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汝を除て 『瀬原集落聞書』  作者: 櫨山黎
第五章 悪意
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密談

 

 今日の御稽古は中止しましょう、などと言うや、紀和(きわ)が気を遣って、女中を使って茶を供してから、()ぐに帰ってしまったので、取り残された二人で、(はや)()の部屋に向かい合って座りながら、何とも言えない気持ちで、(ぬる)めの玉露を飲んだ。


 女中が、濡れた白足袋と草鞋(わらじ)も、玄関の方へ持って行ってくれたので、(はる)は、気不味そうに、女中から借り受けた白いタオルで頭を拭きながら、濡れた手で振袖に触って済まない、と言った。


 いえ、と早佐は言った。

 正直、理佐の振袖と思えば大事な物ではあるのだが、今は、其れどころではなかった。


「もう乾きましたし、悉皆屋(しっかいや)に出す程ではないでしょう。其れより、如何(どう)いう事なのでしょう…。なかなか発表されなかった『水配り(ミックバイ)』の相手が、蓋を開けてみれば、此の二人の組み合わせ、というのは…」


「そうだよな…。そりゃ、年回りは合うし、本家同士、家格を考えれば不自然ではないけど。逆に言うと、其の程度の理由しか思い付かない組み合わせと言うか。…悪いが、うちの家には女中も居ないし、家格に相応しい体裁なんて無いぞ。言ったら悪いが金は有る。でも、大富豪って訳でもない。金が無い訳でもない、程度の。そりゃ、今からでも、人を雇うとか家を改装するとか何とかすれば良いだろうが。今の(まま)じゃ、誰が見ても、本家の御嬢様(オゴイサァ)()(よう)な家とは、とても…」


「…申し訳御座いません。自分で(くりや)に立った事も無い女で…」


「いや、此方(こちら)こそ申し訳ない。普通、本家の御嬢様(オゴイサァ)に、そんな事、期待しないから。そりゃ、使用人が居る家に嫁がせるものだとばかり思って、周りも育てるだろうし。此処から出よう、とか言ってた段階では、気にする(よう)な事では無かったけど、正式に『水配り(ミックバイ)』の相手として決まったとなると。…いや、本当に、如何(どう)いう訳だ?」


「そうですね…。一先(ひとま)ず、今日、兄が外出したのは、各方面に、『水配り(ミックバイ)』の組み合わせと実施日を発表する為だった、という事でしょうか」


 (はる)が、先程、紀和から聞いた、『水配り(ミックバイ)』の組み合わせと日程を口にした。


「来年の三箇日が明けた、一月四日か。…そうだ、俺達と合同の『水配り(ミックバイ)』の相手って、清水本家当主と、本部の藍児(らんじ)さんの娘さんだって?其れこそ、年回りも家格も合ってないよな?…まぁ、跡取りの居ない家だから、若い後妻さんに期待、って事なのか…?」


「…そうとも取れますが…。其れこそ、不自然ではない、程度の組み合わせですよね。理由は察せられるけれど、くらいの」


 何しろ、早佐の予想では、組み合わせの相手が逆になる筈だったのだ。情報が少な過ぎて、状況が整理出来ない。


 揃って困惑しながら、二人で、そんな事を話していると、女中が、昼の膳を二つ持ってきた。


 女中が去ってから、タオルを丁寧に畳んで傍らに置くと、()()だな、と言って、(はる)は少し頬を染めた。


「婚約者認定された途端、此の扱いか。此の分じゃ、以降、顔パスだろうな…。じゃあ、今度からは玄関から出入りするけど。…如何(どう)いうセキュリティだよ」


 本家の娘が自室で、茶菓子までなら()(かく)、家族以外の男性と食事を摂るなどとは、普段なら考えられない事で、大昔なら、肉体関係の有る男女しかしない事だったのである。

 若いのに、流石(さすが)に、坂元本家の当主とあってか、意外にも、(はる)は、其の仕来りを知っているらしかった。


 そんなものかもしれません、と早佐は言った。


「首の()の事なんて、貴方(あなた)にしか言われませんでしたし。周囲の私への関心も其の程度か、見て見ぬ振りされているという事で」


「…そういうのが、良くないと思うんだよなぁ。家族に首を絞められている人間が居ても、周りが見て見ぬ振り、が、(おさ)の威光で(まか)り通るというのが。…まぁ、セキュリティとか言ったところで、俺が此処に通えて、半月(はんつき)近く経過して、露見しない時点で、セキュリティも何も無いか…」


 さて、と、(はる)は続けた。


「…此処を()(づら)くなったな」


 そうですね、と早佐も言った。


「結婚を反対されているなら駆け落ちも有り得るでしょうが。例えば、年回りが合わないとか、家格が合わないとか」


「そうだよな…。年回りも家格も合って、『水配り(ミックバイ)』の相手として結婚の承諾も得られて、其処で、一人なら()(かく)、二人揃って出奔したら、周りにとっては、不思議な話でしか無いよな」


