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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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151/190

151 計画通り!

アクセスありがとうございます。

 30分ほどで、必要な部分の解析は終わったようだ。


「各船の通信機に番号が振られており、それで船を管理していることが判明しました。さすがに、この番号を改ざんすることは容易ではなく、拠点にあるメインとなるサーバーの中も書き換えないといけないことが判明しました」


 うん、何となく分かっていたけど、それが分かったからってどうするんだ?


「今回の計画では、通信機を破壊して鹵獲した船に壊れていない通信機を載せ替え、自動航行を使って宙賊の拠点へ向かわせる予定でしたが、壊れたまま送り出すことにしました。敵と誤認されないように、通信機を積み替える作戦は使えないので、近付く前に撃ち落とされる可能性はありますが、ダメもとの作戦なので色々試してみます」


 なるほどね。通信機を入手していたのは、どのようにして識別していたかを判断するためだったのか。鹵獲した船を送り返す話は聞いていたが、たどり着ける確率を上げるために、識別の仕組みを調べていたのか。


 次に狙うのは1隻で飛んでいる宙賊船で、通信機を破壊し鹵獲する予定だ。識別が通信機だけで回避できるのであれば、宙賊を皆殺しにする予定だったがそういうわけにもいかないので、鹵獲時に全員気絶してもらう予定だ。


 できればクラス2の船がいいが、1隻で飛んでいるのはクラス3以降なので、クラス3を不意打ちで鹵獲するしかなさそうだ。


 一度アステロイドベルトから出て、ショートジャンプを使い大回りしながら目的の場所へ移動する。


 データの解析により、ターゲットの船以外にしばらく宙賊船が来ることは無い場所なので、多少時間をかけても問題ない場所だ。


 通信機さえ破壊してしまえば、こちらの情報は漏れないので、通信機を壊せるかが分かれ道となる。


 フルパワーの主砲で撃ち抜けば、クラス3のシールドでも問題ないことは分かっているので、慎重に位置取りを行う。


 今回注意する点は、通信機だけを撃ち抜くつもりなので、戦闘能力が無くなるわけではないという点だ。


 鹵獲した後に拠点へ送り返す予定なので、ブリッジを撃ち抜くことは今回やってはいけない。いざとなれば撃ち抜くが、可能な限り船員は残した状態で鹵獲したいところだ。


 それと敵を逃がさないために、最低でもクラス3の射程に入ってからの戦闘となるため、すぐに応戦される可能性があることも気を付けないといけない。


 作戦1分前


 既にターゲットの船は、俺の船の射程の範囲内に入っている。小惑星を避けながら移動しているが、クラス3でも大きな部類の船のためか、移動できるコースが限られている。


 そのおかげで俺は狙いやすくて助かるのだが、最適なポイントのすぐ先に少し大きな小惑星があるため、これを挟んで戦闘することになりそうだ。


 こちらも主砲のエネルギーを貯める時間ができたことを考えれば、一概に戦闘に不利になるエリアではないがエネルギーの総量だけを見れば、圧倒的に負けているので持久戦になると厳しくなるかもしれない。


 その点だけが不安だ。


 鹵獲するための条件が無ければ、ここまで苦戦する相手ではないはずだが、戦闘して辛うじて勝てた風を装うために、大きく破壊できないのもこちらが不利な点だ。



 メイには周囲の状況把握と戦術データリンクの監視、セバスは操船や戦闘の補助をお願いしている。


 砲撃の時間となる。


 不規則に動く必要が無く、直進するだけのエリア。戦術データリンクの情報も考慮して砲撃を行う。


 訓練の通りに目標に着弾。シールドを貫通して通信機を撃ち抜き、更に船を食い破って主砲が宇宙に線を描いた。


 相手の宙賊は先程の2隻と違い、練度が高いのか撃ち抜かれても混乱せずに、すぐにシールドを張り直し、小惑星の陰に隠れるように移動した。


 つかみは、こちらの思惑通り。時間があるとはいえ、余り長い時間をかけるわけにもいかないので、持久戦にならないように立ち回る必要がある。


 通信機を破壊したことで戦術データリンクは切れてしまい、相手の位置を把握するためには、アクティブソナーを使って把握するしかない。


 小惑星の反対側からも、複数回アクティブソナーが打たれているので、こちらの船の大まかな情報はバレているだろう。


 クラス2の船でクラス3のシールドを撃ち抜いたことを考えれば、かなり歪な改造をした船だと思われているはずだ。


 こちらのソナーの反応を見ると、最短距離でこちらに向かってきている。


 ミサイルを射出できる装置はないが、その場に放置することは可能なので、一応宙賊を爆破に使った余りのミサイルを持って来ておいてよかった。


 セバスが戦闘用の強化外骨格を使って、船の外にミサイルを放置してくれている。その際に設定も済ませており、俺以外の船を探知したら向かっていくようにしている。


 5機あるミサイルのうち1機だけ、他のミサイルに遅れて熱源の高い位置へ向かうように設定した。


 4発のミサイルでシールドを確実に破壊して、最後の1発でエンジン近くに着弾させるためだ。


 船の真後ろからミサイルが突っ込めばエンジンは粉々に吹っ飛ぶが、進行方向から突っ込めばエンジン付近が爆破されるだけなので、エンジンに重大なダメージはないと考えての配置だ。


 逃げるふりをしながら、付かず離れずの位置をキープする。


 まさか相手も、クラス2の船がクラス3の船より速く動けるとは思わないだろう。上手い具合に船を誘導して、設置したミサイルの中へ誘導する。この時のルートはセバスの指示によるものだ。


 俺にはどう逃げればいいかなんて、まだまだ分からないからな。


 相手の主砲が俺の船を捉える直前に、置き弾のミサイルが起動して宙賊船へ殺到する。何とか2発の置き弾を破壊するが、2発はシールドに当たり飽和してしまう。


 そして、残っていた熱源に向かうミサイルが、ほぼ予想通りの位置へ着弾した。


 エネルギー回路に重大な損傷を与えたため、エネルギーを生産できても蓄えるためのストレージまでの回路が壊れたため、宙賊船は今残っているエネルギーだけでこちらに対応することになった。


 船を動かすための機能は死んでいないので、逃げることは出来るが……シールドを張れない状態なので、こちらの砲撃を防ぐ手立てがない。


 そして宙賊なんてやっている奴らに、この状況で自分の命を懸けてまで戦うような奴はいない。となれば、白旗を上げる以外の選択肢はない。何とかして、こちらを懐柔しようと近付いてきそうだな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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