↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/11

一章-第三話 たった一人の生存者 Ⅵ

 船までの距離が遠すぎるので、休憩をすることにした。距離はまだ半分近くある

彼女はまだついてきていた

「ねぇそろそろ出てきたらどう?」

 木の後ろに隠れている者に言った。彼女はおずおずと出てきた

「キ…………い、、、、て……たの……?」

「まぁね……なんでついてきたの?

(。´・ω・)」

救助者に向かってあり得ない言葉を言った

「さっキ………の……とワ………違………キ……した……カら」

-颯太のことだろーなぁ……-

 休憩を取りつつ彼女と話した

彼女と話してわかったことがある

彼女は10年以上、他の人間を見ていないらしい。そのせいか、自分を一人にした人間という種族を嫌っている

颯太達を襲ったのもこれが理由だろう

 そしてこの星の人間は10年以上前に絶滅したことがわかる

話していると彼女の角が消えていた

「この後、君はどうすんの?」

 救助者に向かってまたあり得ない言葉を言った

 だがこのまま船に戻れば、颯太達がいる。彼女は彼らを敵視した、だからこそ互いに危険があるかもしれない

だから自分で決めて貰うことにした。彼なりの優しさなのだろう

 考える時間を少し与え、答えを聞かずに再び歩く龍火

夜が近づいている。日没まで後1時間半と言ったところ

船までまだかなりの距離がある

歩き始めるとまた、彼女は後を追ってきた。それを見た龍火は……

-大和達に連絡しとこか(´-ω-`)-


なんとか日没までに船に着くことが出来た。龍火再度確認することに

「君どうするの?俺の仲間には、君が会ったあの人間がいるよ?ホントに入る?」

 今なら引き返せる。さっき会ったあの危険視した人間に会うか、ここで引き返すか

それを聞いて少し動揺する彼女。しかし船に入る事を決める

船に入り、DRに向かう龍火。彼女は警戒しているのか角が生えていた

中に入るとチームリーダー5人とA、Cのチームメンバーがいた

「あー………ただいま…………(ㅇㅁㅇ;;」

 迷惑を掛けたからか、少し戸惑っている。だがメンバーは

「おかえりなさい」

と、笑顔で返事を返してくれた。案外優しく返してくれた


「その人?が救助者の女性ですか」

「でも、角生えてない?」

 やはり皆、彼女の角に目がいく

彼女は皆の目線に余計怯えさせ、彼らの姿が化け物に見えた。そしてその恐怖は限界を超えた

 颯太たちの行動を見て、これが武器であると言うことを察していたのか、龍火の腰にあった銃を奪い構えた。颯太達と出会った時の行動を見て真似たのだろう

それ見た大和と涼介も銃を取り出す

 龍火はその場に崩れこむ。歩き疲れ、その上彼らを止めないといけないのだから、かなりの重労働になった

「はぁ……もう……休ませてよぉ………」

「そんなこと、今はどうでもいい!!その人を止めろ!」

 どうやらどちらも銃を下す気がない。場の空気は悪くなる一方だった

それでも龍火は冷静に対処した

「大丈夫だよ……この子撃てないもん………一応君らもね……………」

「何の根拠があってそんなこと言えるんですか!」

 彼女の銃を奪い、銃の側面を見せる

銃にはセーフティがかかっていた。当然セーフティがかかっていると銃は撃てない

そのことを知った二人は銃を下した

 彼女にはなにがどうなっているのかわかっていなかった

「そろそろ……寝ていいかなぁ?」

「それより、その人の世話役を決めたからの方がいいです」


 龍火とリーダー5人は彼女の世話役を決めるため、話し合っている。彼女は龍火の後ろで、龍火の裾を引っ張り、じっとしていた

「……なぁ、おめーら」

「あぁ、これ世話役決めなくていいよな」

 5人の発言に龍火は首をかしげる

「なにがいいんだぁ?」

「隊長ってこの子に好かれてるの?」

 何故かいたAチームの真歩が質問した。龍火の動きが止まった

「うん、まず好かれるってなに?」

 真顔で質問し返す

「言葉のまんまだよー」

「そっか、んじゃさ隊長ってなに!?

なんで俺、隊長呼びされてるの?( ・◇・)?」

 大声で言い、今度は涼介が固まった。真歩は華麗にスルーし話す

「好かれてなくても、信用されているのは隊長でしょ?

それなら龍火に世話役をやって貰った方がいいっしょ?」

 この船の現在のトップ、そして彼女に信用されている龍火なら、彼女もメンバーも争わないのでは?という考え。この会話を聞いた女性も

「そ……レ……なら……キく」

 と自ら言った。その言葉が決め手となり、反論する暇もなく龍火が彼女の世話役となった

「てなわけで!よろしくね!」

「え?ちょっまっ!ちょっ!!え!?(゜ロ゜;)エェッ!?」

 言いたいだけを言い、メンバー全員、龍火と彼女だけ残し食堂に向かった

「はぁ……俺色々やらないといけないことあるのに

アスト手伝って……」

『できることなら何でも、お手伝いいたします』

「な……二……しタ……ら………い…いの?」

「とりあえず……今日は風呂入って寝ようか」

 龍火は一応(・・)男なので、アストに彼女を風呂に入れることお願いした。だが……アストには体がないので流すことができない。よって断られた

仕方なく一時風呂を完全に封鎖し二人で入ることにした

-俺の心と体はボロボロだよぉ~(*T^T)-

龍火は彼女の背中を流し、前は自分でやってもらい、少し湯船に浸かった。

「そういえば……君の名前は?」

「な……マえ………?わ……かン………ない」

-そりゃそうだよね…10年以上も誰ともしゃべってないんじゃ…覚えてる訳ないよね-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。