第21話︰空の上、普通にステージだった件
視界が白く染まる。
次に見えたのは――
床。
「……床?」
俺は立っていた。
空の上に。
リーナはいない。
代わりに、無機質な空間が広がっていた。
『ようこそ』
声が響く。
「ついに来たか」
『管理領域です』
「運営ルームかよ」
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第22話:NPC扱いされた件
人影が現れる。
いや、人じゃない。
輪郭がぼやけている。
『あなたは想定外の個体です』
「失礼すぎるだろ」
『通常は途中で脱落します』
「100回死んだんだが?」
『想定では3回です』
「設計甘すぎだろ」
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第23話:ログを見せられた件
空間に映像が流れる。
俺の死亡ログ。
1回目から100回目まで。
「やめろ恥ずかしい」
リーナに見せたくないランキング1位。
『非常に興味深いデータです』
「研究対象か俺は」
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第24話:魔王も被験体だった件
さらに映像。
魔王。
『彼もまた調整個体です』
「は?」
『強すぎる存在として配置しました』
「敵もバグじゃねえか」
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第25話:テスト内容が雑すぎる件
『この世界は試験環境です』
「何の?」
『落下適応能力の検証』
「テーマ狭すぎるだろ」
『あなたは満点です』
「嬉しくねえ」
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第26話:帰還処理が強制だった件
『では最終試験へ移行します』
「いや聞いてない」
足場が消える。
「またそれかよ!」
落下。
リーナの声が遠くで聞こえる。
「戻ってきた!?」
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第27話:最終試験、魔王戦だった件
着地。
戦場。
魔王が立っている。
「戻ってきたか」
「なんか最終試験らしい」
「ほう」
魔王は笑う。
「ならば全力で行くぞ」
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第28話:空間操作、完全にチートだった件
戦闘開始。
空間が歪む。
足場が消える。
「また落とす気か」
「その通りだ」
魔王が手を振る。
世界がひっくり返る。
「うお!?」
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第29話:上空3000m、再びだった件
気づけば空。
青空。
「……あー」
見覚えしかない。
「原点回帰ってやつ?」
下を見る。
地面、遠い。
「はい最終回コース」
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第30話:全部ここに繋がる件
落下開始。
風。
空気。
重力。
全部、覚えてる。
「100回分」
いや違う。
「ここまで全部だ」
姿勢を整える。
回転を殺す。
加速を乗せる。
魔王が見える。
「待ってろよ」
一直線。
「これで終わりだ」
――次回、最終話。