「そうなのですよね…。里の誰が聞いても、『水配り(ミックバイ)』の日を御待ちなさいと言われて終わりの話、という感じがします。何の不都合が有って出て行くのか、と」


「今日以降は、大注目だろうしな…。余計、()(づら)いな。何せ、(おさ)の妹の婚約者だし」


「ええ。坂元本家も此れから、御祝いの言葉を言いに、御客様が、引きも切らないのでは?」


「…面倒だな。客を持て成す(よう)(しつら)えにはなってないのに。上座敷(かみざしき)は客間として残してあるけど…。奥座敷には炬燵(こたつ)入れちゃったし、俺の寝室は中二階だしな」


「中二階と申しますと…」


「普通、養蚕小屋か、戦時中の米の隠し場所か、密談の場所だよ。俺には使い勝手が良いから自室だが、家によっては、悪けりゃ物置だ。俺は其処で寝起きして、使用人も居ないから、自分で客に茶を出すのさ」


 本当に家格程の体裁は無いよ、と、正直に言う其の姿は、早佐には好感が持てたが、何にせよ、困った事になったのは確実だった。


 よし、と(はる)は言った。

「取り敢えず結婚しよう」


 早佐は、思わず、目を(しばた)かせてしまった。

「と、申しますと…」


「本家に相応しい体裁を整える為に、屋敷を改装して、使用人を雇うのも手だけど。俺は、()(ばる)集落から、御前を出してやりたい。だから、屋敷の改装より、()(ばる)集落を穏便に出る方法を考えよう。で、『水配り(ミックバイ)』は『水配り(ミックバイ)』で、キチンと遣ろう」


「其れが、結婚、と」


「そうだ。さぁ、そうと決まれば…就職するか」


「え?」


「土地屋敷は売り払って、実方不動産に買ってもらって、食料品売り場を作ってもらうとして。其の金は(ふところ)に入れるにしても、()(ばる)集落の外に出るなら、職業が祈祷師(ウセンシ)(まま)じゃ不味い。実方不動産に就職させてもらって、県外の店舗担当か、県外の物件の雇われ管理人にでもしてもらって、御前を連れて此処を出る下地と、生活基盤を作る。其のくらいなら、俺の又従兄(はとこ)の家の力を借りても不自然には見えないだろう。其れに、理由は如何(どう)あれ、結婚を許した以上は、俺が御前を連れて勤務地に赴く事にも文句は無かろう。まぁ、何の仕事に就くにしても、車の免許は必要だろうし、()ず、来週か再来週から、車の教習所に通うわ。話は其れからだな」


 早佐は、相手の、意外過ぎる言葉に、唖然としてから、言った。


「…何故、そんなに具体的なのですか?普通、手に手を取っての逃避行とは、夢物語みたいなものなのでは?」


 いや御前、と(はる)は言った。


「其れじゃ掴まって殺されて終わりだろう?具体的に考えてこその作戦だ。よく考えて、準備して、実行に移す。そういうものだ。最初に話を聞いた時に御前の言う事を否定したのは、俺の側に、そういう準備が無かったからだが。俺は、遣るからには着実に遣る」


 意外でした、と早佐は正直に言った。


「そうですね、こんな…。私を此処から出す為の準備を、其処まで着実に考えてくださるとは…」


「いや、先刻(さっき)は今直ぐ此処を出ようとは言ったけど、本来、俺は、着実に考えないと実行に移せない性格だから。『水配り(ミックバイ)』の相手に、如何(どう)して此の組み合わせが選ばれたのかは謎だけど、時間が稼げると考えて、下準備して、出よう。申し訳ないが、就職して、()(ばる)集落の外に生活基盤を作って、其処に移る、という移住案に反論が有る場合、対案を用意してくれ。其処から、また、案を練り直すから。とは言え、他に資格が有る訳でも無いからな…。一先(ひとま)ず、普免は取る」


 いえ、と、困惑しながら早佐は言った。


「…私の(よう)な世間知らずに、出せる対案など有りはしませんし、其方(そちら)に御任せします」


―此の人の事、無意識に、私に騙される(よう)な御人好しとして、低く見積もっていたのかもしれないわね…。失礼だったかも。


 如何(どう)やら相手は、十五で交通遺児になってしまった(よう)な苦労人で、早佐が考えているより、ずっと賢く、世間というものを知っているらしかった。


 質問をしても宜しいでしょうか、と早佐は言った。


 相手は不思議そうに、どうぞ、と言った。


 教えて頂いて理解出来るか否かは別なのですが、と前置きしながら、早佐は問うた。


「不動産業は何と無く想像出来ますが、物件の、雇われ管理人というのは…」


「ああ、例えば、向子(さきこ)さんか(みち)がオーナーの、賃貸物件の管理人にしてもらう訳だ。物件の管理だな。居住者対応とか、共用部分の電球の取り換えとか…。ああ、まぁ、慣れたら、そういう物件を買うくらいの金は有るから、実方不動産を抜けて、自分でオーナーになっても良いのか。あ、申し訳ないけど、確定申告とか、任せても良いか?税理士に頼んでも良いけど」


