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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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101/142

101 大規模討伐開始

アクセスありがとうございます。

 俺は、情報統制が行われる前にもらった、先輩達のアドバイスを参考に初期配置の申請を行う。


 初心者は宙賊船を撃墜するより、自分が撃墜されないように立ち回る方がいいとされているので、申請した位置は全体的に見ると後方に当たる場所だ。


 長距離砲撃をする戦艦からみれば前だが、前衛で戦闘をする中型の船では、かなり後方に位置している。


 本来クラス2の俺の船であれば、申請は通らないのだが、特殊な事情のある俺の船なので、周りにクラス4やクラス5の船のいるなかに、ポツンと1隻小さな船が……


 違和感が物凄いが、司令部から主砲の情報が上がっているので、文句は言われない。


 前衛ではない位置なので、報酬は低くなるが安全にはかえられないので、何を言われようと関係ない!


 この位置の戦術は、射程ギリギリで相手を牽制し、可能なら前衛に近付こうとしている宙賊を撃ち落とすのが役目だ。前衛の戦闘エリアに入らない宙賊を狙うだけの安全なお仕事だ。


 報酬について知ったこと。


 宙賊の主力は、クラス2~3の船なので、こちらの主力もクラス2~3に加えクラス4も前衛として戦うようだ。


 この前衛は、全体で見ると2番目に報酬が高くなる戦闘部隊だ。損耗率も高いが、報酬も高いということだな。ミサイルが集中して当たらなければ撃墜されないので、戦闘部隊で一番損耗率が高いだけで、1割も撃墜される事はない。


 3番目に高いのは、遊撃隊と位置付けられた、逃げる敵を追いかけて潰す猟犬のような役割の戦闘部隊だ。ここには、足の速い船が割り振られる。俺は申請しなければ、恐らくここに配置されることになったと、セバスに教えられた。


 動いている船同士の戦闘には慣れていないので、そちらに回されても困るところだった。


 一番安いのが、俺たちのいる後方に位置する、中型宇宙船が配置されている戦闘部隊だ。先ほども言ったが、この部隊は牽制の役割をもっている。前衛を奇襲から守るための部隊といってもいいらしい。


 ここに配置されている船は、基本的に前衛で活躍している船の母艦らしく、前衛と連携できるので、活躍できる船が多いそうだ。俺みたいに単独でここにいる船は、珍しいようだな。


 一番報酬が高いのは、前衛部隊でも最前線に配置されるシールド船と呼ばれる、防御に特化した船だ。前衛のクラスの低い船の壁役だ。


 一番報酬が高くなるが、最前線に配置されるためには、軍の定めた条件を満たすか、戦闘実績を提示する必要があるそうだ。沈まないことが絶対条件なので、撃沈されて生き残った場合、多大なペナルティーがあるのだとか。


 討伐の規模によっては配置されなかったり、必要なのにいなかった場合は、軍の専用艦が配置されることがあるようだ。


 軍の専用艦があるなら、民間の船で代用する必要はないのでは?


 これには、セバスから理解しやすい回答があった。


 専用艦に何かあった時の費用を考えると、割高でも民間のシールド船を使った方が、はるかに安くあがるからだそうだ。世知辛いな。


 王国ではまだましだが、他の国ではこの役割がいなかったり、強制的に配置されたり、軍の邪魔者を排除するために、わざと配置したりすることもあるんだとか……ゲーム内で、ドロドロしたモノは見たくないね。



 そんなことを考えているうちに、作戦開始時間になり、軍艦から長距離砲撃が開始された。


 砲撃にさらされた宙賊のアジトから、蜂の巣をつついたように宙賊船が慌てて飛び出してきた。中には宙賊だけでなく、商人の船もあるように見えた。


 彼らの正体が本当に商人だったとしても、ブラックマーケットにいたのであれば、情状酌量の余地なく宙賊に与するものとして撃沈しても問題はない。


 だけど、こいつらが撃沈されることはあまりない。だって、金目の物を積んでいるのだから撃破するともったいないからだ。まぁ、メインスラスターなどは破壊されるため、流れ弾で沈んでしまうことはあるようだけどね。


 こういった商人の船は、同じエリアの戦闘部隊と山分けになる場合が多いわけで、俺のいる部隊にお零れが来ることは少ないようだ。残念だね。


 前線で活躍している船の母船であれば、回収を手伝って割増料金を貰ったりするようだが、あいにく俺の船はクラス2の上に船倉はクラス1相当しかないので、回収にも役に立たないチンマイ船ですよっと。


 前衛の戦闘エリアに入っていない宙賊船に向かって、牽制射撃を行っていく。


 距離が遠いとはいえ、クラス4相当の主砲なので威力を落として撃っても、簡単にシールドを飽和することができるのは、正直面白い。


 動く相手には慣れていないこともあり、セバスが射撃アシストをしてくれることで、面白いように命中する。


 クラス2の宙賊船だとシールドが簡単に飽和して、船体まで突き抜いてしまう。


 周りの牽制部隊の船も同じように、クラスの低い船を落としているので、これが普通なのかもしれないな。


 俺の船は無理して2クラス上の主砲を積んでいる形なので、周りの船に比べれば連射の速度は遅いが、セバスのスーパーアシストによって、命中率で差が出ているため、同じくらいの働きは出来ている感じだな。


 30分ほど、戦闘が続いたところで、


『クオーターヘッドよりゼータスリー、応答せよ』


 司令部から通信が入る。


「ゼータスリーよりクオーターヘッド、どうしましたか?」


『クオーターヘッドよりゼータスリー、君の船の足の速さと小回りが利くことを見込んで、エリア11へ向かっていただきたい』


 ……無言でメイの方を見ると、俺の代わりに対応してくれるようだ。


「ゼータスリー船長代行よりクオーターヘッド、本船は射撃部隊として活動しているため、戦闘宙域から少し外れているとはいえ前線へ派遣されるのは、契約違反になります」


『クオーターヘッドよりゼータスリー、貴船の言う事は理解している。エリア11へ向かっていただければ、戦闘が行われなかったとしても、戦闘開始時に遡りシールド船と同じ扱いにさせてもらいます。もちろん、拒否していただいてもかまいませんが、可能であれば急行していただきたい』


 メイは一瞬考えて、


「ご主人様、私は向かってもいいと思いますが、どうなさいますか?」


 セバスに視線を向けると、セバスも肯定している。メイに向かって頷くと、


「ゼータスリーよりクオーターヘッド、本船は指示に従いエリア11へ急行します。周囲への連絡をお願いします。以上」


 良く分からないまま、俺はエリア11へ向かって船を加速させた。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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