??② 魔都ジーザスロック
峠を超えてそのまま俺と深雪は峠と山続きの魔都ジーザスロックに辿りついた。
ワールドアナウンス
魔都ジーザスロック攻略戦争が始まりました。
いつぞやの天空の城攻略と同じようにひたすら眠らせた。娘達が居ないので1ヵ所にまとめて縛るのがめんどくさい位か?
まあそれも妖術で代用すればたいしたことは無かった。
こちらにも守護者が居るみたいでいつぞやの叔父を彷彿させるようにあっさりと陥落した。
守護者は目を覚ますとこちらを罵り始めた。
「休戦協定を破ってこんな勝ち方をして何が嬉しいんだ。恥を知れ。」
知らんがな。
ゲームマスター達から都市の防衛があっさりと終わったという連絡がきたのだが。王城に一度顔を出さないといけなくなった。仕方なくこちらに娘を6人送ってもらい俺と深雪は王城へと向かった。
王によると古の休戦協定とやらは名前だけの存在と認識されていたようだ。
なんせ峠の向こう側の魔都にしか生息してなかったモンスターが各地に現れるようになってからその協定の存在意義すら疑われていたそうだ。
ところがワールドクエストの発生により大々的に休戦協定が破られたと、発表されたわけだ。
今までH∧Lが直接都市を攻めてこなかったのが今後も続く補償がなくなったらしい。
そうは言ってもそれは以前からも一緒なので気にする必要は無いと思うのだが。。。
それにしても何故わざわざ神様は峠攻略前に目一杯強化クエストをさせたのだろうか?何を警戒してたのだろうか?
ジーザスロックには王城から行政官が派遣されることになった。
ジーザスロックに戻ってみるとここの都市事態特に貧困があるわけでも圧政がひかれてる訳でもなく、かといって占拠した俺達に露骨に敵意を向けてくる訳でもなく、ただただ様子見してるって感じだった。
誰かを傷つけた訳じゃなくて眠らせて縛っただけで今はその拘束すら解いてる最中だ。
変わったことといえば正式にテイムが解禁されたと告知されたくらいじゃないだろうか?
とはいえテイムの方法は俺達が認識してるものとは違い、弱らせてテイム魔法をかけると言うものだった。
じゃあ今までの餌付け&血を与えるのはなんだったんだろうか?
待てよ?
まだモンスターをテイムしたこと無かったよな?
ガラムに確認したところモンスター捕獲と精霊契約は別物らしい。全く別物なのに同じテイムなんて呼称紛らわしすぎるだろ!!
一応ガラムにもテイム希望か聞いてみたが『え?幼女姿になって欲しいの?』
むしろこっちがえ?だよ!!
精霊王との戦いの時に結構な勢いでマナを使ったらしいので今はシナモンのテイムが外れても世界が滅ぶ程の暴走が起きるようなこともないらしい。
まあエルフ(精霊)幼女が収納しちゃってるから彼女が生きてる間はそんな心配もないと思うけど。
それにしてもなんで魔都側の方が都市名まともなんだ?
とりあえずこちら側にもあったギルドに訪問し、不足物資がないか確認することにした。
峠挟んだこちら側にはGブランドなんて存在しないフラットな取引になるだろう。イーストクランの方はばらまきまくったから知らんけど。。。
案の定こちら側もデスゲーム以降自動供給が、絶たれ商品のラインナップが独特なものに変わってた。
こちらで取れる素材で作られたポーションを竹筒に入れて持ち運ぶスタイルで保存期間が短くなるため、ポーションは全て受注生産方式
他の薬もほとんど受注生産方式で対応可能だけど向こう側の素材を使わないと作れない物は基本的に魔法医学という分野で補ってるようだ。
ほーん。
まあ今さら需要があるか分からんけどボツ商品のポーション瓶精製キットを格安で売りつけてやった。
お試しではないが100個分の素材もオマケしといたからこれで緊急備蓄も作れるだろう。
向こうとは違って備蓄のLポを売るのは難しそうだな。
樽一杯に薄めたとしてそれを移すポーション瓶が圧倒的に足りないからな。どうしても緊急時に竹筒に移して使う運用はできても使わなかった分は大量に腐らせてしまう。かといってギルド納品用のLポ直飲みはもったいない代物だから仕方ない。
まあそこら辺の備蓄問題についてはこれからやってくる行政官が気づくだろう。
物資の備蓄は行政官の仕事の範疇だしな。
あまりにも魔都側で俺達が無名過ぎたせいでこちらから困ってる不足物資について聞いても露骨に商品として並んでない種類は多いのに特に無いと言われた。例えば武器とかに関してもA品質以上の需要が高そうだったが最初から売り込みには期待してない感じだ。
無理して売りたい訳じゃないし、この都市が落ち着いたら次の都市も落としてこうと思うので対応はドライだ。
最悪落とし返されても問題無いと思ってる。
後こちら側の建築技法についても教える必要がありそうだ。
それからこの都市を落とした俺のステータスには信仰値というステータスが加わった。
プライベートクエストには魔都関連のクエストが沢山加わっていたが特に外壁改修が最重要に位置付けされていた。ついで周辺魔物の駆逐が続く。
こちらの建築手段で作ってどのくらいの耐久性が確保できるのか不明だがそこは実験して最適解を探してくしかなさそうだ。
物語加速の為、本来ならこの都市で起きる諸問題への対応について省きます。(物語4話分加速)




