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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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071 知らなかった裏話

アクセスありがとうございます。

 要塞艦ともなるとドック自体が複数あり、用途なのか部隊ごとなのか分からないが、使い分けているんだな。


 パッと見た感じで、2ヶ所は船が出入りしている場所が見えるので、見えない部分を考えれば、6ヶ所くらいはドックへの入り口がありそうだ。


 連れてきてくれた軍艦のオペレーターの話では、要塞艦に収容されるのはクラス6までで、それ以上の軍艦は収容されず、随伴艦のように近くにいるらしい。


 ここにいる軍艦たちが、宙賊相手の戦力だということを考えれば、主力になるのはクラス2~4あたりが中心になるので、クラス7以上の軍艦はここでは必要とされていないな。


 ここにあるクラス7以上の軍艦は、周辺宙域に派遣されるために待機している状態で、メンテナンスや部隊編成を行っているんだとか。


 俺は何かを勘違いしていたようだな。1つの宙域に大小なり1つ以上の軍の部隊がいると思っていたが、中心宙域に要塞艦などがあり、そこから周辺宙域にパトロールへ出かけるようだな。


 コロニーや宇宙港は、補給や休憩に使っているだけで、基本的なメンテナンスとかは、要塞艦で行っているんだってさ。


 普通の船と軍艦では、武装に使われている実体弾が違うので、各コロニーや軍港に物資を置いておくと邪魔でしかないため、弾薬系の補充は要塞艦や超大型艦で行うんだってさ。


 実体弾の何が違うのかと疑問に感じて、質問してみたら答えてくれた。


 簡単に言うと、実体弾とはミサイルを指すらしく、俺のイメージしている海に浮いている戦艦のような砲塔で撃たれる、砲弾とは違うらしい。


 ミサイルも民間と軍艦の物は大きく違うらしい。性能が高いだけでなく、レーダーに映りにくかったり、シールドに対する特殊な飽和装置がつけられているのだとか。


 宇宙で追尾性能の無い実体弾は、EMLかミサイル迎撃用のオートタレットくらいだろうだとさ。


 言われてみれば、弾速の遅い砲撃をしたところで、宇宙じゃまず当たらんもんな。EML……レールガンだって、地上では早い早いと言われていても、光学兵器と比べれば遅いもんな。


 地球上の常識しか知らないので頭が混乱するけど、色々と知ると面白いもんだな。本当にこのままの世界がやってくるとは思わないけど、思ったより作り込まれてるんだな……と感じる。


 ドックに入るまでの雑談で、ミサイルは船の速度も使って撃たれるが、追尾性能もあり命中率はかなり高いが、距離による縛りがある。


 それに対してEMLは、距離による縛りはほぼなくなり、ミサイルに比べても弾速はかなり早い。磁力に反応する金属さえあれば撃てるので弾薬庫を圧迫しないが、追尾性能は無く一直線でしか飛ばない。


 地上で空気抵抗があれば、多少弾の軌道を変えられただろうが、真空の宇宙では本当に真っすぐにしか飛ばない。重力の影響を多少受けるだろうが、軌道が大きく変わるような宙域では戦闘自体が起こらないだろう。


 散弾の様に小さな弾を撃ち出すにしても、距離が離れれば集弾率が下がり、シールドに対する飽和能力も大きく下がる。ただミサイルとは違い、発射のタイミングを見ていないと、シールドか船体に当たるまで認識しにくいという利点がある。


 過去にEMLでミサイルを撃ち出せば、超高速のミサイルが撃ち出せるのでは? と研究が行われていたらしいが、いくら速くとも探知される実体弾であれば、主砲で簡単に落とされてしまうことから、実験が中断されたそうだ。


 雑談を聞いて思ったのだが、EMLの散弾って近距離戦に使うなら、かなり優秀なのではないだろうか? EMLもエネルギーをかなり使うとはいえ、光学兵器に比べれば微々たるものだ。


 撃ち出す弾のサイズにもよるが、それでも誤差の範囲だとのことだ。


 止まっている的には大弾を、動いている的には小弾を、って使い分ければEMLも輝けるんじゃないか?


 次の船に左右に1門ずつ、2門の中型EMLを積めないだろうか? 金属加工用のレプリケーターを積めば、船の中で金属を加工できるし、面白いのではないだろうか?


 カーゴの容量を多少潰してしまうだろうが、クラス4のカーゴ容量くらいは確保できるだろうし、一部はこの船の強みである特殊船倉としても使えるので、交易だって多少できるだろう。


 ラボに到着すると、すぐに作業員というか研究員が出迎えてくれて、船の話を聞かせてくれと、鼻息荒く迫ってきた。美女だったら多少喜ぶが、清潔感の無い無精ひげを生やしたおっさんたちはノーセンキューだ!


 セバスに研究員を押し付けて、俺はメイと一緒に比較的まともな研究員に連れられて、鹵獲した船の元へ移動する。


 そういえば、オートタレットの弾丸ってなんで、火薬を使ってるんだろうか? 小型のEMLじゃダメなのか? 補給の申請の書類を見て疑問に感じた事をメイに聞いてみると、付き添ってくれている研究員から回答がある。


「極端な話、砲塔を動かせるだけのエネルギーがあれば、弾を撃ち出せるからですよ。小型でもEMLはそれなりにエネルギーを使います。どんな状況でも使えるように、最後の砦には火薬が使われているんです」


 他の理由とすれば、昔作られたEMLオートタレットは、細かな砲塔の修正が難しく、迎撃性能が良くなかったらしい。使用頻度が限りなく低いオートタレットは、研究が進められていなかったりするんだとか。


 今で十分な性能を有しているし、フレアやミサイル専用の欺瞞装置だったり、チャフでミサイルのレーダーを使えなくしたりすれば、直撃は結構避けられるようだ。


 それでも複数本を同時に撃つので、欺瞞されずに船に届く物があり、シールドは簡単に飽和してしまうそうだ。それにミサイルの至近弾による爆発でも、シールドを削られてしまうのだとさ。


 そもそも、最後の砦など使わないに越したことはないので、それを使うようなら操船能力や船の総合的な性能が足りていないと判断される。身の丈に合っていない相手を狙っている事でもあるとか。


 色々あって、今の形に落ち着いているんだと感じた。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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