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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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30/141

030 終わりじゃなかった

アクセスありがとうございます。

 よく分からない攻撃を受けた俺は、軍に救助要請を丸投げして、現場から退散する。


「砲撃が当たらなかったからいいけど、当たってたら大変なことになってたな……課金アイテム扱いだから、船が盗まれることはないけど、よく分からない所に漂着するんだったっけか?」


 あの軍艦は、何を思って俺の事を攻撃してきたのやら? まさか、軍の中に宙賊と通じている軍人がいる? ないない。さっき軍艦で聞いた話を考えれば、そこまでアホな奴らはいないだろう。


 正規の軍の誤射であれば、何かしらの謝罪はあるだろう。その際に、軍とのコネを強くしておけば、後々有利になると思うので、その方向で少し対策を立てておこう。


 軍用グレードの装備が手に入るだけでも、かなりすごい事らしいからな。攻略サイトの情報だと、兵器はよほどのことがない限り買えないらしいけど、それ以外の部品は仲良くしていれば買えることが判明している。


 この船も、軍用グレードの船と同等だけど実験船だからか、部分的には同クラスの軍艦よりは若干強いんだよな。でも、軍の主力であるクラス3~4の船には太刀打ちできないから、クラスの差ってすごいんだな。


 人型ロボットのアニメで、戦艦クラスの火力を持たせて、小回りの利く兵器……と似たような構想の物ができたりしないのだろうか?


 やっぱりエンジンやジェネレーターとかの問題で、高出力の兵器とかは難しいんだろうな。使い捨てとかならあるかもしれないけど、コストが高すぎれば兵器としての価値は無いからな。


 色々考えながら飛んでいると、


『そこの船、止まりなさい』


 ん? 急にコクピットに声が響いた。セバスが通信に答えるように合図をしたので、


「こちら、X-354、船長のナインヘッドだ。どういう理由で停船命令を出しているのか教えてほしい。後、所属と乗艦の名前、責任者の名前を答えられたし」


 ちなみに、これは俺の言葉ではなく、セバスが用意してくれた台本を読んでいるだけだ。


『こちらは、極秘任務中の軍艦だ。そのため、答えることは出来ない。繰り返し命令する。停船しなさい』


 どうすればいいのだろうか? 一応軍に従って止めるべきだろうか? 速度を緩めようとしたところ、『極秘任務中に停船命令は出せません。それと、先ほど砲撃してきた軍艦ですので、停船は危険だと判断します』だってさ。


 キャパオーバーだって言ってるのに!


「極秘任務中であれば、停船命令は出せないはずだが? 航宙法にもそう記されている。法を守る軍人が、法を犯していいのですか?」


『再三の停止命令に従わないため、貴船を撃沈する』


 マジか!?


「メイ、ショートジャンプ座標、出来れば軍の施設方面か、評判のいい軍人の乗っている船の近くに飛べないか?」


 俺は戦闘機動に入り、近くにあった小惑星を盾にして、軍艦より距離をとる。


 メイの情報は間に合わないけど、一旦ジャンプをして躱す必要がありそうだな。


「セバス、エネルギー管理よろしく。連続でジャンプするかもしれないから、可能な限りエネルギー残量100パーセントを維持してくれ」


 もらっていた地図データをもとに、隙間の少ない座標へ飛ぶことにした。


 ショートジャンプをして追ってくるとしても、特性上障害物があると近くへ弾かれてしまうのを利用して、相手のエネルギー残量を減らす作戦だ。


 このテクニックは、ギルドの軍曹が教えてくれた小技だ。相手の方が早い船でも、障害物の多い場所へジャンプすれば、追ってくるのにこちらより多くのエネルギーを消費する可能性が高くなって、追ってこないこともあるとか。


 でも、こいつらは追ってくるよな。俺が何をしたかは知らないが、船を沈められるようなことをした覚えはない!


 追ってきた軍艦は、計算通りの位置にジャンプアウトできなかったせいか、船内のエネルギー反応が先ほどより落ちている。


 普通なら軍用グレードの船からは逃げられないだろうけど、出力なら軍用グレードを凌いでいる俺の船なら、逃げられるはず。


 2度目のショートジャンプは、メイが割り出してくれた座標へ飛び、すぐにもう1度ジャンプをするコースのようだ。


 指示された通り、コースを合わせてジャンプをした後、更にコースを合わせてエネルギーのチャージを終えたらすぐにジャンプする。


 無理な連続ジャンプをしたせいで、エネルギー残量が50パーセントを下回っている。


 船が到着したのは、軍の施設の近くだった。


「こちらX-354、極秘任務中の軍艦に停船命令を出されましたが、停船命令の前に違う場所で砲撃されていたため、停船は危険だと判断して、こちらまで逃げてきました。


 レコードを提出するので確認していただきたい、追いかけてくるであろう軍艦から守っていただきたいので、保護を要請します」


 俺1人だったら、絶対に撃沈されて終わりだった! いてくれてマジで感謝だよ、セバスとメイ。


 すぐに軍艦が施設から出てきて、俺の船を収容してくれた。この施設が信じられるかは分からんけど、理由も分からないままに沈めようとするあいつらよりはましだろう。


 しばらく遅れて、追いかけてきた軍艦が現れる。


 最初の通信はこちらでも聞こえたが、すぐに聞こえなくなり、その後の状況が不明だ。


 エンジンを切り、中で待機しているように言われたため、缶詰になっている状態だな。


 ちなみに、聞こえた通信では、ここに宙賊に組した船が来たが、どこへ行ったか知らないか? という内容だった。


 軍の組織とかよく分からないけど、仮に極秘任務中だったとして、その任務が与えられている軍艦の船長と、軍事基地のお偉いさんだと、どっちの方が上なんだろうな?


 暇を持て余していると、通信が入る。


『貴船に、宙賊と関係があると疑いがかけられている。船の中を調べさせていただきたいが、乗船許可をもらえるかね?』


「調べられるのは構いませんが、調べるのはこの艦の軍人でしょうか? それとも追ってきた軍艦の人でしょうか?」


『公平を期すために、我が軍艦の者たちに調べさせるが問題ないか?』


「問題ありません。調査してくださる方たちに乗船許可を出しますので、入り口の方へよろしくお願いします。センサーはそのままにしておきますので、別途許可が必要なエリアに入る際は、私かクルーに声をかけてください」


 セバスに用意された台本を読んでいるが、後半は意味が分からなかった。


 センサーって何? 別途許可が必要なエリアって何?


 答えはすぐに返ってくる。


 センサーは、船の中を監視するシステムで、動体反応がある場所を自動で録画するシステムなんだとか。あとは、危険物の持ち込みがないかを調べたりもできるそうだ。


 別途許可が必要なエリアとは、船の機密エリアである、ブリッジやエンジンルーム、その他船のシステムを維持するための装置がある場所などが、乗船許可以外にも別途許可を必要とする場所なんだってさ。


 それもそうか。乗船許可したからって、ブリッジに入られるのは困るよな。


 入り口で調査してくれる人たち10名、ツーマンセルが5組待機していた。


 遠くで、自分たちにも調べさせろ! と叫んでいる変な奴らがいるが、おそらく俺たちを攻撃した軍艦の軍人だろう。ここにいるってことは、正規の軍人なのだろうが、何でこっちを撃ってきたのやら。


 別途許可が必要になるエリアにセバスとメイを移動させ、俺には監視の意味も込めてだろうか……ブリッジに1組連れて戻ることになる。


 調べられても困るようなことはありませんから、思う存分に調べてください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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