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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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164/277

164 船の中身が多少変わってた

アクセスありがとうございます。

 船の大体の仕様はログアウトする前に確認していたので、大きくは変わっていなそうだが……ブリッジへ来る途中に、実験船には無かった扉が設置されていたことが気になった。


 説明をしてもいいが、直接見てもらった方が面白いという事で、来た道を戻り、いくつか設置されていた扉の1つの前に立つ。


 セバスが何やら操作すると、扉が開いた。


「なるほどね……こいつらが収容されているから、俺が普段使う扉とは大きさからして違うんだな。それにしても、1日でよくこいつらまで準備できたな……」


 その部屋に並んでいたのは、戦闘用のボットだった。


 汎用型にするようなことを言っていたのに、明らかに戦闘用に作られた厚い装甲と、ゴテゴテとした装置があったため、戦闘用と判断した。


「それなのですが、この船は戦闘を中心に行う船で、移乗攻撃を行うことを前提に考えたため、防御力に秀でた戦闘用を準備しました。


 こちらの厚い装甲とシールド発生装置を付けているのが守りながら進む前衛の役割を担う戦闘用で、こちら側の少しシャープな見た目をしているのは汎用型です。汎用型は、敵船に合わせて武器を何種類か用意したので、被害を抑えて制圧できるように考えました」


 被害が出ること前提なのか……移乗攻撃を仕掛ければ宙賊も必死に抵抗するから、被害が出てもおかしくないか。それに、人的被害を出したくないから、セバスに変わるボットを導入しようと考えたんだしな。


「えっと、ご主人様は勘違いされているかと。被害というのは、宙賊船の内部に被害が出ないようにするという意味です。人より大きなサイズの戦闘用なので、これらが壊れるような戦闘があった場合、船内はグチャグチャになっていると思います」


 複数用意した武器がそれなりの値段したようだけど……一応確認していいかな? 複数用意したことによって元は取れるのか? 船の内部なんて多少壊しても、簡単に取り換えができるから、船に配慮しすぎるのも良くないのでは?


「普通はご主人様の言う通りで、多少壊したところで大して差はありませんが、たまたま壊れた場所が重要な場所だった場合や、竜骨のような大切な柱が損傷した場合、最悪スクラップ同然の値段になってしまうので、パーツ代しか稼げなくなってしまいます」


 そういえば、今までに鹵獲した船で1隻だけ、スクラップとして引き取られた船があったな。重要な部分が損傷したからって話を聞いていたが、そういう事だったのか。


「戦闘船が完成して、母船になる船もすぐに出来上がります。1つだけ問題になることがありまして……」


 セバスがそう前置きをして話だした。


「それは、専属のエンジニアが船にいない事です。私たちでも多少の知識はあるので、修理などを行うことは出来ますが、正式なエンジニアのライセンスは取れないので、専属のクルーが欲しい所ですね」


 新たな乗組員か……セバスの話を聞けば、入れたい気持ちは分からなくもないが、俺たちの船に他の人員を入れたくないんだよな。一時的に客として乗せるならまだいいけど、一緒に生活するとなると……正直困る。


 宇宙船が家だとすれば、赤の他人が同じ家に住んでいることになるんだから、気を休められないんじゃないか?


「説明不足でした。エンジニアといえば、もちろん人間のエンジニアもいますが、我々と同じアンドロイドのエンジニアも存在しているんです」


 いやいやあんた、さっき正式なライセンスは取れないって言ったじゃん。


「私とメイは、種類にすると汎用型のアンドロイドであるため、活動範囲として言えばオペレーターやサブパイロットの資格は取れますが、エンジニアの資格は取れないという事です」


 アンドロイドの種類というかタイプによって、取得できる資格が違うのか?


 どうやら、陽電子頭脳を積んだアンドロイドは高性能すぎるため、取得できる資格が制限されているそうだ。船の運用に当たって必要な資格を、メイやセバスがすべて取得するだけの能力はあるが、それをすると人間の仕事の量が減ってしまうため、上手く住み分けているらしい。


 でも、専用のアンドロイドがいるのであれば、メイとセバスが全ての資格を網羅してもいいんじゃないか? とも思ったが、その認識は甘いらしい。


 ピンポイントで人が足りなくなる船が多くあるため、アンドロイドを購入ないし雇うことで、人間を雇うまでのツナギとしても使えるのだとか。


 専用のアンドロイドはメイやセバスと違い、感情の無い機械なのでピンポイントで雇いやすい立ち位置なのだとか。もちろん、船内の事はすべて記録されるため、悪さをすればしっぺ返しを食らうし、いい所はマザーたちが吸収するんだとか。


 本当に秘密にしている装備や人間関係がある場合もあるが、雇う前に他人には知らせないがマザーたち機械生命体の中で、情報共有が行われてもいい場合のみ雇うことが可能となるらしい。


 ちなみに専用のアンドロイドは、限定的な知識を詰め込まれていて、船に関することやメンテナンスなどを行えるようにされているようだ。


 上位者がいればある程度コントロール可能だが、人間しかいない場合は言われたことをやるだけだが、できないことしてはいけないことを頼まれた場合は、普通に拒否するんだとか。


 色々理由付けのようなセリフが多いが、言ってみればプレイヤーの中に現地の人間を雇いたくない者もいるだろうから、その救済措置として専用のアンドロイドを用意した感じがするな。


 非現実だけど現実のように遊んでいる中で、唐突に突き付けられた現実を見て、ちょっと気持ちが萎えてしまった。


 だけど次の情報を開示されると、俺の萎えた気持ちも吹き飛びテンションが上がってきた。


「アンドロイドといっていますが、厳密に分類すると少し違うのですが……この宇宙でのアンドロイドの定義は、人工頭脳を積み、自立行動できる体を持っているモノという括りなので、専用のアンドロイドと呼んでいます」


 そう言って、専用のアンドロイドが画面に表示された。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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