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港区の狂戦士、剛田力一  作者: つなまぐろ
23/27

[第5回]30階まで※縛りあり/剛田力一 ②

少し短めです。

─────────

名前:剛田 力一

レベル:22←20

体力:386/403←360/377

魔力:33/91←25/83

攻撃:146←136

敏捷:109←97

耐久:115←107

器用:85←75

知力:44←40

スキル:【高揚(ハイボルテージ)】【硬化】【連撃】【不倒】【耐久I】【加速(アクセル)

─────────


 2レベしか上がらなかったか。


 「【加速】ってスキルはどんなんだっけ」


 "あー、加速か"

 "長期戦には全く向かないよな"


 視聴者曰く、毎秒魔力を1消費して敏捷を1.3倍するスキルらしい。俺の感覚がおかしくなっているんだろうが、1.3倍だと物足りないと思ってしまう。


 途中でやめられるってところが【高揚(ハイボルテージ)】との大きな違いだが。


 ただまあ、階層主と戦う時には役立つな。


 「よし、それじゃ25階層に行くか」


 "はーい"

 "はーい"

 "どんな階層主やろな"




 砂漠は23階層で終わり、そこから先は地下水路のようになっていた。水路の両端に通路があり、丁寧に橋なんかもかかっている。


 壁際には樽やランタンなんかも置かれていて、さっきまで人が使っていたと言われても疑わない。


 こんな地下水路があるってことは、上にファンタジーな街が拡がっていてもおかしくない。実際どうなっているんだろうな。こういうのを見ると、異世界のどこかから切り取られた場所なんじゃないかと思ってしまう。


 「見える限りはスケルトンばかりなんだが、この先もこれで合ってるか?」


 "ずっとスケルトンやで"

 "打撃に弱いからラッキーじゃん?"

 "階層主も骨だといいね"

 "異世界人と会っても驚かないくらいの生活感やな"


 ところどころに扉の付いている小部屋があり、書斎や酒樽といったダンジョンには全く関係のないものまで置かれている。


 スケルトンといえば人型はもちろん、ウルフやトカゲなどの種類がある。しかし、ここには人型のスケルトンしか見当たらない。


 異世界人に何かが起きて、スケルトンになってしまった可能性もあるんじゃないか?


 それで、そんなスケルトンはというと────


 「これでもまだ動くのか……」


 目の前には、頭蓋以外を砕かれたスケルトンがいる。頭蓋を除く全ての骨を砕いてみたが消滅する気配はなく、頭蓋だけがカラカラと震えている。


 やはり頭部を壊さないとダメなんだろうな。


 脚でパキッとトドメを刺し、先へ進む。道中ありえない頻度で遭遇したが、【硬化】がかなり刺さっているのか難なく倒すことができた。


 スケルトンは打撃に弱い代わりに、魔法と斬撃への耐性がかなり高い。重量のある武器を使っているのであればこの階層はボーナスものだろうが、ほとんどのパーティーは剣を主体に戦っているからか苦戦するところもあるそうだ。


 「さすがにこのレベルで30階層の階層主まで倒せるかって言ったらかなり厳しいわけで、少しレベル上げしていいか?」


 "いいともよ"

 "心配だったからレベル上げするのは助かる"

 "できる限り上げとこう"

 "もう適正レベルまであげよ"

 "少しじゃどの道厳しいだろw"


 「適正レベルはいくつだ?」


 "50"

 "50"


 「アホか、無理だわ」


 さすがに50は高いな。それでもこんなに経験値がいるんなら、30レベくらいまでは上げてみるか。




─────────

名前:剛田 力一

レベル:25←22

体力:442/442←403/403

魔力:34/106←19/91

攻撃:163←146

敏捷:124←109

耐久:126←115

器用:94←85

知力:47←44

スキル:【高揚(ハイボルテージ)】【硬化】【連撃】【不倒】【耐久I】【加速(アクセル)

─────────


 「もうレベル上げはやめにしよう。時間がかかりすぎだ」


 配信時間が気づけば十二時間となり、レベル上げはキリよく25レベで打ち切りにした。レベルが上がるにつれて必要な経験値が増えていくとは聞いていたが、ここまでとは思っていなかった。


 途中からポーチもパンパンになり、魔石が拾えなくなってしまった。大量の金を捨てることになったが仕方ないか。


 「ちょっと小部屋で仮眠とるわ。お前らも無理して観なくていいからな、まだまだ配信続けるから」


 "はいよー"

 "別に終わりにしてもいいんじゃない?"

 "一回配信切れば?"

 

 「前回は行けるとこまでって言ったのに変な感じで終わっちまったから、今度こそはタイトル通り30階層まで行きたいんだよな」


  長時間のレベリング配信はどうしても作業ゲーになるから、同接も50人くらいしかいない。戦いを盛り上げられるならいいんだが、生憎スケルトンしかいないんじゃ盛り上げようもない。


 それに今はもう夜の七時。


 大手ギルドのDチューバーたちが配信を始める時間帯だ。俺の配信を見ていた変わり者の視聴者たちも、そっちに吸収されていく。


 この前まで俺もそうだったしな。


 「また一時間後、続きを見たい人はまた来てな。まあ、寝てるだけの俺を見ててもいいけどな」


 念の為、簡易結界でも張っておこう。

チャンネル登録者数:320 高評価数:36 視聴者:56



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