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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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060 謎の追及が始まる?

アクセスありがとうございます。

「ご主人様、エンジンを撃ち抜いて驚いているようですが、この距離でエンジンを撃ち抜けなければ、むしろ驚きますよ。戦闘機で言えば、機銃で撃ち合う距離で光学兵器を使うので、着弾までにほとんどラグは無いんですから」


 そう言われて納得する。着弾までにラグが無ければ、光学兵器が当たらない理由は無いからな。この距離なら照準を合わせて撃つだけで、普通に当たるんだな。


「セバス、相手の船はどうなってる? ジェネレーターは生きてるはずだけど、オーバーロードとかはしないよな?」


「エネルギー反応からして、オーバーロードしたとしても、爆発するようなことはないので問題ないと思われますが、念のため宙賊船の制御を奪うのがよろしいかと思います」


 乗り込まずに制御だけ奪うことを提案してきたセバス。どうやるのかと思えば、有線で船同士を繋いで、高性能のセバスとメイによるハッキングだとさ。


 陽電子頭脳を持っているセバスとメイの2人にかかれば、相手が陽電子頭脳を搭載した船でも、2対1で倍以上の性能で力押しできるそうだ。


 普通の船にもAIは搭載されているが、陽電子頭脳を搭載する船は基本的に無い。そもそも社会的な信頼度の高く真っ白な人間しか買えない物なので、購入できる人の絶対数が少ないらしい。


 陽電子頭脳を管理しているのは、国などではなく機械生命体といっていいのか、陽電子頭脳たちが自分たちを管理しているので、そこからの信頼がない限り買うことができないようだ。


 軍の信頼度が無いと買えないような話を前にしていた気がするが、それは高性能なアンドロイドであって、陽電子頭脳を搭載するとなると、両方からの信頼が無いと買えないらしい。


 良く分からんが、セバスとメイがヤベエってことだけは分かったぞ。


 宙賊船はほどなくして制御を奪われ、こちらのコントロール下に入る。



「それにしてもこのファミリーって、何でこの宙域で活動できてるんだ? 装備がこちらの方がいいにしても、素人同然の俺にこんなに簡単にやられるような奴らが、ここらへんで活動できるわけないよな」


「明らかにこの船を狙っていたことを考えると、どこかから情報が漏れていそうですね。可能性としてあげられるのは、ギルドかゲートの管理局のどちらかだと思われます」


「今回行ったコロニーの方の可能性はないのか?」


「ほぼ無いに等しいですね。今回ホワイトファングが来ており、管理していた貴族が捕まり、あの宙域の宙賊も猟犬たちに追いかけられているので、そこまでの余裕はないでしょう。


 可能性として言えば、ギルドの線も低いと思います。ギルドの受付の助言でここにきていますが、予定では次の目的地が開拓惑星なので、ギルドから漏れていたとしても、予測が難しいと思われます」


 だから、ゲートの管理局が一番怪しいとのことだ。


 目的地を変更しているのに、ピンポイントに俺の船を狙うのであれば、ゲートの管制局から情報が洩れている可能性が高いということらしい。


 ゲートの管制局って軍の管理下にはあるけど、軍属が働いているわけじゃないんだとさ。だから、情報を横流ししている人間がいてもおかしくないんだとか。


 軍の中にだって、宙賊と一緒にこっちを襲ってくるアホがいるんだから、軍人ではないけど情報を手に入れられる人間が、その情報を売って小銭を稼ぐのは良くあることなんだとか。


 秘密義務みたいなのは無いんだろうか?


 一応あるけど、守られていないことが多いんだとか。大丈夫かこの世界……


 どんな状況にしろ、宙賊に情報を渡していた場合は、反逆罪扱いになるので誰もしないのが一般的なのだが、時には外れたことをする人間がいるのは仕方がないのだろうな。


 現状で犯人探しをすることは無理なので、出来ることをしていこう。


 セバスは引き続き宙賊船にハッキングを続けて情報を抜き取り、メイは俺のサポートで首都星へのナビゲートをしてくれている。


「この宙域で宙賊が活動でできていることと、ゲートから情報が漏れていることは関係ないよな? 情報があっても宙賊が続けられるとは考えられないから、その他の要因がありそうだな」


「可能性だけで言うと、大商会や貴族が母船を用意していて、それを拠点に活動している可能性が一番高いかと思われます」


 金がある人間が、宙賊のバックアップをして、犯罪でお金を稼いでいるって感じか? よくありそうな話で嫌になってくるわ……


 宙賊船を鹵獲して捕まえた俺の情報なら、少し探せばわかることだろう。恨みを買った俺は、宙賊ともい……大商会だか貴族から恨みを買うと……


 やだやだ。技術は進化しているのに、時代が逆行している感じがするわ。


「それなら、この船は鹵獲しないで、そのまま沈めた方がいいかな? 持って帰ってもお金以外の得は無いよね?」


「襲うことが確定しているのだと思いますので、撃沈しても意味がないかもしれないですね。鹵獲した宙賊船はさすがに軍に渡るので、大商会や貴族でも手は出せないと思います。なので、軍へ持ち込んだ方が色々といいかもしれないですね」


 俺が狙われるのは変わらないが、軍も巻き込んでおけばいざという時に助けてもらえるかも……しれないとのことだ。


 軍としては、首都星の宙域で宙賊活動が成立していること自体不愉快だろうから、今回2度目の襲撃を受けて、待機艦と予備役軍人を利用して狩りだす可能性もあるんじゃないか? って話もでてるんだとか……どこからの話?


 宙賊船のエンジンを撃ち抜いてしまったので、有線で繋いでいても自力で動かせないので、前と同じようにアンカーを使って曳航している。


 ランク2のエンジンだったらさすがに運べなかったが、強化パーツでランク4相当のエンジンになっているので、問題なく運ぶことが可能だ。


 首都星へ到着し、ミッションコントロールの指示に従って、軍港へ船を動かしていく。


 軍港へ入り慣れた手順で許可をもらい、応接室へ案内されると……


「おや、また君か」


 おなじみと言うには回数が少ないが、見覚えのある顔が出迎えてくれた。


「……おかしな話だな。首都星の宙域では活動がしにくい宙賊が、2度もあなたたちの船を狙ったと……1度目なら分かるが、2度目は明らかに狙われていたってことですね」


 軍人もやはりその点が気になっているようだな。


「匿っている阿呆がいるのでしょうね。さすがに宙賊に手を貸している人間がいるのであれば、処さねばなりませんね。掃除をする必要もありますので、少し忙しくなりそうですね」


 貴族のような権力が嫌いな軍人は、横暴な大商会も嫌いなので、さっそく動き出すようだな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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