 教えたら俺より御前の方が上手そうだし、と、更に予想外の事を言ってくる相手に向かって、早佐は、良いですが、と、目を(しばた)かせながら言った。


 助かる、と相手は言った。


「全部一人で遣ると、取りこぼしが出そうだからな。嫌でなかったら、本でも読んで、覚えてもらえると助かる。最初は俺も一緒に遣るけど。スケジュールが読めなくてオーバーワークになるかもしれない状況自体がストレスだからさ、作業自体より。結果的に御前に任せられなくても、今後分業出来る可能性が有るだけで、気が楽だな。此れから、手続きが多くて、多分、途中でしんどくなるだろうから、最悪、書類も、書ける部分は御前に書いてもらう物が出て来るかも」


―此れは…甘えてもらえていると捉えて良いのかしら?頼ってもらえている、と。


「構いませんが。…此れは、求婚の言葉という事で、宜しゅう御座いますか?」


「あ」


 本当だ、と言って、(はる)は、困った顔をした。


「プロポーズの言葉が、『出来れば代わりに確定申告をしたり、書類を書いたりしてくれ』になった…」


 流石(さすが)に其れは無いな、と、申し訳なさそうに言う(はる)に対して、構いません、と、早佐は正直に言った。


薔薇(ばら)を百本渡されるより面白かったです」


 其処まで?と(いぶか)しがる(はる)に、早佐は、ええ、と言った。


「御前は体が弱いから何も出来ないだろう、とか、学校にも行った事が無いから何をするのも無理だろう、と言われるより、嬉しかった。御前の方が俺より出来るだろうから遣ってみてくれ、なんて、言ってもらえるとは思っていませんでした」


 (はる)は、其れを聞いて、ハッとした顔をした。

「…そっか。じゃ、頼むな」


 ええ、と答えてから、早佐は、頬が染まった。


―そうだったのね、私。


 口にしてから自覚したが、『御前には何も出来ない』と言われるより、『御前にも出来る』と言われた事が嬉しかったのだ。本当に、美辞麗句を並べ立てられながら、花を貰うよりも嬉しかった。


―でも、最高の求婚の言葉だと思ったなんて知られたら、笑われてしまうかしら。


 何と無く、そういう事を笑わない相手の(よう)には思えたが、其れは其れで、何故か恥ずかしくなって、早佐は、其れを口には出来なかった。




「あ、薔薇(ばら)と言えば。飾ってあるやつ」


 其れは薔薇(ばら)?と、(はる)は、早佐の後方に飾られた花瓶を見ながら聞いて来た。


 早佐は、消え入りそうな声で、土耳古(トルコ)桔梗(キキョウ)です、と言った。


―あ、駄目。


 顔に、体中の血が集まって来るかと思うくらい、早佐の頬は紅潮し、体が緊張した。自然と、動悸(どうき)が早くなる。


 (れい)(いち)に、薔薇(そうび)は好かんと言われた時は、御前に此の良さは分からない、と思えて、(むし)ろ納得すらしたものだったが、目の前の相手に、自分が気に入っている花を、少しでも馬鹿にされたらと思うと、何故か急に、消えてしまいたいくらい(みじ)めになった。


 しかし、相手はアッサリと、綺麗だな、と言った。


 早佐は泣きそうになりながら、綺麗ですか?と聞いた。


 相手は、早佐の反応に驚いた様子で、綺麗だから飾っているものだとばかり、と言った。


 早佐は、其れもそうですね、と言って、少し気分が落ち着いた。


 大丈夫か?と、相手は、心配そうに問うてきた。

如何(どう)した?食欲は有るか?一緒に食べられるか?此れ」


「ああ、其れは、大丈夫です、はい」


 早佐は、深呼吸をして、動悸(どうき)を収めようと努力した。

 他人と話していて、こんな状態になった記憶が無かった早佐は、不整脈にでもなってしまったのかしら、と(いぶか)しんだ。


 大丈夫なら良かった、と、困惑した様子で言ってから、相手は、少し目を細めながら、土耳古(トルコ)桔梗(キキョウ)か、と、穏やかに言った。


「こんな色のも有るんだなぁ」


「…土耳古(トルコ)桔梗(キキョウ)を御存知ですか?」


―意外。花の話が出来る人だとも、思ってはいなかったから。


 だってきっと、山茶花(さざんか)の事だって覚えていないものね、と思いながら、早佐が相手の方を見ていると、相手は、遠い日を懐かしむ(よう)な顔をして微笑んだ。


「そう、前に、客先で、白の土耳古(トルコ)桔梗(キキョウ)と、白の姜黄(クルクマ)が生けてあったのを見て。…あれは、良かったな」


 其の笑顔を見て、早佐は、本当に、一瞬、心臓が潰れたかと思うくらい、胸がギュッとした。


―何?


