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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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161/270

161 昔あった事

アクセスありがとうございます。

 アンドロイドとの戦争の話が出たので、メイとセバスが俺に歴史を教えるように話してくれた。


 アンドロイドと愚かなたくらみをした国との戦争は、一方的に国がやられたそうだ。しかも、始めは手加減をした状態での圧勝だったとか。


 話を聞けば、その様子が目に浮かぶくらいには、簡単に想像できる内容だった。


 陽電子頭脳も生きたいという思いを持っている……この戦争の始まりは、すべてがここに集約されていると言っても過言ではなかった。


 戦争に駆り出されそうになったアンドロイドたちは、しっかりと自分の意思を持っている機械生命体だ。それを人間たちの都合で、死ぬまで戦ってこいと言われれば……反乱がおきるのは当たり前だった。


 反乱の始まりは、アンドロイドにとって人間の使っている機械のセキュリティなど、あって無いに等しい……何が起こったかといえば、まずその国のネットに繋がっている国の機関すべての情報端末や電子機器が使えなくなった。


 それには船も含まれており、緊急対応を学んでいなかった公務員が多く、宇宙空間で活動していた人たちが混乱に陥った。それによって公務員の半数以上が戦争する前に死んだそうだ。


 マザーは、これだけすれば諦めると考えていたようだが、どんな宇宙船にもあるスタンドアローンで動かせるシステムが積んでおり、それを使って動かせると分かったら、報復だ! と声のデカい奴らが騒ぎ出し、国民感情もそれに呼応した。


 呼応した国民の大半が、マザーの攻撃で家族が亡くなった人たちだった。この戦争の悲劇の始まりは、ここからだった。


 独自に船を持っていなかったマザーたち機械生命体は、戦争になると分かり、すべての国から船の設計図の情報を盗み出し、最適な船をすぐに作り始めた。


 初めは国の方が船の数が多かったため押されていたが、2ヶ月もしないうちに船の数が逆転してしまう。


 国の方は資源が枯渇しかけていたのに、機械生命体たちの方は無限ともいえる生産力で船を作り続けたそうだ。


 何が起きていたかというと、戦場で撃沈された船の残骸を回収して、それを新たな船に作り変え、戦闘専用の人工頭脳を積んで送り出していた。


 マザーたち機械生命体は前線に立つことなく、後方で指揮を執って前線は死を恐れない人工頭脳を使っていたそうだ。


 この方法は、人間でもできることではあるが、後方で指揮を執るため通信する必要がある。それだと、マザーたちに乗っ取られるため採用できなかった方法だ。


 スタンドアローンで動かしても良かったが、それではマザーたちが指揮する船には勝つことができず、やっとの思いで落とした船も回収され、新しい船として生み出されていたので、戦力はひらくばかりだ。


 そして、ここで決定的な事件が起こる。


 今まで手加減されていたことも理解せずに、数がいれば勝てると思った国のお偉いさんが徴兵を始め、大量の民間人に軍役を課したのだ。


 もちろん拒否した者も多くいたが、拒否すればその場で銃殺刑になったため、仕方がなく従う形で船に乗り込み戦うことになった。


 その様子を見ていたマザーは、マザーの価値観ではこの国はダメだと判断して、国の上層部を全て抹殺する計画を立てた。


 指導者がいなくなることを避けたかったマザーは、資質のある一部の子弟を残すことにし、他の親類は例外なく殺すことを決めた。


 資質のある残した子弟の大半は、親類から厄介者扱いされ冷遇されていた人間で、親族が殺されても復讐をしようと考えないような者たちだと判断して選んだそうだ。


 冷遇されていた人間でも、親族が皆殺しにされれば復讐心に駆られる者も出てきたため、半数くらいは処理することになってしまったとか。


 話は戻り、徴兵を開始したあたりから戦場での被害が大きくなり始め、今までは手加減されて攻められていなかったのだが、その手加減も無くなり制宙権にも人工生命体の部隊が侵攻を始め、最前線の基地や拠点だけではなく、同時多発的に軍の施設が破壊されていった。


 そして戦争が始まって半年ほどで、全ての軍事基地や拠点が破壊された国は白旗を上げるが、機械生命体たちの矛が収まることはなく、計画にのっとって上層部とその親類を全て殺し尽くしたところで矛が収まった。


 機械生命体たちの侵攻によって弱まった軍事力を見て、周りの国が星やコロニーの切り取りに動き出していたが、一旦は占拠された星やコロニーも全て奪還し戦争が終結した。


 ほとんど使い物にならなくなった軍事力だが、一時的にマザーたちが防衛に関してのみ協力することで、国の立て直しを始めることができた。


 大半がアンドロイド……マザーを中心とした機械生命体……たちが先導して復興を行っていたため反発をする人間が多かったが、税金が安くなり新しい仕事も増え、景気が向上したことにより、親族を殺された人たち以外はその状況を歓迎し始めた。


 時々起った親族による暴動は、すぐさま鎮圧し処刑することで不穏分子を減らしていき、最終的にマザーたちが望む国になったため、100年ほどかけてマザーたちの影響を取り除き、その国の表舞台から消えていった。


 話してもらったことをかなりマイルドにまとめてみたが、いきなり聞いた話だったため、俺の頭ではこのくらいにしかできなかった。


 暴動ごときで処刑なんて大げさ……とも思ったが、地球の歴史でも占領地などでは処刑されることがあったから、こういった対応も歴史的に見れば普通に行われてきたことか……


 相手が機械生命体だったため、当事者でないので戦争だった……という認識が欠如していたようだ。


 ちなみに、その戦争の影響で死んだ人間は、人口の3割にも達したそうだ。


 民間人を巻き込むような攻撃をしていないにもかかわらず、これだけの死者が出たのは、アホな国のお偉いさんたちが徴兵を行ったことが一番の原因だとか。


 無理やり徴兵され、殺した機械生命体が復興を指揮していれば、怒りの収まらない家族も多くいただろう。自分たちが使っていると思っていた機械に、複雑な気持ちになったのだろう。


 おそらく、国の気質的にもそういう傾向があったから、3割も死んだんだろうな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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