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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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076 何となくそんな気がしてた

アクセスありがとうございます。

 こんなに何度も同じ場所に来るものなのだろうか?


 どうでもいい事を考えながら、今回の商船の対応について色々質問されている。人間の俺だと偽証する可能性があるので、俺は隔離された部屋でセバスの事情聴取の様子を、メイと一緒に眺めている。


 隔離されているのは、通信でセバスと連絡をとれないようにするためで、何か悪い事をしたから拘束されているわけではない。


 民間船で死者が出ているので、そこらへんの確認をするために、軍がセバスの話を聞いている状況だな。


 この要塞艦に息のかかっている軍人がいるのかは分からないが、今回に関してはすべて映像証拠が残っているので、ここからひっくり返されることはまずありえない。


 この国でなければ、証拠を隠滅して闇に葬られる可能性はあるだろうが、この要塞艦に来る前に、近隣のギルドにも首都星のギルドと軍にもデータを送っているので、これをすべて隠滅するのは不可能だからな。


 この状況で俺たちに何かあれば、この要塞艦の軍人の中に裏切り者がいると証明することになるだけだ。


 こういった複数の宛先にデータを送るのは、ギルドで推奨している事なので、軍を信用しているしていないの話ではないので、失礼には値しない。


 するしないに関わらず、証拠隠滅することができるから問題になる。ならば、隠滅できないようにするために、複数の宛先に送るのがギルドの方針だ。


「映像データを引き出して説明しているセバスに、ねちねち言っている奴がいるけど、こいつは商会の関係者なのか?」


 思ったことを口にして、メイと俺たちを監視している軍人に質問してみた。


「何かしらの利益供与はあったかもしれませんね。映像証拠があるのに、過剰防衛だのやり過ぎだの言っているのは、明らかにおかしいですからね。そうですよね?」


「我々は、何も話す権利はありません」


「犯罪の証拠を提出しているので、一応任意での事情聴取でしたよね? でしたら、今すぐに解放しててください。こんなくだらない事情聴取を見せられるくらいでしたら、宙賊を狩っていた方がよほど有意義です」


「我々には、その権限はありません」


「無いのでしたら、すぐに権限のある人間を呼ぶか、確認をとってきなさい。それをしないのであれば、この事情聴取と拘束は不法行為になります」


 メイの口調が少し強くなっている。俺が不愉快だと感じているのが分かるようで、ここから出るように画策しているようだな。


 それを聞いても、この軍人たちは動かない。


 この2人と尋問をしている1人は、おそらく商会の関係者ということだろう。


 メイが急に目をつぶり、俺の肩に手を置いた。俺のマルチギアが反応し、テキストデータが送られてきた。


『少々手荒になりますが、状況を変えさせていただきます』


 何をするのやら?


 メイの胸付近から、ブゥンと音が鳴り、この部屋の電気が消えた。セバスの様子を見ているモニターは見えているので、この部屋にナニカが起きたようだ。


 監視していた軍人2人もこの状況には慌てており、何が起きているのか確認するために、1人が外へ出ていった。


『通信隔離を解除した反動で、この部屋と周囲の電子回路が、誤作動を起こしてしまいました』


 アンドロイドの体って、EMPみたいなことができるのか? 自分も危ないはずなのに、大丈夫なのだろうか?


 5分もすると、部屋の外が騒がしくなってきた。


 ガシャガシャと重い音も聞こえているので、強化外骨格が動いているのだろうか?


 部屋の扉が開かれ、軍人が振り向くと同時に機械の手によって頭を鷲掴みにされ、バチンと音が鳴ると全身の力が抜けたように、だらんとなる。


「ナインヘッド様、メイ様、誠に申し訳ありませんでした。事情を聴くだけのはずでしたが、尋問まがいな対応があった事を、深くお詫び申し上げます」


 入ってきた偉そうな人が、こちらに向かって頭を下げている。


 どうやら今回の事は、一部の軍人……10名前後が関係していたようで、自分たちに不利になることがバレないように画策したものだったらしい。


 別にお前たちを裁こうともしてないのに、勝手に暴走して自滅に俺たちは付き合わされていたようだ。


 俺たちを始めに監視していた人たちは、交代が来たことを不審に思っていたが、上からの命令だったので自分たちの持ち場に戻ったらしい。事情聴取している奴は、そこそこ階級が高かったのが面倒な事だったらしい。


 上からの命令で、監視や尋問する人間がコロコロ変わるのが軍なので、不審には思っても、いつもの事か……で済ませてしまっていたらしい。


 メイが送り付けたデータが、要塞艦に乗っているお偉方に届き、すぐに制圧部隊が動かされたようだ。


 後で話を聞いたら、何もしなければ、多少の罰金で済むようなことだったのに、勘違いして先走ったがために、最悪の結果を招いたんだとさ。


 俺は何も悪くない!


 俺は自分の船に戻ったのだが……何か違和感を感じる。


「セバス、メイ、船に何かおかしいところはないか?」


 フリーフライトチェック……無重力だから出来る、外装などのチェックを行うが何もおかしなところはなかった。


 2人も気付けないのに、俺だけが気付くのはさすがに変か……中に入って一応調べてみたが、パッと見える範囲で特になんともない。


 特に盗まれる物も積んでいなかったので、やっぱり俺の気のせいだったのだろう。


 メイとセバスが俺たちがいなかった間の、船内映像を確認すると……入り口から何かが投げ入れられたのを確認できた。


 その場所を何度確認しても、何が投げ込まれてきたのかが分からなかった。


 このドックの管理者を呼んで、何が投げ込まれたのかを調査するようにお願いする。


 かなりの人数を使って1時間ほど調査するのだが、投げ込まれたものが何かも分からず困り果てた管理者が、映像解析をさせるために、研究員を呼び出した。


 半日前くらいにあった、あの人だ……ん? この人今ここにいるのっておかしくね? 労働時間どうなってるんだ?


 その映像を見た研究員は、一瞬でナニカを理解したのか、研究室に連絡を入れた。


 少し話すと、何かを待っているのか、指で自分の腕をトントンしていた。


 驚きの声を上げて電話を切る。そのまま管理者に何かを伝えると、管理者の顔から血の気が引いた。


 え……ナニカ、本当に危ない物だったのか? さすがに顔色が変わり過ぎなんだが……マジで何があったんだ?

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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