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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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046 嗜好品はお酒のようだ

アクセスありがとうございます。

 あれからまた色々試して、分かったことがある。


 スラスターは船のいたる所についているが、その多くは船の船首か船尾に集中している。


 今まで何気なく旋回をしていたが、コンピューターに制御されており、右旋回なら船首の左についているスラスターと、船尾についている右のスラスターが作動して、船の重心を中心にして旋回していた。


 よく考えれば当たり前のような気もするが、理解できたことで操船の幅が広がった。


 船首も船尾も右のスラスターを作動させれば、そのまま左へ少しずつ移動する。メインに比べれば微々たるものだが、ポートに止める時などには便利そうだ。


 ドックやポート、中~大型船に泊める時は、ガイドビーコンで誘導されて、全自動だったからこの挙動を知らなかったんだよね。


 前後の出力を変えれば、上下左右に移動しながら照準を合わせることも可能だ。使うことがあるか分からないが、遮蔽のある小惑星帯などでは役に立ちそうだと思う。


 うん、面白い。例えがいいのか悪いのか分からないが、平面で見るとヘリやホバークラフトに近いかもしれない。いや、ホバークラフトは静止した状態からの回転は出来ないから、ヘリの方が近いか?


 高速で移動していても、スラスターを使って船を回転させることで引き撃ちができるので、やっぱりヘリっぽく感じている自分がいる。


 ヘリなんてゲームでしか運転したことが無いけど、そういう印象を受けるという話だな。


 そう感じるだけで実際はまったく違うから、ヘリの事は頭から追い払う。


 操船の訓練を1時間ほどしたところで、もう1度射撃訓練をする。


 船を少し旋回させて逆噴射しとめて撃つ、船を少し旋回させて逆噴射しとめて撃つ……


 それだけで命中率と砲撃終わりまでの時間が短くなった。外れたのは5発、その内4発は船を止められていなかったことが原因だった。


 砲撃が少し早く、まだ慣性が残っている間に撃っているため、命中していない。時間を気にしすぎたのが原因だ。初めはタイムより命中率って言われたのにな。


 時間をかければ全部に当てられるけど、ある程度タイムも気にしないといけない……矛盾しているが、最低ラインのタイムを決めて、そこから逆算して1発にかけられる時間を考えて撃ってみるか。


 今は25発撃ちきるのに5分程かかっている。エネルギーの残量を気にする必要のない訓練なので、とにかく正確に25発撃ちきるというのが、この訓練のミソだ。


 基本的に主砲の全力砲撃は、多くても3発までしか連射は出来ないことが多い。武装船で船倉を潰してエネルギーストレージなどに変えるか、無理やりエンジンやジェネレーターを2個以上積んだりすれば話は変わる。


 これらの改造は出来なくはないが、特に後者は砲撃でしか使えないらしい。燃料をバカ食いする上に、移動させようとすれば船のバランスが悪く、どうしようもなく扱いにくい船になるようだ。


 エネルギーストレージの方は、使えるエネルギーが増えるため、一見良さそうに見えるが、もしストレージのある本来船倉だった部分に被弾した場合、周囲を巻き込む爆発が起きるため、集団で使うにはリスクが高くなるそうだ。


 単独だったとしても、本来は逃げられる被弾が致命傷になるため、かなり無理のある改造らしい。


 射撃の訓練をしている間に、開拓惑星に到着する。


 そこの取引担当者は、かなり喜んでいたな。依頼で持って来てもらうと高くつくため、こういう形で持って来てもらえるのは、すごく助かるんだとさ。


 どのくらいギルドが仲介マージンを取っているかは知らないが、相場に色を付けて買い取ってもらえた。それだけ必要だったってことか。


 ここの嗜好品は、この惑星特有のお酒みたいだな。醸造酒・蒸留酒・混成酒、全部作っているみたいだ。


 日本酒のような物はないが、ワインなどの果実酒が中心のようだ。後は、芋から作るお酒も多いみたいだな。


 ワインなどは、作る工程自体は簡単だけど、原料となるブドウの管理が大変だと思うのだが……この世界では違うのかね? 果物だって種類によって、育て方も違うのにすごいな。


 自分はお酒の席で付き合いで飲むが、好んでお酒を飲む人間じゃない。お酒が嫌いというわけではないが、美味しい! と思うお酒を飲んだことがないので、あまり興味がないという感じだろうか?


