後。


老人はいつものように笑顔を浮かべ。


山の魔物について説明する。


それが。


最初のチュートリアルイベントだった。


しかし。


「……誰だ、お前は」


「……え?」


ジンセイは瞬きをした。


一瞬。


何を言われたのか理解できなかった。


記憶の中では。


この老人は優しい顔をしていた。


新しい旅人を歓迎するNPC。


それが。


今は違う。


明らかに警戒している。


「お前は……私を知っているのか?」


老人が問いかける。


ジンセイは反射的に答えた。


「いや」


「……」


老人の眉間に皺が寄る。


「なら、なぜ突然抱きついてきた?」


「……」


ジンセイの笑顔が少し固まった。


だが。


まだ認められない。


(違う……)


(台詞が違う)


(こんなんじゃない)


頭の中で警告音が鳴る。


これは。


攻略ルートには存在しない展開だ。


ジンセイは小さく咳払いをした。


そして。


もう一度。


最初からやり直す。


「ようこそ、旅人よ。王都へ向かう道は東にある」


老人の表情がさらに険しくなる。


「……お前は一体、何を言っている?」


ジンセイは眉を上げた。


「おい……」


「続き」


老人が固まる。


「……は?」


ジンセイは気にせず続ける。


「次の台詞」


「ほら」


「『山の麓の魔物には気をつけろ』ってやつ」


「……」


「そこから続くだろ?」


数秒。


老人はジンセイを見る。


まるで。


理解不能な生物を見るような目だった。


そして。


「何を言っているのか、さっぱり分からん!」


老人はジンセイの手を振り払った。


「え?」


ジンセイの目が丸くなる。


「いや……」


「だって……」


「本来なら――」


その瞬間。


ドンッ!


強烈な衝撃が腹へ走った。


「ぐっ……!」


老人の蹴りだった。


ジンセイの身体が後ろへ吹き飛ぶ。


地面の上を何度も転がり。


ようやく止まった。


「……痛い」


腹を押さえながら。


ジンセイはゆっくり顔を上げる。


老人は怒った顔で彼を指差していた。


「変な奴め!」


「勝手に人へ触れるな!」


「……」


ジンセイはただ瞬きをする。


頭の中は完全に混乱していた。


(お、おかしい……)


(俺……)


(全部のパッチノート読んでるぞ……)


視線を老人へ向ける。


(いつから……)


(……このゲームの人間に、こんな反応が追加されたんだ?)


