12 第三段階の始まり
今日はのんびりライフオンラインで俺が見つけたネタアイテムを使った第三段階トレーニングを始める日だ。
前までは完全な体幹訓練が仕上がるまでは危険だからと躊躇していたが変身用魔道具を使えるようになったおかげで伝言では伝わらないマイナーな素材とネタアイテムのコラボで安全に訓練できるようになったのだ。
しかも空中立体機動訓練の方が空中動作なので慣れるまでは大変だがこっちの方が熟練度効率が圧倒的に良い。
本来なら本当に危ないから1人ずつ付きっきりでトレーニングする予定だったがその必要もないだろう。
そうこれがその問題を解決してくれるとびっきりのネタアイテムと素材のコラボ巨大バルーンハウスだ
巨大だ、とにかく巨大である。このネタアイテムは本来ゲームイベントでタイアップキャラクターの巨大バルーンを作る為だけに作られた使用用途のない完全なネタアイテムなのだ。
この巨大バルーンが作られた経緯はのんびりライフオンラインのタイアップキャラクターがたびたび決定するたびに巨大なキャラクターバルーンを作る雑事を嫌がったプログラマーが仕事をなんとか減らそうとして考案したネタアイテムだ。当然タイアップの為だけなので普通なら使い道なんぞない。
しかしこのアイテムはどんなキャラクターデザインでも作れてしまうので今回展開されてる超巨大バルーンハウスだって作れてしまうのだ。
まあそのままだったら本当に意味はないがそこに今回用意したほとんどのプレイヤーが知らないマイナーな素材を組み合わせることでどんなに強い衝撃も吸収してくれる素晴らしく安全な環境で空中立体機動訓練ができるのだ。
さて今回登場するのはこれだけではない。
以前チラッとだけ出てきたアイテムエアーキックシューズの進化版エアーキックターンシューズこれは文字通り空気を蹴ることができる魔道具だ。進化したことによってバランス制御の安定性が確保できた。一応バランス制御機能を敢えて切ることもできる。極めれば切った方が安定性を喪う代わりにスピードに特化できる上に体幹訓練としてのワンランク上の訓練ができるのだ。
次はそれのグローブ版エアーパンチグローブ
実はこれは不採用にする予定のアイテムで理由は指向性の制御が難しいのだシューズの方は空気を蹴るという文字通り靴裏のみなので指向性の制御が難しいことなんてないが、グローブは違う。手のひらの空気を弾くことで急反発するので手首の角度を少し間違えただけで思わぬ方向に力が働いて事故が起こりやすいのだ。とはいえグローブなしでは小回りのきく立体機動なんてできないというジレンマもある。
その問題は巨大バルーンハウスが事故の危険を限りなく無くしてくれたことで解決した。
まあでも絶対に安全なんてことは言わない。
人同士が猛スピードでぶつかればとても危険だからな。なのでこの訓練は時間区切りで4名ずつ4つのブロックに別れて練習してもらう真ん中に分かりやすい境界線のネットをボタン1つでいつでも展開できるように改良したので1人で広々と使いたい場合は簡単に広くする事もできる。その中で訓練する限りは安全だ。ネットの近くでは訓練してはならないというルールもつけたのでよほどの事故は防げるだろう。
一応一定間隔で備え付けポーションも配備してるけどな。
後は更にネタアイテムの悪魔Or天使Or妖精の羽シリーズだ。
これはただその場に浮遊するだけでこいつ事態に推進力はない。
ここまでネタアイテムで集められた訓練用品なので更に調子に乗った俺はノリでアホなアイテムまで作ってしまった。
○耳&しっぽシリーズだ。そしてシューズとグローブもそれに合わせたデザインにしてる。。。
冷静になった俺はスッゴい凹んだが完成時に嬉しさのあまり良く検討しないまま勢いで弟子達に見せてしまったのだ。
弟子達のキラキラした目線を受け、やっぱデザイン変更なんて言えなくなってしまい、姉ちゃんとおっさんと深雪さんからの
へーそういう趣味なんだー
と言わんがばかりの目線を浴びることになった
○耳は完全に趣味だけど重要なのはしっぽの方のだ。空中においてもこれを使えば姿勢制御をアシストしてくれる超優れたアイテムだ。
まあでも普通は空中立体機動なんてしないからこんな用途で使えるなんて知られてなく趣味アイテム扱いなんだけどな。
