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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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167 この装備、意味あるのか?

アクセスありがとうございます。

 射撃訓練など、継続的に行わなければ結果の出ない訓練はコツコツとやっていきますかね。


 そして訓練の最終問題というか、初めての武装である衝角はさておき、ミサイルは訓練が必要なものでは無いので、撃つタイミングや撃ってはいけない状況などを座学で覚えることになった。


 座学の後は、いくつものパターンでシミュレーションをして、自分で判断してミサイルを撃つことになった。


 結果は、散々だったね。


 だって、ミサイルを撃つ状況なんて、勉強しただけじゃわからんて。


 原則として、ミサイルによる攻撃はシールドが飽和しやすいから、味方がいる位置を考えて撃つ必要がある……というのは分かるけど、追尾による軌道などでフレンドリーファイヤになる場合もあるので、しっかりと覚える必要があるってさ。


 そして最後に衝角による突入訓練だ。


 突入訓練というか、船の頭を敵船に埋め込む訓練だな。


 3隻の宙賊がいた場合、2隻を撃沈してから3隻目に突っ込んでいくようだ。


 宙賊から見れば味方に突き刺さっている敵船だけど、1隻を犠牲にすれば残りが助かるなら、宙賊は簡単に仲間を切り捨てるだろうから、突入する船以外に敵船が残っている場合は、先に撃沈してからするのが基本となる。


 軍のように、周りに味方が多いのであれば、必要な船だけをさっさと鹵獲する……という戦法も取れるが、俺たちは基本的に単独か多くても母船を含めた2隻での行動だからな。邪魔な船は撃沈するに限る。


 船首をそのまま敵船に向けてぶつかろうとするだけでは、十中八九避けられてしまった。


 それもそのはず、お互いに動いて向かい合っているのだから、当たりそうになれば回避するのは普通だ。お互いに高速で動いているため、こちらの軌道変更可能範囲から少しでもズレてしまえば、船首から突っ込むことは出来ない。


 場合によっては、こちらの方が不利になる可能性も高い。突っ込んでくるとバレているのであれば、そこに置き弾……トラップを仕掛けられたり、引き撃ちの要領で横っ腹に砲撃をくらったりと散々な結果に終わった。


 海上であれば、海の上という2次元で相手の船より早ければ、状況にもよるけど衝突は上手くいくだろう。だけど3次元で動ける宇宙となると、追いかけるだけでも一苦労だ。


 もっといえば、足が速いからといって敵船を追いかけて船首をぶつけることも不可能に近い。なぜなら、追いつかれるのであればショートジャンプで逃げてしまうから、距離を取られてしまう形で失敗する。


「上手くいかないのも仕方がないですね。本来この衝角は、自分より小回りの利かない大きな船に対して使うことが多いので、同クラスの船に突っ込もうとするのは無謀に過ぎるかと」


 訓練だからといって何でもかんでも、ツッコめばいいというわけじゃ無かった。


 今回の俺は、2~3隻を相手にした場合、大きな船から落として最後に同クラスの船に衝角を突き立てようとしていたのだが、そもそも的が小さいのに衝角を突き立てるのは不可能に近かったのだ。


 同クラスの船で可能となる瞬間といえば、無防備だったり敵が囲まれている状況で逃げられない時など、かなり限定したタイミングでしか使えない物だった。


 まぁ、大型とかになれば船自体がとてつもなくデカいので、衝突できる距離に近寄れるのであれば、簡単にぶつけることは出来るけど、大型船同士がぶつかる距離まで近付くのは、コロニーへ停泊中とかだけだろう。


 イベントシナリオの敵の拠点船と工廠も、衝突するような程近い距離ではなかった。あそこまで大きいと、周りにも多少なりとも影響があるようで、宇宙港のようにたくさんの船が停泊するような場所でもなければ、一定以上の距離を保つらしい。


 連絡に関しては無線ですぐに済む距離だし、移動するにしても専用の船で出発から1分もかからずに移動が可能だ。


 リアルの感覚で言えば、大きなビルをエレベーターで移動する感じだろうか? それくらい簡単に移動ができるという事だ。


 事故のリスクを減らすために、専用のシステムがないエリアでは、一定の距離をあけることが理想とされている。バカな敵国の人間だと思っていたが、意外にもそういったルールは守っていたんだな。


 国際的に見れば、通商破壊工作なんてしているこの国は、ルール以前に条約すら守れていないクソ国家なんだけどな。


 どうするのが正解かといえば、主砲で同クラス以下の船を落とし、主砲で落とせない船が複数いた場合は、ミサイルも使って1隻になるまで撃沈するのが基本戦術らしい。


 1隻にする際も、ミサイルを何発かシールドへ撃ち込んで飽和させておいて、船員を鹵獲したいのであればエンジンを潰し、船を鹵獲したいのであればブリッジを潰してから突っ込むのが普通みたいだ。


 俺は、そもそも勘違いをしていたみたいだな。


 衝角で敵船にダメージを与える……というのが前提にあって突っ込もうとしていたが、宇宙での衝角の使い方は動きを止めた船に、強制移乗攻撃を仕掛けるための装備みたいなものだったのだ。


 なんとなく話が噛み合っていなかった理由が、ようやく理解できた。


 あと、この衝角の使い方として、単独でクラス5以上の船に突っ込ませて、内部から壊すという方法としても使えるそうだ。


 軍の作ったこの衝角は、シールドを簡単に飽和させられる良く分からない素材でできている。大きな船相手でも近距離まで近付いてしまえば、迂闊に攻撃もできないためシールド破壊して突入することができるのだとか。


 この素材を使ったからとはいえ、簡単にシールドを破壊できるわけではない。この素材を中心として、衝突する際のエネルギーが十分に足りている必要があるそうだ。


 触れているだけでシールドを飽和するほどの力はないという事だな。


 これが普通の船の装甲だと、クラスが上の船のシールドで装甲にダメージが入るが、この素材だとほとんど被害なくシールドを突き破れるそうだ。


 衝角を使うことが来ないような気はするが、せっかくセバスたちが準備してくれた装備なので、習熟訓練は続けていこう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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