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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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091 頑張る!

アクセスありがとうございます。

 ゲームの仕様というべきか、俺がログアウトしていた時間はゲーム時間にすれば3日以上なのに、軽い空腹で済んでいるのだから不思議だ。


 今回は睡眠ポッドなどを使ったわけではないので、生身の状態で3日も寝ていたことになる……色々大丈夫なのか心配になるが、ゲームだから気にしたら負けなんだろうな。


 時間が流れるタイプのゲームをやったことある人って、1度は考えたことあるのではないだろうか? 意味の無い事だと分かっていても、何となく考えてしまうのは仕方がないよな。


 どうでもいい事を考えていると、もう倉庫に到着してしまった。


 倉庫と言っているが、地上にあるような倉庫とは違う。コロニーみたいな構造物で作れば楽なのではないかと思うが、小惑星の中身をくり抜いて、その部分を倉庫として使っている。


 良く分からない技術が使われているのか、そういった小惑星が沢山集められて1つの大きな惑星みたいになっている。重力を操る何かが使われているのだろう。


 船で倉庫の前まで移動すると、俺のマルチギアから情報を読み取って、シャッターが開いた。


 そのまま中へ入ると、光がついて倉庫の中が明るくなる。


「おぉ~、あれが鹵獲した貴族の船か、所々修理されているのはサービスかね? 中身は全部取り換えるつもりなので、修理されてても困るんだけどな~」


 それを聞いてセバスとメイは苦笑している。


 隅の方には、クラス5の主砲とクラス4のEMLが2基置かれていた。


 セバスが貴族の船だったものにアクセスして、船の状態を調べ始めた。


 ジェネレーター、シールド発生装置、エンジン、ジャンプ装置等々、必要な物はすぐに稼働できる状態になっているようだ。新品とまではいわないが、しっかりとメンテナンスもしてくれているようだ。


「お金があれば、すぐにでも運用することが可能そうですね」


 そう! お金がない! ということで、稼ぎに行かねばならない。宙賊狩りは、色々と美味しかったけど、やはりリスクも大きい。今回は色々と失敗した感じはあるが、負ければマイナスになるので、しばらくは触れたくないな。


 交易で稼ごうとすれば、時間がかかりそうだけど、チマチマ稼ぐしかないよな。


 2日前のあれみたいに、いろんなトラブルに巻き込まれるかもしれないけど、慎重に稼がないとマジで借金生活になってしまう。それだけは勘弁してほしい。


「よし、目標は出来た! 改造費とその後の交易分のお金くらいは、溜めておきたいな。正確な数字は分からないけど、メイ、後で数字を出しておいてもらってもいいかな?」


 メイから了解を得て、俺の目標金額が決まる。クラス1のカーゴ容量しかないこの船では、時間がかかるだろうが、着実に稼ぎに行こう。


 倉庫を後にして、首都星にある宇宙港へ移動する。


 総合ギルドへ足を運び、受付の人に割のいい仕事がないか聞いてみた。


 やはり聞いたところで、割のいい仕事などあるものではない。そういった仕事はすぐに他の人に取られてしまうし、タイミングも重要になってくる。


 その仕事を受けるために、併設されている食事処で1日中待機している人たちもいるそうだ。


 ある程度大きな船を持っていて、割のいい仕事を受けられたら、1ヶ月はのんびりできるくらいの稼ぎにはなるらしい。


 船に乗っている人数にもよるだろうが、交代でここに詰めているんだろうな。


 となれば俺が取れる方法は、質より量ってことで回数を増やしてお金を稼ぐしかないか……やはりカーゴが小さいのがアダとなるな。特殊船倉を使う依頼なんてそうあるもんじゃないからな。


 カーゴが小さいのなら、やはり首都星からは医療物資を運んで、首都星へ戻ってくるときに嗜好品を積んで返ってくるコースがベターみたいだな。


 首都星でなくても主要星であれば、同じような交易路を組むことができるそうだ。決めている金額があるのであれば、首都星を中心にしなくてもいいのではないか? といわれた。


 それについては、今すぐに決められないので、ひとまず医療物資を相場より高く買ってくれそうなコロニーへ、ちゃっちゃと荷物を運んでしまおう。


 医療物資の搬入はギルドにお願いしたので、すぐに運び込まれるはずだ。対応が早いのもギルドの良いところだよな。多少割高になっても品質は保証されているから、医療物資などに関しては、ギルドが一番だろう。


 船へ戻ると、既に積み込みが始まっており、セバスが中身を確認してくれていた。


 ギルドで購入したものであれば、違法な物にすり替えられたりはまずないが、ギルド以外の所から購入した場合は、行先によっては違法に積み込んだりする商会もあるらしいので、ギルドが相手でもしっかりと確認しておく癖をつけないとな。


 俺もセバスにどのように確認しているか、改めて教わった。


 付き添ったことはあったが、こうやって自分で検査するのは初めてなので、セバスに注意されながら頑張って覚えたよ。


 問題はなかったので、目標のコロニーへ向けて移動する。


 道中は、基本はメイン航路と呼ばれる安全なルートをセバスに運転させ、俺は今日の運動を始める。


 体の隅まで意識するようなストレッチを教わり、時間をかけて実践する。ストレッチの後は、軽い運動をした。


 ゲームの中でなんで運動しているのだろうか? と思うこともあるが、ダイブ中の体の操作が楽になる感覚があるので、無駄ではないのだと思う。


 戦闘訓練もしてみようと思ったので、メイにお願いするが……武器の扱い方からの勉強をすることになった。


 がむしゃらに剣を振ればいいという話でもない。


 船の主砲を当てるにも、ある程度の知識が必要なように、剣を振る、銃を撃つという行動にも、ある程度の知識を身に付けてからの方が、効果が高いらしい。


 宇宙で剣なんて使う機会はまず無いから、銃の取り扱いとか、特性などをしっかりと知っておくことは大切だ。


 2時間ほどみっちりと座学をした後に、30分程射撃訓練を行った。


 FPSゲームとは違い、自分の体をしっかりと使って照準し、銃を撃つ必要がある。マウスやコントローラーでの操作ではなく、自分の体を動かす必要があるので、苦手な人はとことん駄目らしい。


 訓練初日では、合格点はもらえなかったが、船の砲撃とは違い、これはこれで楽しかった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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