 お子様の舌なのか分からないが、ワインより搾りたてのぶどうジュースの方が俺は好きだ。唯一好きと言えるのは、梅酒くらいだろう。少し甘めの度の高い梅酒を、炭酸で割るのが好きだったりする。


 それでも、わざわざ買って家で飲もうとは思わないけどね。


 そういうわけで、お酒の良し悪しは分からん! 卸売りの店で買うと、たまに偽物を掴まされたりするので、買うならギルドを通すか、醸造している酒蔵の直営店がいいと助言があったので、今回は直営店で直感頼りに購入していこう。


 直営店だと聞いてやってきた場所は……卸売りの店みたいに、色んな種類のお酒が売られていた。


 何でこんなに種類があるのか聞いてみたところ、醸造の拠点が100近くもあるため、様々な種類があるんだとさ。


 じゃあ卸売りの店の存在意義は? と思ったら、あっちは直営店を持っていない酒蔵のお酒を集めて売っているんだとか。俺の知っている卸売りの店と、なんか違う……


 隠れた美味しいお酒を探すなら、卸売りの店を探すのがいいらしい。でも、卸売りの店の中には混ぜ物をして売る奴もいるため、注意が必要なんだってさ。


 勧められた物のうち、ピンときた物を購入していく。瓶とかではなく、特殊加工された樽で購入しているので、すぐにペイロードいっぱいいっぱいになってしまった。


 帰り道に卸売りの店もあったので覗いてみると、直営店とは桁の違う種類のお酒が置いてあった。


 ここまで多すぎると、全部見るのに1日かかりそうだわ。


 でも入ったからには、少し買ってみようかな。


 お勧めではなく、俺のお酒の好みを聞いて、それに合った物を出してもらうという、一種の賭けのような買い方だ……と思っていた時期がありました。


 試飲ができたので、ハズレを引くことは無いと分かり少し嬉しい。


 ただ、ビックリしたのが、俺が一番気に入ったお酒が、ワインだったというところだ。ほのかに甘く感じ、ブドウの味も香りも残っているのに、お酒だった……


 アルコール度数は6パーセントと、普通のワインの半分程しかない。


 理由を聞いてみると、この酒蔵の主のこだわりらしい。発酵をコントロールして、あえて甘さを残しアルコール度数を低くすることで、飲みやすくしているんだとか。


 うん、俺にあっているな。これに炭酸が入ったらもっと美味しそうだ。炭酸注入器みたいなのって、この世界に無いかな?


 メイの話では、食料庫に3樽ほどであれば置けるとのことで、助言通りに3樽分を購入した。


 船への帰り道で、炭酸注入器の話をしてみると、そういう機械はあるそうだ。専用の容器を使う必要があったりするが、首都星へ戻れば購入できると聞いたので、少しウキウキしている。


 運び込まれたお酒は、全て問題なし。まぁスキャンで分かるのは、お酒かそうでないか、危険物はないかというモノなので、どんなお酒が入っているのかや、成分が分かるわけではないから、卸売りの混ぜ物に注意しろという話があるんだとさ。納得した。


 買ったワインが気になったので、食料庫にも足を運んで絶句した。


 確かに3樽なんだけど、俺の想像していたのは多分50リットルくらいの樽だったのだが、明らかにサイズがデカい……メイに確認したら、500リットルサイズの樽だってさ。


 それが3樽……1500リットルものお酒をどうしろと言うのかね? 150リットルでも多いと思ったけど、1日1リットル飲むとして4年半以上かかるぞ……


 ダイブ中は6倍に加速してても、平日はそこまで長く遊べないから、結局長期間置いておくことになるってことか?


 まぁいいや、3樽置いてあってもまだ余裕はあるし、俺しか食事を食べないから、大量に食料を用意しておく必要もないもんな。


 もっと言えば、長距離を移動する予定は今のところないので、2週間分もあれば問題ない。最悪、スリープポッドで俺は寝て、セバスとメイに操船を任せることも出来るし、まぁ大丈夫だろう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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