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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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145/169

145 いつもと同じようで違う結果

アクセスありがとうございます。

 いつものように撃沈した宙賊の船は、セバスとメイにハッキングをさせて、2隻を動かせるようにしてもらった。


 俺が1隻、セバスとメイは単独で飛んでもらい、軍の施設のある場所へショートジャンプを繰り返す。


 軍の管制範囲に入る前にオペレーターへ連絡を入れる。途中で宙賊の船を鹵獲したので曳航してきたことを伝えると、軍の船がすぐに駆け付けた。


 戦闘データも提出したが俺たちが船を運ぶのではなく、軍艦がこちらに来たのには理由があった。


 もしこれが罠だった場合、クラス2の船3隻を軍の施設内で爆発させれば、半分以上は吹き飛ぶ可能性があるので、施設に運び込む前に臨検してからという事になったのだ。


 宙賊船の船内に乗り込むのは、汎用型軍用ボットで基本的に万能な機械を、軍艦からオペレーターが操作や指示をして、船内を確認させるようだ。


 軍の高性能な装置でスキャンをすれば爆発物の有無はすぐに分かるので、汎用型ボットの仕事はその他の危険物や、爆発が不可能になるようにエンジンの停止やストレージのエネルギーを放出したりすることだ。


 ボットのオペレーターはアンドロイドかと思っていたが、軍の技師がオペレーターを務めていた。


 アンドロイドではなかったら、専属のオペレーターとかがいるかと思ったのだが、まさか動かしているのが技師とは思わなかったよ。


 メイとセバスは、何を当たり前なことを言っているのだろうか? 的な表情をしていた。それも理由を聞けば、納得できる内容だった。


 いくら軍用の高性能の汎用型ボットだったとしても、細かな指示は必要である。


 敵を倒せ……という内容であれば軍の指揮官でも十分なのだが、今回のようにエンジンの機能停止と隔離などの特殊な処置は、オペレーターの技能による部分が大きいので、船の装備をいじる際は技師が担当するのが当たり前なのだとか。


 技師は普段から整備にも汎用型ボットを使っているので、軍の中では一位二位を争うくらいにボットを扱うのが上手かったりする。


 そういえば、中型艦以降にある特殊船に、戦闘用ドローンを船内で作って戦闘に使う船があるとか掲示板にあったっけな?


 製造工場をお腹の中に入れて移動する船……ということでかなりお高い船ではあるが、安価な素材でミサイルより効果的な自爆無人突撃機を操縦できたりするとかいう話だ。


 ドローンといっているが、形式上で言えば無人戦闘機の扱いになるって話だ。


 ミサイルより便利なら使う人は多そうだが、プレイヤーに普及していない理由は、ランニングコストの高さとドローンの操縦の難しさが影響している。


 無人戦闘機といっても、この前軍が使った超長距離ミサイルのように、高性能のAIを積むことができないので、どうしてもオペレーターの指示が必要になってしまうために、プレイヤーには普及していないようだ。


 ただ、この特殊船でドローンを無数に操り、アステロイドベルト内で無双をしているプレイヤーがいるそうだ。


 無数とは言っているが、そのプレイヤーが同時に操作できるドローンの数は5機ほどだそうだが、随時操る船を切り替えて操縦するため、無数に操っているという表現になっているらしい。


 何とかアステロイドベルトで行動できるクラス4の船で、周囲の小惑星から素材を回収しつつドローンを生産し続け、見つけた宙賊を根こそぎ刈り取る戦い方をするとのことだ。


 破壊した宙賊の船はドローンで回収して、ドローンの材料にしたりレアメタルだけを抜き取ったりして、お金を稼ぐ方法を取るらしい。


 ドローンに持たせる攻撃能力にもよるが、少なくともクラスで言えば2つ上くらいまではジャイアントキリングが可能らしい。俺の船もクラス4までなら倒せるけど、安定して2つ上のクラスまで倒せるなら、かなりのものだよな。


 船の鹵獲には向いていないが、お金はかかるが便利な船ではありそうだ。


 でもこんな船を宙賊が持っていたら、かなりまずい状況になるのでは?


 とか思ったが宙賊のターゲットは、船体と中にある商品や人間なので、壊して回収するという事はまずないのだとか。それこそ、自分たちの住処が危険にさらされない限りは、最低限で済ませるのがあいつらのやり方なのだそうだ。


 手足となる使い捨ての手駒なんて、腐るほどいるらしいから、何の問題も無いんだとか。


 こんな話をメイから聞いている間に、セバスが軍との取引を終了していた。


 首都星へ向かって再度船を走らせる。


 その途中で、セバスとメイが総括をしてくれた。


 概ね、高評価を貰えたよ。特に、戦闘に自信がついたのか、多少ズレてはいるがほぼ狙い通りの場所を撃ち抜けているし、位置取りも射撃タイミングも完璧だったとのことだ。


 1つだけ注意する点としては、周囲をもう少し警戒するべきだと言われた。


 メイやセバスに警戒をお願いしていたが、その警戒についてもっと細かい指示をするべきだったとのことだ。


 見晴らしがよく、罠を仕掛けにくい場所ではあったが、アクティブソナーでもある程度以下の浮遊物になると、反応をしなくなる設定になっているので、追いかける時はこれを解除しておくべきだったと言われた。


 小型のミサイルの置き弾だと、通常のアクティブソナーのセンサーに引っかからないので、戦闘に入ったら精度を上げるべきだと言われたよ。無駄に情報が多くなってしまうが、危険を察知できるかできないかでは危険度が大きく変わるからな。


 対人戦の時のように気を付けていたつもりだが、対人戦で使われる置き弾はアクティブソナーで捉えられる物なので、それ以下の小さなものについては、考えが及んでいなかった。


 対人戦と宙賊狩り……同じ戦いであっても、思っている以上に戦い方が違うんだな。基本が同じでも、用いる手段が大きく変わってくる印象だ。


 その後は、特に何かあるわけでもなく、すんなりと首都星に到着した。


 商品を売り払った後は、メイとセバスに平日の動きを話しておく。まぁ、金稼ぎをしてくれ……の一言に尽きるんだけどね。


 俺は、暇な時間に船の設計を考えたいと思っていたので、造船に使える専用のアプリをタブレットPCに入れて、メイとセバスに共有できるようにしておいた。


 正確に言うと、アプリを使って造船をすると、そのデータがメイとセバスに届くようになっていると説明があった。


 よし、このままログアウトしますかね。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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