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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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022 緩い運営と船の管理の大変さ

アクセスありがとうございます。

 運営サイド


「連絡をくれたルーキー君、導入パッケージの中でも一番当たりの部類の依頼を引いたんだね」


「先輩、なんすか? その連絡をくれたルーキーって言うのは」


「いやね、導入パッケージでランダムエンカウントできるクエあったでしょ? あれがバグじゃないか確認してきた新人がいたのよ。その子の一連のクエが今終わったみたいで、アラームが鳴ったのよ」


「新人は珍しくないですけど、あのクエに当たったのは大当たりですね。少し停滞気味のこの世界に、風を吹き込んでくれると嬉しいんすけどね。色々追加はしているけど、MMOはプレイヤー同士の物語も重要ですからね」


「おや? なんだこれ?」


「どうしたんすか……なんすかこれ?」


「自動生成システムが、ネットのどこからか拾ってきた情報を組み込んだNPCかしらね? 稀に見るおバカさんね。今までで一番と言ってもいいくらいのバカじゃないかしら」


「確認できている中では、上位のバカだと思いますね。ですが、不摂生で女の船長に興奮して死んだあれよりはマシですね」


「あれはさすがに可哀そうだったわ。殺人を疑われて10日間の勾留だもんね。ああなると、システム上介入できないから、お詫びの品を送ることしかできないのよね」


「仕方ないっすよ。メインのストーリーやそこから派生するクエスト以外、自動生成されているものですからね。他のオンラインゲームでも、このシステムが主流になるんすかね?」


「便利ではあるけど、イレギュラーな拘束があるのも、このシステムの弱みよね。何とかうまい事できないのかしらね」


「できるなら、自分たちの仕事量も減るんすけどね……あっ、またイレギュラーが起きてますね。調べてきます」


 運営サイド終わり



 ナインヘッドは、そんなやり取りがあったことなど知る術もなく、ミッションコントロールに従って、軍港から民間の港へ移動していた。


 ポートへ船を泊めると、


「ご主人様、戦闘をしましたので、一応船体の確認をしましょう。フリーフライトチェックですね」


 戦闘したとはいっても、今回はこの船の強化パーツに助けられ、一方的だったけど必要なのかい?


「砲撃は受けていませんが、船体をアンカーで固定したりしましたので、思わぬ損傷があるかもしれません。常駐しているアンドロイドに確認させてもいいですが、何回かは自分でこなす方がいいと思います」


 任せっきりではなく、自分でも色々できるようになっておけってことか。


「私はご主人様の手伝いをしますので、メイは船のシステムを使いチェックをお願いします」


 こういったチェックは、可能な限り毎回自分たちで行うように定められているが、実際に毎回やっている船は少ないらしい。新人が多い大型の船団なら、慣れさせるためにやらせているらしいが、大体はアンドロイド任せだとさ。


 毎回できないのは、管理局も理解しているので、専用のアンドロイドを港に配置している。もちろん有料だけど、人間みたいに手を抜かないし、細かな傷までしっかりと報告してくれる優れものだ。


 宇宙服に身を包み、エアーロックから出る。体のコントロールは空気を噴き出すジェットを身につけているので、右手のコントローラーで簡単に移動ができる。


 ポートの中は、チェックがしやすいようにか、光の調整をある程度可能になっていた。角度や光量などをいじりながら、船体の凹凸がないか確認していく。


「セバス、宙賊船を曳航した時に接触してた場所って、どこらへんになる?」


「それは、あちら側とその裏側ですね。今回問題があるとすれば、その2ヶ所ですから、いい判断だと思います」


 これは馬鹿でも分かる。今回は、アンカーで船体を固定したので、接触した部分がここしかないからな。航行中に船体に衝撃を受けた報告もなかったので、重点的に見るのは、この部分ということだな。


 船体が固定されていた場所を見ていると、


「ん? これは塗料が剥げたのか?」


 船体の一部に色が変わっているところがあった。何かを擦りつけたような痕だ。


 少し触ってみると、その部分の色が変わった。どういうことだ?


「これは、宙賊船の船体が劣化していて、こちらの船体に固定された時についた物のようですね。この程度でしたら気にする必要もないですが、こういった部分から劣化をしていきますので、船体を洗う依頼を出した方がいいですね」


 ここらへんは、ポートのオプションとして、船体洗浄を追加することができるようになっている。してくれるのは人ではなく、機械で丸洗いなので簡単に済ませることが可能だ。


 綺麗にしておいた方がいいと言われたら、お金もあるし綺麗にしておきたくなるな。


 いくつか擦りつけたような痕はあったが、船体に大きなゆがみは見られなかった。


 メイからも船体に異常は見られなかった、と報告が入る。ただ、セバスの目からは少し歪んでいる場所があったと言われ、その場所を見てみたが……なんかへこんでいる気がする……けど良く分からないというのが俺の感想だ。


 念のため、チェックしてくれるアンドロイドへ依頼を出して、確認させた方がいいという話になった。多少の凹凸であれば、チェック時に修復してくれるらしい。本当に優秀だ。


 チェックの後は船体を洗浄するように依頼を出しておく。


 セバスは船に残り、俺とメイは総合ギルドへ向かうことにした。


「半日も経っていないけど、なんか懐かしさがあるんだから不思議だな」


 狭い空間が苦手ではないが、限定された空間にいたためか、初めて来た広々とした宇宙港でも、なんだか懐かしさを感じていた。


 ギルドの中へ入ると……俺が来た時と一変して、人が多く感じた。24時間営業なのだが、依頼の出る時間とかでも決まっているのかね? それとも仕事帰りの人たちか?


 良く分からないが、賑やかなロビーを抜けて受付へ……対応してくれた受付の人は、もういないよな。この世界が何時間労働か分からないけど、時計は24時間なので、1日のサイクルは変わっていないはず。


 そう考えると、8時間勤務が妥当だろう。1時間休憩で前後の30分が、申し送りと引継ぎ、交換のタイミングかな。


 地上なら朝昼晩の時間通りに進むと思うが、宇宙に出ていたら、朝昼晩って気持ちの問題だけだろうな。


 ちなみに、この世界の時計は、午前午後表記は無く、1周が24時間の時計だけしかない。デジタルでも24時間表記しか見ていない。標準時間というのが定められているんだってさ。


 さて、報告のために受付に行きたいのだが、美人の受付嬢やイケメンの受付の男性の前は、列になっている。その反面、少しお年を召した女性の前は空いているので、俺はそこに並ぶか。


 イケオジのセバスに、俺のドストライクのメイがいるので、受付は美人がいいとか気にならないんだよな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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