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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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066 初戦はいい感じ

アクセスありがとうございます。

 よし、拠点とするコロニーへやってきた俺は、一応ギルドに届け出しておく。しばらく宙域にとどまる場合は、この周辺で活動すると届け出しておくことが推奨されているので、それに倣ってギルドへ顔を出している。


 宙賊が増加傾向にあるので、注意してくださいと言われた。


 やはり増えているようで、被害が増加傾向なんだな。


 現状確認されている船のクラスを聞くと、大半がクラス2~3とのことだ。2隻だけクラス4が確認されているが、それ以上は今のところ報告はないそうだ。


 宙賊が増えたせいか、アステロイドベルトでの採掘者は減り、ある程度大きな小惑星を狙って集団で行動しながら採掘しているみたいだ。


 どのくらいの集団かと聞いたところ、20隻前後が集まっているそうなので、おそらく襲われることはないだろう。


 採掘船は基本的に武装は乏しいのだが、反撃用にミサイルを積んでいるので、20隻も集まっているところに、宙賊も向かうことはないだろうと、セバスもメイも判断している。


 なるほどね。採掘船は護衛をつけるわけじゃなく、一応攻撃能力があるんだな。大体複数で行動しており、今回は自衛のために5集団くらいが集まって行動しているんだとか。


 ここ1週間の被害場所のデータをもらい、俺たちは船に戻る。


 セバスが船のチェックをしており、問題ないとのことですぐにでも出発はできるが、その前にもらってきたデータに目を通す。


 飯を食べていた時に調べた情報をもとに、宙賊のいる場所の目星を付ける。


 宙域全体で被害が発生しているが、日ごとに分けると少しずつ移動しているのがわかる。ある一点を中心にして球状に被害が発生しているので、中心の空白エリアに拠点があるのだろう。


 それがわかっていても軍が出動しないのは、人手が足りないこともあるが、正確な座標がわからないと、強襲も仕掛けられないため動かないのだとか。撃沈すると、ブラックボックスが破損してしまう事が多いため、正確な情報が抜き取れないらしい。


 となると、船を鹵獲できれば一番いいってことか。宙賊とブラックボックスが両方とも手に入る……


「2人とも、話を聞く限り、こっちのほうが装備は圧倒的に上だから、可能なら鹵獲をしよう。ダメでもブラックボックスを完璧な状態で確保したい」


 そう2人に宣言して、船を出す。


 俺が狙うところは、被害があった一番遠い所から、中心までのちょうど中間の位置だ。そこにアステロイドベルトがちょうどあり、そこへ潜んで宙賊を待ち構える予定だ。


 ちょうどよさそうな小惑星にアンカーを打ち込み、船を固定する。


 この小惑星のサイズであれば、こちらのレーダーが貫通するので、死角がない。バウンティハンターのまとめで、そういった小惑星を選ぶといいと書いてあったので、実践しているところだ。


 船体の温度を下げるため、不要なエネルギーはすべてカットして、緊急冷却装置も作動させている。


 30分ほど暇を潰しながら待っていると、宙賊が現れた。クラス2が3隻。俺の船なら問題なく倒せる戦力だ。注意すべきはミサイル攻撃だが、自分たちがピンチにならなければすぐに使う判断はないと思う。


 アンカーを外して、射線が通る位置へ移動する。


 後方……真後ろから撃ち抜くと撃沈してしまうので、斜め後ろになる位置につける。


 狙いを定めて、ストレージにあるエネルギーを半分ずつ、3隻のうち2隻のエンジンへ向けて主砲を撃つ。


 こちらの主砲であれば半分のエネルギーでも、メンテナンスされていないクラス2のシールドを撃ち抜けるからだ。シールドで多少減衰するが、エンジンを破壊するのには問題ないだろう。


 急な砲撃に驚いた宙賊船だが、狙った2隻のうち1隻は何とか回避行動をとったため、エンジンを中破して終わってしまった。もう片方は、すでに航行不能になっている。


『無警告の発砲とか殺されてえのか!』


「宙賊に慈悲はない。3隻で行動しているのに、トランスポンダーを出していないお前らが悪い。俺も潜んでいた間は、出してなかったから殺されても文句は言えないけどな」


 俺が無警告で砲撃したのには理由がある。気付かれないように走査したところ、賞金がかかっていたので、警告する必要もなかったのだ。クラスが上のレーダーだと一方的に調べられて便利だね。


 バウンティハンターのサイトにも、可能な限りレーダーはいいものを積むように書かれていたのは、こういうことなんだろうな。


 エンジンが中破して動きが遅くなった宙賊船をかばうように、動ける宙賊船がこちらへ近付いてくる……こっちのほうが強いのに、逃げずに襲ってくる?


 宙賊が仲間をかばうという行為にも疑問がある……となれば、時間稼ぎだろう。援軍を呼ぶ可能性があるな。


「セバス、ショートジャンプ用のエネルギーで回せる分だけ、主砲へ回してくれ。2発撃ちたい。弱くてもいいから、20パーセントくらいのエネルギーがあれば問題ない」


 俺の指示に従って、セバスがエネルギーを回してくれる。


 これもまとめのサイトに書いてあったものだが、自分たちが不利になれば逃げるが、逃げずに向かってくる場合は、増援の危険性があるからコクピットを撃ち抜くか、撃沈させないと後々不利になるとのことだ。


 エンジンが中破のほうは確実に沈める予定なので、強めにエンジンをもう一度撃ち抜く。さっきよりエネルギーは少ないが、すでにシールドも張れない宙賊船は簡単に被弾して、爆発した。


 あちゃー、沈める予定ではあったけど、爆発するとは思ってなかった。


 で、完全に足が止まっている宙賊船には、しっかりと狙いを定めコクピットを撃ち抜く。レーダーで走査したときに、コクピットの位置は把握済み。


 残った宙賊船の動きは……反転して逃げようとしている。


 しくじったな、もう使えるエネルギーがないから、あいつらを逃がさないエネルギーがすでにない。


 1隻鹵獲できただけでもいいとしよう。


 ショートジャンプをして逃げて行った宙賊船は無視をして、すぐに回収作業に入る。それと同時に、宙賊船を鹵獲したことを軍に連絡する。


 多少報酬は減るが、安全を考えるなら軍に来てもらって、引き渡すのがベターだろう。受け渡したらそのまま、また宙賊狩りに行けるしな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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