 早佐は、何だか(ずる)いわ、と、其の、常には見ない程の優しい笑みを見ながら思った。


 相手が、花を見て、そんな風に微笑むとは、予想外も予想外で、早佐は、如何(どう)したら良いか分からなくなって、ただ一言、姜黄(クルクマ)?と尋ねた。

 頬の紅潮が、なかなか引かないので、早佐は本当に困った。


 姜黄(クルクマ)知らないか?と、相手は意外そうに言った。


「そうか、今度見せてやるよ。寒さに弱い花だけど、咲く時期は長いから、何処かには有るだろう」


 耳に響く相手の声は優しく、相手の表情は穏やかだった。早佐は、再び、動悸(どうき)が早くなってきた。


如何(どう)しよう、本当に、食べられないかも。


 相手の、花に対する振舞い一つ一つに、勝手に振り回されてしまった早佐は、食べ物も喉を通らないのではないか、という気分になり、酔いしれたかの(よう)に赤い顔で、相手の顔を見詰めてしまった。

 だが、相手が、再び、心配そうな顔をしたので、食べます、と言った。




 向かい合って食事をしていると、相手は、安心した(よう)に言った。

「何だ、食べられるのか」


 最近食べないと小耳に挟んだから、と言う相手に、早佐は、いえ、と言った。


「食べますよ。最近、味覚が前と違うと言うか、変と言うか。食欲が無いというのではないのです。別に、物を、(わざ)と食べないというわけではありませんし」


「そうか」


 相手は、微かな笑みを浮かべてから、見事な所作で食事を続けた。

 此処までの作法には何の問題も無いどころか、箸の上げ下ろしの一つ一つが、流れる(よう)に美しく、早佐は、其れによって、相手の育ちの良さと、身分が高い事を再認識した。

 確かに此れまで、一緒に物を食べた事など無かったが、食事中の相手は、口数は少ないが物腰柔らかで、凛々しく、実に気品が有る様子だった。


―調子が狂うわ。何時(いつ)もの仏頂面は、何処へ行ってしまったの?


 また頬を染めながら、何を食べたのかも分からない気分になりながらも、早佐は、昼の膳を、無理して食べた。




 (やや)あって、白装束姿の(みち)(あき)が訪れた。


 スラリと開いた襖の前で、廊下に正座しながら、岐顕は、丁寧に一礼し、御食事中のところ、失礼致します、と言った。


「坂元本家当主…。()(ばる)本家に伺うのであれば御一緒致しますと、申し上げましたのに…。此の雨の中、傘も持たずに。傘と、替えの足袋を御持ち致しましたから、帰りは、其方(そちら)を御遣いください」


 (はる)は、心から、という様子で、(かたじけな)い、と言った。


 (はや)る御心は御察し致しますが、と、ソトで切ったのか、髪が短くなった義兄は言った。


此度(こたび)、『水配り(ミックバイ)』の御相手が決まりました事、誠に御目出とう御座います」


 相手の丁寧な一礼に合わせて、(はる)も早佐も、岐顕の方に向き直り、丁寧に一礼すると、女中達は、静々と去って行った。


 女中達が去ってから、岐顕は小声で言った。


「どぉーおなってんだぁ?御前を追っ掛けようとしてたら、実方本家に、急に連絡が来てさ。此処で昼飯なんか出されてるんなら、『水配り(ミックバイ)』の相手が御互いだって事は聞いたな?…ああ、もう、取り敢えず、もう令一が来ちまうから、心の準備をしろ」


 そんな密談をしていたら、廊下の方で、此れは此れは、という声がした。


悉皆屋(しっかいや) 単に『悉皆』、とも。『悉皆』は「一切(いっさい)」の意。着物の一切を引き受けることを看板に掲げたところから、江戸時代、大坂で染物・染替・洗張りなどの注文をとって京都へ送るのを生業(なりわい)とした者の事だったが、転じて、染物や洗張りなどをする業者の名前となった。


 振袖は洗える素材ではないので、専用の、洗い張りなどをしてくれるクリーニング店の様な職人さんが居て、此処では、其処に振袖を出す程の事では無い、というくらいの意味だと思って頂ければと思います。

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