王女様がやって来た
翌日、俺は村長に呼び出され村長の家にいた。
理由は簡単、王女様と会う為だ。
「一応、ある程度は綺麗にして置いたけど……」
「特別扱いしなくていい、て言われてるから大丈夫だ」
ていうか、誰なんだろ、こんな厄介な依頼をしてきたのは。
まぁ、王族の関係者であると思うんだけど。
「おっ、来たな」
村の入り口から馬車がやって来た。
派手な装飾がしてある、と思っていたけど地味な馬車だった。
そして、馬車が家の前に止まり中から人が出てきた。
「久しぶりだな、ゴーラン。今回は悪いな、急な話で」
「構わんさ、昔馴染みの依頼だからな」
そう言って笑いあう二人。
「あっ、紹介する。コイツがアランだ」
「おぉ! お前の親父さんにはお世話になった。赤ん坊の時に会った事あるんだがかなり大きくなったなぁっ!! 俺は王国の騎士団で『マリエッティ』王女の警備隊の団長をやっている『ロイド・メイシス』と言う」
親父の知り合いだったのか、それだったら納得。
「姫様、どうぞお降りください」
奥から金髪の長い髪、上品な雰囲気を醸し出している少女が降りてきた。
うん、村にはいないタイプの少女だ。
「こちらが『マリエッティ・スコーブ』第3王女だ」
「はじめまして、この村の村長をしているゴーランと申します。こちらはアランと言います」
「は、はじめましてアランと申します」
緊張しながら挨拶をした。
「こちらこそこれからお世話になります。私マリエッティと申します。よろしくお願いいたします」
流石は王女様、上品だなぁ。
「それじゃあ、俺は城に戻らないといけない。今後の相談もしないといけないからな」
そう言ってロイドさんは馬車に乗り込み行ってしまった。
「じゃあ、アランよろしく頼むな」
「わかりました、それじゃあ姫様『私の事はマリーで良いですよ』、あ、はい、えーとマリー様、ご案内します」
俺はマリエッティ、マリー様と一緒に我が家へと向かった。




