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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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102/142

102 隠し球?

アクセスありがとうございます。

 俺は指示された場所……エリア11に急行した。


「……? 特に何もないけど、何でこんなところに来ただけで、報酬が上乗せされるんだ?」


 メイが目をつぶり、何かを調べ始めた。ものの数秒で答えが出たようで、


「ご主人様と同じように、足の速い船が何隻か派遣されています。エリアは分かれていますが……船の速度を考えると、網を張って獲物がかかるのを待っている感じでしょうか?」


 メイは考察と同時に、派遣された船の位置と予測される行動範囲を入力した画像をモニターに映してくれた。


「網というよりは、追い込み漁みたいだな。この空いているスペースに、ターゲットを追い込みたいんだろうな。戦術データリンクで、この空白の先に4隻も戦艦がいるんだから、こっちからすれば丸見えだな」


 メイにしては、珍しいミスというか勘違い? なんていえばいいんだろう……とにかく、答えが曖昧だったな。


 まぁ、すぐに理由は分かった。


 そもそも、アンドロイドのメイには海や川、湖で行われている漁の知識がなかったようだ。惑星の生態の知識などはあっても、人間の営みにおける狩りや漁の知識が、乏しかったようだ。


 アンドロイドが知っておく必要もないので、入力されていなかったんだろうな。


 そもそも地上では養殖が当たり前で、異常発生でもしなければ、漁などをしなくなっている。それに漁をするにしても、アンドロイドでは初期費用が高すぎるので、安価な汎用のロボットが使われるのが一般的だ。


 それで十分過ぎるほどの効果があるので、問題はない。


 こちらにターゲットが来る可能性があるという事は、船が狙われる可能性があるってことだよな……同じように派遣された船はクラス3や4なので、明らかに小さな俺の船は格好の的にしかならないよな……


「あ~何で来るって言っちまったかな。数字で判断する人の指示を受けてしまったのは、間違いだったかもしれない」


 内容を説明されていたら、絶対に了承なんてしなかったのに!


 主砲やシールドが船のクラスより上で、足が速いっていう情報だけで、俺が被弾した時の事を全く考えてないチョイスだったのだ。


 オペレーターのアンドロイドは、合理的に考えて俺に依頼をしてきたんだろうけど、総合的に見た場合、明らかに俺にヘイトが集まるような船のサイズなんだよね!


 愚痴っていても始まらないので、俺は初弾で沈まないようにするため、メイとセバスに相談する。


「現状、俺が一番狙われる可能性が高いから、静止した状態じゃなくてできるだけ動いて、ターゲットにされても砲撃を避けられるようにしたい。何かいい案はないかな?」


 現状、ここに配置されているので、大きく離れることは出来ない。静止して待っているとは言われていないので、指示されたエリア内である程度動きまわりたいと思っている。


 その案を2人に求めた。


 2人もいい案が無いようだが、沈まないようにするだけなら回避運動ではなく、シールドを集中させる方法を提案された。


 ターゲットの予想進路に向かって被弾面積を最小限にして、その面積をカバーするようにシールドを調整すれば、狭いエリアで動き回るより被弾率が下がると計算が出たようだ。


 その案を採用して、予想進路に向かって船首を向ける。


 その状態で何分経ったのだろうか?


 ひりつく気持ちを抑えながら、ターゲットが現れるのを待つ。


 そんなことをしている間にも宙賊船は減っていく……


『クオーターヘッドより全機へ通達。アジト内に高エネルギー反応を確認。ここの宙賊の首領であるスカルフェイスが、ブースターを使いアジトから緊急発進すると思われる。コースと威力はこちらで指示するので、空白に追い込むように主砲を撃つように。以上』


 そう通信があり、各船の航路と砲撃の位置などがデータとして送られてきた。


 このデータは、戦術データリンクと連動しており、随時更新されるようになっている。専用の陽電子頭脳が使われイてそうだな。


 いくつかの予想進路が表示されているが、その内の半分くらいは、俺の船側に集中していた。


 後で文句の一つくらいは、言うわせて欲しいもんだね!


 こっちに来るのであれば、尚更シールドを厚くしておかないとな。


「メイは操船アシストお願い。セバスは、砲撃のアシストとシールドセルの管理をよろしく。余剰エネルギーは、可能な限りシールドチャージに充てて欲しい。撃沈されないことが最優先で!」


 俺がこんなことを言わなくても、2人なら勝手に動いてくれるんだろうけどね。間違ってたら、やんわりとアドバイスをしてくれるだろうし、今回は間違ってないはず!


 アジトに現れた強力なエネルギー反応が一気に小さくなると同時に、アジトから空白空間に向けて移動する船が現れた。


 おや? これだけフラグが立っていたのに、2分の1の確率を避けて空白空間に向かったのか?


 思考が明後日の方向へ向かっているが、メイとセバスのおかげで操船も砲撃も問題なく行うことができた。


 首領の宙賊船への至近弾はあるが、シールドを少しかする程度で飽和させるまでには至っていない。


 移動しながら主砲を撃っているけど、これでいいのかね? 上からの命令だし、失敗しても俺たちの責任ではないな。戦術データリンクまで使った作戦なので、データとしてしっかり残るものらしいしね。


 いくら足が速いといっても、ブースターを使った急発進に追い付けるわけもなく、配置された船の射程外へ出てしまった。


 進路の先で待ち構えている戦艦4隻で、どうやって勢いの付いた船を捕まえるのやら?


 その様子を見ていると、宙賊船の真上にあたる位置から光の線が走り、宙賊船の後方……メインスラスターのあたりが爆発する。


 戦術データリンクの範囲外からの、超長距離狙撃によるピンポイント破壊が行われたようだ。


 色々加味して考えても、クラス7以上の出力による砲撃だとセバスが教えてくれた。


 メイとセバスの予想では、宙賊の首領をどうしても捕縛したかったので、航宙軍の中でも超長距離狙撃に特化した戦艦を出してきたのだろうとのことだ。


 特化といえば聞こえはいいが、狙撃以外の能力は低く、接近を許せばクラスが2つ下の船にすら負けるのだとか。


 そういった何かに特化した船は、単独で運用されることはなく、護衛の艦隊が当たり前にいるそうだ。


 そりゃそうだ。接近戦闘が苦手な船が単独でいれば、数の多い宙賊からすればカモにしかならんな。


 アジト周りの宙賊が排除されると、破城槌のような戦艦がアジトへ突き刺さり、制圧戦が始まったので、周囲の警戒をするように通達が入る。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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