表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/117

貴方

オールスター面白かったー。

また見たいです。


コトン


コーヒーカップを2つダイニングテーブルに置く。

ありがとう、そう言ってレイナはカップに口をつけた。


「で……、結局お前はワンダーフォーゲルに所属しているのか?」

「……ええ」

「いつから?」

「去年からよ」


ん?

去年からってことは……


「上級武器ギルドには何人かワンダーフォーゲル所属の者がいるわ」


俺の顔を見て何かを察したのかレイナから話始めた。

それによると銃ギルド以外にも、フレイムシャワーギルドやランチャーギルドにも所属者は紛れ込んでいるらしい。


「……何故そこまで俺に明かす?」

「貴方を迎え入れるためよ」

「……は?」

「私達は貴方を特に必要としているわ」

「……」


……直球だな。

ジンガの言ってた勧誘ってやつか。


「……本気で言ってるのか?」

「茶化さないで。大真面目よ」

「あのな、それでじゃあ入りますなんて言うわけないだろう」

「カイトくんは今の王政に不満はないの?」

「……不満?」

「光無症の対策や貴族体制とか色々あるじゃない」


コーヒーを口につける。

ブラックの苦味が口一杯に広がった。


「まぁ、そういう考えもあるのは理解できるがやり方が気に入らないな」

「気に入らない?」

「例えばさっきのハゲ……、なんて言ったかな」

「ゼウベルト?」

「そう、そいつ。アイツなんていきなり火炎放射してきやがって、あんな奴らに国を治めて欲しいなんて普通は思わないぞ」

「あれは……カイトくんの身体能力を試したのよ」


チラリと時計を見ると、針は23時を指していた。

要するにクーデターを企てている組織か。

レイナの話は間違いなく本当のことだろう。


「それにしても、仮に武力による王政打倒が上手くいったとして、その後は誰がどうやって統治するんだ?武力統治された国なんていずれ滅ぶぞ」

「それは明かせないわ。カイトくんが所属してくれるなら話は別だけど」

「じゃあ、これ以上話すことはないな。帰ってくれ」

「まだ話は終わってないわ」


食い下がるレイナ。

何故ワンダーフォーゲルが組織されたか、どういう活動をしているかなどを話始める。

だが、その言葉はあまり耳に入らなかった。

レイナが去年から所属していたという事実を聞いてから、別のことが頭に引っ掛かっていたからだ。


(……まさか、とは思うが)


「レイナ」

「何?」

「お前が俺に近付いたのもこの勧誘のためか?」

「……」

「あともう一つ気になることがある。あの審査の時、グレミオとお前の雇い主を殺したのもお前らなんじゃないか?」


そう言い終わると、レイナは数秒の沈黙の後に口角を上げた。


「……さすがね。だから貴方が欲しいのよ」




お読みいただきありがとうございました。

これからもよろしくお願い致します。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング ←ランキング投票です。良かったらクリックをお願いします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