↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/11

一章-第三話 たった一人の生存者 Ⅲ

 帰還すると大和他、10人程が収納室にいた

彼らは眉間にしわを寄せて待っていた。これを見た龍火は

-……………説教だろうなぁ-

 と察し苦笑いをする

龍火は戦闘機から出た。海斗が近寄って来て

「なんであんな危険な事したんだよ!

迎撃システムを切るとか、特攻とか危なっかしいこと平気でやったんだ!」

と怒鳴りし叱った

「……皆を守るのが最優先だと判断したから」

 そっぽ向き答えた

「それで死んだら守れるもんも守れねぇだろうが!!」

「問題は結果さ、結果守れたんだから。十分でしょ」

 龍火はそっぽを向き反省の色なし。海斗はさっきより大きな声で怒鳴り散らした

「守るためになんて言って危険に突っ込むなんてするんじゃねぇ!

今回みたいな事は、もうすんなよな!!わかったな!!!」

 海斗は怒りを隠さないままDRに戻った

残っていたクラスメイトも海斗と同じ気持ちだった。皆彼の顔を睨みつける

大和や光輝も怒りを心の奥に封じ込めながら、DRへ戻った

 龍火は戦闘機を背に座り込んだ

-……………はぁ(p_-)

流石に疲れたな……そろそろガチで寝たい……

なんか忘れてる気がするけど……まぁいい今は休もう-

 その場で仮眠をとる。寄りかかった戦闘機のエンジンは、まだ冷めておらず…熱を持っていた


 DRに戻った彼らはみんなで話し合いをしていた

「今後はどうする?」

「……今は情報収集が先決だろう」

 彼らは今後の方針について話し合っていた

「龍火さんは?」

「知らん!この建物内に居ることは確かなはずだ」

 海斗は怒りながら答えた

「そう怒るなや、海斗」

「しかしだな……!」

「隊長も頑張ってんだからさ……?」

 皆が一瞬固まった。涼介が突然「隊長」という言葉を使ったからだ

「隊長って誰の事?」

「わかってるでしょ?龍火だよ龍火」

 確かに龍火は隊長っぽいが、『特攻する隊長が居ていいものなのか?』と皆が心の中でそう思った

「それで隊長が無茶しない為にも僕らがどうするか……だね。何か案ある?」

「ああ、もう涼介の中では龍火=隊長なのね……」

 話し合いが一向に進まない。ギニュートの事と龍火(隊長呼び)のせいで

これをカメラで見ているアストが切り出す

『ギニュートに襲われていた女性の生体反応が、消えました』

 アストの言葉を聞き、メンバー全員が再び固まった

皆すっかり女性のことを忘れていた……ギニュートの攻撃や誘導に集中していて、忘れてしまっていた

「じゃあその女性を救助しましょうよ!」

「それはさすがに賛同できないかなぁ」

 龍火が入ってくるや否や言った

「なんでだ?」

「この船の前方は平地と湖、後方と右側は断崖絶壁、左は高い木が密集している森林……ジャングルのような場所」

「それがどうかしたのか?」

「平原に人が居たら解ると思うけど?それに女性があの断崖絶壁を登るかなぁ?命綱も無しに

すると森林に向かったと考えられる」

「なら森林に向かって戦闘機を飛ばせば」

 メンバーは色々反論を述べる

しかしアストも龍火と同じ考えだった

『不可能です。龍火さんが申し上げた通り高い木が密集しています。戦闘機を飛ばせたとしても、木々を避けるのに苦労します。その上、下を見て人を探すのは可能性は低すぎます

そして私のサポートは10~15機が限界です』

「車は?車があれば行けるじゃん」

「残念、安全確認時には無かったね」

 メンバーはどうやって女性を救助するか悩んだ。歩いて探すにも時間がかかるし、2日目にあった恐竜のような生き物が住んでいるかもしれない

『龍火さん』

「なに?アスト」

『例の銃ですが全弾撃てました』

「そっか、後は量産だな」

 アストは龍火が休んでいる間に、試作品の銃の試射をしていた。何の問題もなく動作したことを、龍火に報告した

二人だけの会話に苛立ちを見せる海斗

「なぁ少しは話し合いに参加してくれないか?」

「はいはい」『畏まりました』

 酷い低音で文句を言った。龍火は仕方なく話し合いに参加した

2,3時間話し合ったが、何も決まらなかった



 ギニュート襲撃から2日が経った

龍火は壊れたミサイル発射装置の所にいた

発射装置は跡形もなく壊されていた

瓦礫の中に入ると未使用のミサイルがあった

「使わんでおこ……暴発すると怖いし」

 うっかり爆発など洒落にならないから珍しく慎重のようだ。ギニュートの火球の威力を身をもって知った。もしあの時、やつのエネルギーが尽きておらず、まだ火球を放てたのなら龍火は・・・今頃どうなっていただろうか

彼は瓦礫の中から出て、ふとそんなことを考えてしまった



 龍火は1人DRにて、アストと共に今後の方針を考えていた

「体の強化をしといた方がいいのかな?」

『射撃訓練も必要と考えます』

 このまま宇宙に行くとなると、それなりの運動神経や体力が必要となる

しかし当然運動神経は個人差がある。それを補うにはどうするか……龍火とアストは悩み考える

「飛行訓練も必要……?あと対人戦も」

『対人戦は訓練室で補えると思います。しかし飛行訓練は飛ばさないと無理だと思われます』

 いろいろ必要な力があり、混乱する二人

他にも試作の銃の改良、量産、ナイフ、防弾服などの必要な物も大量にある

「やっぱ車必要かなぁー?」

『あると楽だと思われます』

「俺らの国では車の運転は18歳まで禁止されてるんだけど……ここではそんな事言ってられないよね……(´・ω・`)

まるで状況が似てるようだなぁ」

 過去を思い出し、感傷に浸ってしまった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。