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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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092 稼ぎますかね

アクセスありがとうございます。

 これまでとはうって変わって、コロニーへ着くまでに何のトラブルもなく、無事に到着した。


 始めてから今までに色々有りすぎて感覚がバグっているが、本来は宇宙船で移動して目的地に到着するまでに、何かしらのトラブルやアクシデントに巻き込まれるのは、1割に満たないという統計がある。


 宙賊が沢山いるとはいえ、数には限りがあるので、MMORPGのように無限に出てくるわけじゃない。


 無限に近いくらいいるように感じるが、システムによって管理されているそうなので、多くても限りがあるとのことだ。


 一時期、宙賊狩りが盛んに行われていた時は、ある宙域から宙賊が姿を消したと言われるくらいの空白宙域がうまれたそうだ。


 宙賊に会いたければ、探しにいくべし! というのが、ギャラクシーオンラインの名言とされるくらいには、レアなケースが続いたということだな。




 コロニーで医療物資を卸し、余剰物資からレアメタルが精錬されたインゴットを購入し、レアメタルが足りていない開拓惑星へ運ぶコースをとった。


 訓練や座学ばかりではつまらないので、動画配信のコンテンツからアニメを選んで、適当に流しながら明日の出勤に備えて資料をまとめることにした。


 資料といっても、そう難しいものではない。


 月末まで1週間ほどなので、今月の売り上げ見込みと来月の売り上げ目標の数字を入力するだけだ。


 仕事としていえば、契約だったり関係者への連絡だったりと色々あるのだが、月一の報告会なので、数字を報告して今月の動きを報告すれば終わりという簡単なものだ。


 それでも、上司のストレス発散というか、報告が上手くできない同僚の吊し上げをみるというか、簡単に報告すればいいのに回りくどかったりと、結構ストレスが溜まるので、正直憂鬱な会議だ。


 別に何かを決める会議ではないので、1人あたり5~10分もあれば報告と質疑応答が終わるのだが、報告者が15人で何故か丸一日潰れるという苦行の報告会だ。時代錯誤もいいところだろう。


 そんなくだらない会議も、ゲームのことを考えられるなら、苦行ではなくなるかな?



 数字の入力は、毎日書いている日報から数字だけを抜き出して、自分で作成したエクセルへ貼り付けて、残りの1週間分は今月の利用者様の状況を加味して入力して……10分程で終わった。


 そういえば先ほど、同僚から報告や質疑応答の仕方について聞かれていたので、自分なりに解釈したものを噛み砕いて送信しておいた。


 仕事だけの話ではないが、分かりやすく説明するというのは、考えているより難しいものだ。自分では当たり前だと思っていることすらも、相手が知らないこともよくある。


 詳しく説明を求められないのであれば、できるだけ簡潔にまとめて、長文にしないことを心がけている。


 簡単に説明したつもりでも、文章が長いと混乱することもあるからだ。



 資料をまとめているだけだったのに、なんでこんな風に思考がとんでいるのかといえば、このゲームの情報サイトや個人のブログなど、読んでいる人は知っていて当たり前と思っていることを書かないため、俺には理解できないことが多かったからだ。


 詳しく知りたいのにその部分について書かれておらず、的外れだったりするので正直困ってしまうことが、この3日間で何度もあったのだ。


 例えるなら、辞書で調べているのに書かれている意味が分からず、その言葉を調べるために違う辞書を調べる感じなのだ。


 こういう事があったら、自分で見返すために自分でまとめてしまうんだよな。



 ぶつぶつと言いながら、今まで調べたことを、自分なりに簡潔にまとめていく。


 まだ3日目なのに、何十個と調べたもんだな。これは、俺が聞き齧った範囲での調べものなので、俺が知らないことは調べようがないので、ゲームを続けていけばこれが3桁に届くんだろうな。


 まとめた内容を、少し遠い目をしながら見ていると、時間が加速した。



 どうやら、目的の開拓惑星に到着したようだ。


 現実の世界では2時間以上経っていたようで、この世界では半日程経っている感じだな。


 開拓惑星とはいえ星の状態が整うまでは、入植せずにコロニーや拠点船と言われる居住性能が高い場所で活動するそうだ。


 軍の超大型艦よりは小さいが、民間船としてみれば最大級の大きさを誇る船が目の前にあったので、少し圧倒されている。


 軍の超大型艦も家族と一緒に生活できる空間があるため、10万人近い人が艦の中で生活していたりする。拠点艦でも同じで数万規模で人が乗り込んでおり、生活をしているのだとか。


 食料の生産プラントも内包されており、船が壊れない限りは半永久的に生産が可能なシステムが搭載されているらしい。


 静止している状態で、宇宙から得られるエネルギーだけを使って、船全体をまかなうことができる設計がされているようで、色々な物が船の外に展開されており、エネルギーを吸収しているのだとか。



「ミッションコントロール。こちら、X-357。着艦の許可をいただきたい。対応をお願いする。一応、こちらの積み荷の詳細を送っておくので、確認していただきたい」


 少しごたついているようなので、簡潔に情報を伝える。


 しばらく待っていると、アンドロイドではなく人によってポートへと誘導される。


「……ん? アンドロイドじゃなくて、人が対応するのっておかしくないか?」


「そうですね。個人の船でない限り、アンドロイドが直接対応してから、上へ情報を上げるはずですが……おかしいですね。少し、内情を調べてみましょう」


 セバスがそういうと、イリーガルな情報まで根こそぎ調べることになるので、正直バレないか心配なんだよな。


「ご主人様、総合ギルドの特例事項にあたるので、多少の情報閲覧は問題になりません」


 特例事項……?


 どうやら総合ギルドでは、色々なコロニーや船、宇宙ステーションなどに移動する関係上、対応に不審な点があった際には、事後承諾になるが遠隔で接続できる情報を引き出すことが許可されている。


 接続できる情報は、ギルドによって管理されているので、接続して調べたと言えばいいようだ。教えるための情報なので、事後承諾でも問題なかったりすることもあるのだとか。


 今回に関しては、初めに対応したのが人間だったので、明らかにおかしいということでセバスは遠慮なく、遠隔で船のシステムに接続して情報を引き出すようだ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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