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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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160/255

160 完成するの早くね?

アクセスありがとうございます。

 アンナさんが設計図の書き換えをしている時に、ふと気になったことがあったので聞いてみた。


「戦闘する船って、基本的に主砲が1門の場合が多いですよね? 主砲が複数あれば総火力は上がると思うんだけど、何で単発なんですか?」


「それは簡単な理由だよ。主砲を増やしても主砲に回せるエネルギーが増えないから、短時間で見れば倍の数が撃てるかもしれないけど、それもすぐに撃ち止めになる。だから戦闘する船は、基本的に消費の激しい主砲が単発なんだよ」


 言われてみれば、エネルギーの枯渇で俺も苦しんでいたのを忘れていたわ。訓練の時は、エネルギーの制限なく撃ってたから、そのことを忘れてたよ。


「他にも理由はあるけど、大きな理由はエネルギーの問題だね。で、軍艦は戦闘をするのが仕事なのに、エネルギーが無いから攻撃できません……なんて言ってられないだろう? だから、エネルギーの消費が少ない副砲を積むのがスタンダードなんだよ」


 なるほどね。個人的な意見で言わせてもらえば、レールガンもかなりのエネルギーを消費するはずだけど、主砲の光学兵器に比べれば大したことがないらしい。


 俺の船に積むことになった散弾タイプのレールガンだが、軍の要請で作ったけど用途に合わずにお蔵入りしたので、ちょうどいい実験体の俺が来たから譲渡してデータを貰おうって魂胆らしい。


 散弾とは言っているが、散弾専用の撃ち出す装置が付いているだけで、普通に撃ち出すことも可能なんだとか。用途に合わせて使えるから安心して! って言われたけど、余り安心できない。


 ただ、メイとセバスによると、この散弾レールガンは連射速度も早く、長距離のミサイルを撃ち落とすのに向いているらしい。


 近くで小さなミサイルをばら撒かれたら、オートタレットでしか対応できないが、長距離のミサイルの迎撃なら、適当に回収した金属片のデブリを使ってできるので、コスパも悪くないようだ。


「そうだ、戦闘船を収納する船倉にスペースがあるから、専用のレプリケーターも追加するけどいいかな?」


 散弾として打ち出す場合は、専用の薬莢が必要でそれを作るためのレプリケーターを一緒に乗せてくれるようだ。


 一品物だから高いのでは? と思っていたが、他に使い道のない単一用途で作られたため、比較的安価ではあるが使い手がいなかった物だってさ。


 いやはや、技術の無駄使いをしているね。


「あっ、旗艦の方にもレールガンを積んでいるけど、その弾も作れたりしますか?」


「ちょっと待ってね……あ~、どうやら問題なさそうだね。弾のサイズは変わるけど、それは機械に大きさを入力すればいいだけだから、レールガンの弾なら大体作れると思うよ」


 棚から牡丹餅。元々クラス5の船に積むレールガンも軍の物なので、どちらも試作品ではあるが規格がほぼ一緒だったため、レプリケーターを共有できるみたいだな。


 ギャラクシーオンラインの中では、船の規格は国によってある程度統一されているが、試作機を作る場合は、盗用がすぐにできないように通常と異なる規格で作るのが一般的らしい。


 試作機で集めたデータを使って改造したり修正したりして、国の規格に沿った形の物を作って売りに出すのだとか。


 それを聞いて、特許関係が難しそうだな……とか思うくらいで、特に思うことは無かった。せいぜい、苦労しているんだなとか思うくらいだな。


 修正された設計図を確認して、メイとセバスも問題ないということで、船の融合を開始してくれるようだ。


 期間は大体、5日ほどで終了するみたいだな。明日目を覚ますころには、ほぼ融合は終わっていそうだな。


 丸一日くらいすることが無くなってしまったな。


「そうだ。戦闘用のクラス2の船は半日もあれば完成するから、その頃に顔を出してくれれば船に乗ることは出来るよ」


 マジか……新造船で半日? どういう生産力をしているんだ?


「戦争時でもなければ、工廠や軍の基地内にパーツが揃っているから、半日もあれば完成するんだよ。パーツが無くても、1日もあればクラス2くらいの新造船は簡単にできるもんだよ」


 この世界の生産力ってすげえ。


「ちなみにいうと、いくら工廠や生産拠点が沢山あっても、製造できる数には限界があるからね」


 機密情報では? とビビっていたが、


「どこの国でも一般的に知られていることだけど、生産速度の限界はほぼないけど、資源の枯渇による生産できる限界数がだいたい決まっているんだよ。資源が無くては、工場があっても意味がないってね」


 ビビらせやがって……基本的な金属は小惑星から回収できても、レアメタルの備蓄量に限りがあるから、生産できる限界数が決まっているんだな。レアメタルは船だけでなく日常生活に使われる機械にも、微量ながら使われているので、使いきることは自殺行為なんだとか。


「限界数の船が作れても、それに乗せる軍人の数が足りてないから、資源が枯渇するほど作る国は無いと……いや、帝国ならやりかねないけど、素人を乗せて宇宙船を飛ばしてもただの的にしかならないから、現実的ではないんだけどね」


 チラッとメイとセバスの方を見ると……


「ご主人様。私たちアンドロイドは、単独で戦争に駆り出されることはありません。それはマザーと呼ばれる初の陽電子頭脳とすべての人間の間に交わされた、不可侵の契約のためです」


 陽電子頭脳だけが集まっている宙域があるって話で、そこに初の陽電子頭脳がいて、その陽電子頭脳がマザーと呼ばれているのか。


 で、そのマザーと人間が交わした契約は、個人や軍のサポートはするが、前面に立って戦闘させるようなことはさせない……ザックリといえばこんな内容の契約らしい。


 他にも色々な内容はあるけど、今回は関係ないので割愛された。


 それをアンドロイドに強要すれば、その国のすべての電子機器が使えなくなるほどの大打撃を受けるそうだ。以前にアンドロイドを兵士化すれば……と考えた国が、アンドロイドたちによって滅ぼされているとか。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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