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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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144/161

144 はいはい、フラグフラグ

アクセスありがとうございます。

 模擬戦が終わった後は、射撃訓練をした。


 ギャラクシーオンラインを始めてまだ1ヶ月も経っていないのに、訓練をしないと何か落ち着かなくなってきているんだよな。別にプロを目指しているわけではないけど、毎日の訓練は続けないと何か違和感が出る感じがする。


 楽器演奏者じゃないけど、1日休むと感覚を取り戻すのに3日はかかる……みたいな話があるけど、ゲームの世界でも同じなのかね?


 プロのFPSプレイヤーは、毎日何時間も練習するって話だし、FPSプレイヤーでなくても格闘ゲームのプレイヤーも、毎日何時間も訓練するって話だよな。


 それに格闘ゲームプレイヤーは、攻撃や技のフレーム数を覚え、感覚で反撃が可能かを判断したりするらしい。


 俺には想像できない世界だ。


 ん~、目的地に到着し特に何もなく、医療物資を売却しレアメタルを購入して帰路につく。


 犬も歩けば棒に当たるとまではいわないが、俺が動けば何かしらのトラブルに巻き込まれていたのに、シナリオイベント以外でのトラブル……予定されていない突発的な何かに遭遇しなくて拍子抜けだな。


 掲示板の人間の統計では、初期エリアと呼ばれるメインとなる国の中で、俺みたいにポコポコとトラブルに巻き込まれる方が、稀なのだとか。軍も哨戒しているエリアなので、初心者がここまで多く襲撃に遭うのは珍しいようだ。


 中には、俺以上にトラブルに巻き込まれたことのある初心者もいるにはいるが、全プレイヤーの0.0何%という割合なので、稀といえば稀である。


 帰路も暇になりそうなので、セバスに生身の戦闘訓練をしてもらうことにした。


 この感じは、スポーツジムに通っているというよりは、格闘技のジムで初心者を対象とした、体験型の運動を行っているような感じだな。


 殴るという行為は、ただ腕を振って相手や物を殴るというものではなく、殴るという行為に意味を持たせ、効率的に相手や物を壊す方法として用いる手段……というのが俺の印象だな。


 最適な力を伝える方法を覚えるために、繰り返し行うのがこの訓練……って感じだな。おそらく違うだろうけど、俺が感じた印象はそんな感じだ。


 型の練習も効率的に体を動かす方法と、力を効率的に伝える方法を覚える手段の1つなんだろうな。


 今までに教わった型や動き方を思い出しながら、セバスの用意してくれたミットや的を攻撃していく。


 何十回に1回かの割合で、気持ちのいい攻撃ができる。音も鈍い音ではなく、澄んだ音……という表現があっているのかは分からないが、キレイな音が鳴るのだ。


 それが面白くて、その音が聞きたいがために、キレイな音が鳴った時の事を思い出しながら、動きをなぞって動いていく。


 真似たからといって、キレイな音が出るわけでもないが、気持ち確率が上がっている感じがする。50回に1回が90回に2回程度の差だが、それでも意識した時の方が確率は高くなっていると思う。


 ゲーム的な感覚で言えば、これが会心の一撃……クリティカルヒットという事なのかな? この世界では、適切な動きをできれば、クリティカルヒットが自由自在に出せたりするのだろうか?


 格闘技の訓練が面白くなっていたところ、レッドアラート……緊急事態を知らせる警報が鳴った。


 忌々しく思いながらもすぐにブリッジへ移動する。


 移動している間に、メイから現状の説明があった。


 端的に言えば、宙賊がクラス2の船で3隻現れて、こちらをターゲットにしたようだ。俺がいなければ逃げていたが、今は俺が乗っているので戦闘するのかの指示を仰がれた形だ。


 もちろん、宙賊(汚物)は消毒だ!


 何度も言うが、この世界の宙賊は害虫より質の悪い生き物だ。存在を嫌悪してしまう黒い悪魔とは違う、生かしておいても価値がないモノだ。


 生態系の話をするなら、黒い悪魔は自然を守る大切な役目を持っているが、宙賊は害しか与えないので見つけ次第駆除するのが正しい選択だ。


 宙賊と繋がることで利益を得ているクソな連中もいるが、そう言うやつらも宙賊と大差ない害虫なので、まとめて滅びればいい……というのが、この世界の一般的な考え方だ。


 一部の人間は、自分以外のクソは死ぬべきだ……みたいな考えを持っているから、欲に目のくらんだ奴らは質が悪くて困るな。


「セバス、このあたりには、コロニーや軍の施設はあったりするのか?」


 操船をメイから受け取り、宙賊との距離を測りながらセバスに質問した。


「ここから、ショートジャンプ2回分ほど先に、軍の施設があります。仮に要請したとしても最速で10分、一般的な速さで言えば20分は到着にかかります。近くに哨戒中の軍艦がいれば、話は変わってきますが」


 なるほどね。狙うにはうってつけの場所ってことか。クラス2の船が2隻あれば、クラス3でもかなり大きな船を曳航できるからな。この3隻で組んでいたんだろうな。


「この程度の戦力であれば負けはないと思うけど、ミサイルを大量に撃ち込まれたらさすがに耐えきれないから、安全策を取って引き付けてから引き撃ちをしようか。周りには遮蔽物がないけど、周囲の確認を頼む」


 射程はこっちの方がはるかに長いし、船の速度もこちらの方がはるかに速い。そうなれば、一方的な戦闘だった。


 今までの戦闘とは違い、本当に一方的に終わった。


 相手にこっちの主砲の情報を渡さないように、クラス3の射程に入ってからしばらくして砲撃を行った。こうすることで、宙賊船はクラス3ちかい射程があると勘違いする。


 不利だと思った宙賊船は近付くことをやめ、それぞれ違う方向へ逃げ始めた。


 宙賊の船が方向転換をしている間に船を止めて、射撃訓練の成果を生かし2隻のブリッジを撃ち抜き、3隻目は真後ろからではなく、位置的に言うと30度ほどズレた位置で宙賊の船を追いかけた。


 相手の船が全速加速するのに合わせて、その航路を計算してくれたセバスの指示に従ってコクピットを撃ち抜く。


 真後ろからではなかったのは、その位置から主砲を撃って止めようと思えば、撃沈するかエンジンを撃ち抜く以外の選択肢が無いからだ。


 全速の加速に合わせたのは、全速で移動する際は進路を固定する必要があるので、ターゲットを狙いやすくなるからだ。これは模擬戦で覚えた技術ではないが、セバスが教えてくれた定石の1つなので、作戦が上手くいった感じだな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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