老人は不機嫌そうに鼻を鳴らした。


「次からは礼儀を覚えろ!」


そう言い残すと。


老人は振り返り。


村の奥へ歩いていった。


ジンセイはその背中を見つめたまま。


しばらく動かなかった。


「……」


やがて。


小さく呟く。


「……変だな」


彼は首の後ろを掻く。


「ゲームのNPCって……」


「怒るもんだっけ」


少し考える。


そして。


「……このゲーム、何なんだよ」


ジンセイは、ゆっくりと立ち上がった。


腹を押さえながら。


「……」


老人の姿は、すでに村の奥へ消えている。


しばらくその方向を眺めたあと。


ジンセイは小さく息を吐いた。


「まあ……」


「いいか」


彼は服についた土を払い落とす。


「スピードランナーが序盤から文句言うわけにはいかないしな」


いつもの調子を取り戻すように。


口元へ笑みを浮かべる。


「とりあえず……」


「最初のクエスト場所は覚えてる」


そう言って。


ジンセイは村の奥へ歩き始めた。


確かに。


NPCの反応は違った。


だが。


それだけだ。


地図。


道。


村の配置。


山へ向かうルート。


それらは、まだ自分の記憶通り。


ならば問題ない。


「ルートを覚えている限り……」


「俺にはまだ、アドバンテージがある」


そう信じながら。


彼は歩き続ける。



村の中を進みながら。


ジンセイの視線は、自然と周囲へ向いていた。


家。


道。


建物の配置。


すべてが記憶と重なる。


鍛冶屋。


通りの角にある店。


村長の家。


古い井戸。


次々と横を通り過ぎていく。


しかし。


彼が探している場所は別だった。


最初のミッションへ向かう前。


プレイヤーなら必ず覚えておくべき場所。


ジンセイにとっては。


初心者時代から何度も利用した場所だった。


そして。


小さな丘の麓。


そこに。


一軒の木造の家が見えてきた。


少し古びた外観。


茶色く色あせた壁。


その瞬間。


ジンセイの足が止まる。


「……」


数秒。


その家を見つめる。


そして。


ゆっくりと笑った。


「……あった」


「あれだ」


彼にとって。


この場所は特別だった。


「昔……」


「最初のミッション前に、ここ寄らなかった日は……」


少し考える。


「損した気分だったな」


なぜなら。


この家には。


小さな宝箱がある。


中身は、決して豪華ではない。


しかし。


序盤では、その少しの差が大きかった。


回復アイテム。


素材。


初期装備の足しになるもの。


効率を求めるプレイヤーなら。


絶対に見逃さない場所。


「よし」


ジンセイは迷わず歩き出す。


扉の前に立つ。


そして。


ノックもせず。


手を伸ばした。


ガチャ。


木製の扉が開く。


「失礼しまーす」


一歩。


中へ入ろうとした瞬間。


「……?」


奥から声がした。


床を掃いていた老婆が。


ゆっくり顔を上げる。


ジンセイと目が合う。


「……」


「……」


数秒。


沈黙。


そして。


「何しに来たんだい!?」


老婆の怒鳴り声が家中に響いた。


「え?」


ジンセイは首を傾げる。


「いや……」


「ここ……」


「宝箱ある場所じゃなかったっけ?」


「……は?」


老婆の表情が険しくなる。


しかし。


ジンセイが状況を理解するより早く。


老婆の手に持っていた箒が振り上げられた。


「ちょ――」


「出ていきな!」


「うわっ!?」


次の瞬間。


ジンセイは慌てて外へ飛び出した。


「待って!」


「宝箱は!?」


「どこだよ!?」


「ここは私の家だよ!」


バタン!


勢いよく扉が閉まる。


「……」


ジンセイは、その場で固まった。


しばらく閉じた扉を見つめる。


やがて。


ゆっくり顎に手を当てた。


「……なるほど」


小さく頷く。


「この世界では……」


「ルート回収は……」


一拍。


「窃盗扱いってことか」


まるで。


新しいゲーム仕様を発見したプレイヤーのような顔。


ジンセイは真剣に頷いた。


「メモ」


そして。


何事もなかったように歩き出した。



数分後。


村の建物は、少しずつ後ろへ遠ざかっていった。


土の道は細い獣道へ変わる。


周囲の草は高くなり。


遠くには。


最初の山。


アールニカの山の斜面が見えてきた。


ジンセイは小さく笑う。


「……まだ同じだ」


ここだけは。


絶対に忘れることがない。


チュートリアルエリア。


全プレイヤーが最初に訪れる場所。


そして――


彼が最初に死んだ場所。


「……」


思い出して。


ジンセイは苦笑する。


「この時は焦ったな」


「初めてスライム見て……」


「逃げたんだよな」


そして。


「そのまま崖から落ちた」


自分でも呆れるように笑う。


「でも……」


少し考える。


「茶色い家のアイテム回収なしでスライムと戦えって……」


「無理ゲーだろ」


「俺、弱かったな」


しかし。


すぐに表情を変える。


視線を山の麓へ向ける。


岩。


茂み。


低い木々。


すべてが記憶通り。


「……確か」


「最初のスライムは……」


ガサッ。


前方の茂みが揺れた。


ジンセイの足が止まる。


「……」


視線を向ける。


「左側」


ポン。


青いスライムが。


ゆっくりと姿を現した。


透明な身体。


柔らかく揺れる輪郭。


ゼリーのような質感。


画面越しに。


何千回も見た姿。


間違えるはずがない。


ジンセイの口元がゆっくり上がる。


「……そう」


「これだよ」


彼はゆっくり腰を落とす。


戦闘態勢。


長年染みついた動き。


かつて世界一だったスピードランナーの構え。


「チッ……」


「チュートリアル」


指先をスライムへ向ける。


「時間かけるなよ」


一瞬。


世界が静かになった。


風の音も。


草の揺れる音も。


すべてが遠ざかる。


そして――


スライムと。


かつて世界ランキング一位だった男の視線がぶつかった。


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