可愛いから良いんだよ(開き直り)
猫さん、犬さん、ウサギさん、リスさん、ハムスターさん、小鳥さん(インコ)、オサルさん、キツネさん
うん。4人ずつしか訓練しないのにこんなに種類絶対いらない。
今さらだけど訓練参加者は24名孤児院の子供20とおっさん俺姉ちゃん深雪だ。
深雪は近くまで寄ってきて小声でボソッと
「どれが好みですか?」
と聞いてきて顔真っ赤にしながらリスさんでお願いします。って答えてしまった。いじってくる女の子には逆らっちゃいけない。
この第三段階の目的は軽業という技能を習得するためのものだ。なんで空中立体機動やって軽業という技能がつくのかは全く分からんが某国の雑技段のような動きができるようになる。
あれは人に魅せることを主体にしたものだが大事なのはあのパフォーマンスは身体の動きを最大限に利用する事ができる素晴らしい動きなのだ。別に某国を褒めてる訳じゃない。素晴らしい部分は素直に凄いと思える所が大事なのだ。別に見たくない所まで見る必要はないのだ。
そしてこの訓練は実は動体視力もものすごい鍛えられる。なにより最初の勇気を乗り越えれば限定的だが空を飛ぶという人類の夢をほんのちょっとだけ体験談できる楽しい訓練なのだ。どちらかといえば訓練よりもアトラクションみたいなものだ。
第三段階の説明の時敢えて詳しく言わなかったのは先に知ってれば身体ができあがってないうちに絶対やりたがるからなので敢えて心を鬼にして言わなかったのだ。
とはいえ、立体機動訓練は動きの自由度が大幅に加わる代わりにグローブだけはマジで難しい。
ちなみにエアーキックターンシューズだけだと2段飛びができるだけで飛んでる感じがしないだろ?と思った方は良く思い出して欲しい天使Or悪魔Or妖精の羽シリーズの特性を。。。
それ事態はただ浮遊するだけで推進力がないという部分がミソなのだ。
ただ浮遊するだけつまりある一定の高さで留まる程度には重力法則を無視してくれるのだ。この特性がなければ。キックシューズでトントントンと蹴り浮かぶ必要があり、常に蹴ってないといけないのだが羽のおかげで1蹴りでもスーた進めるのだ。
ネタアイテムのシナジーでこの素晴らしい娯楽な訓練ができる訳だが、まあでもこの楽しい訓練は怪我がないから楽しめるんだけどな。。。
つまりこの中で一番の最強アイテムは巨大バルーンハウスなのだ。
これなかったらせいぜい安全マット引きまくってするのがせいぜいの運悪ければ死ぬトラウマもんのマジで命がけなんだよな。。。
ちなみに自転車もこけなくなったらプロテクターやヘルメットなんて着けさせなくても子供に運転させる親が居るように完璧に操れるようになったら巨大バルーンハウス無しでも訓練しても良いのだ。
まあ。ぶっちゃけこの娘達あの高さからMAX加速で落下しても骨1本折れない位強くなってるし。
無茶するようになったら嫌だから絶対に言わないけど。。。
おかしいな。。。なんでこの娘達こんなに強いんだろ?
まるで俺の知らない強化システムが働いてるようだ
ふとたまに浮かんでくる不安な気持ちがどこからくるのかまだ気づくことのできないはるだった。
かくして楽しい第三段階の訓練は始まった。
※はる君の中で芽生えた感情に本人はまだ気づいてません。
裏設定&筆者感想
姉とおっさんは主人公とは別ルートで好感度システムが働いてますが姉ルートの方が好感度がお互いに高い分だけ強化が強くなってます。主人公以外本来の強化を知らないので誰も気づきません。なんせ、システムログせっせと消しちゃうやつが居るんで。。。また主人公の方はほとんどが無効化されてるのでまだチートではありません。
姉ルートの方は女性友達が多いので男友達での好感度バフはほぼ壊滅状態です。本来イケメン好きなメンクイですがファーストでの好感度バグの影響でイケメンはなびかないという思い込みのせいでおっさんに走りました。
まあ本人が幸せなら本来のタイプじゃなくても幸せになれると思います。好きになる人とタイプが違うことは変じゃないですよね?
孤児院に怪我で心閉ざしたプレイヤーが療養するなんてそんな設定なかったはず。。。
おっさんNPCだよな?不安になってきたぞ?あれ?異性NPCからの好感度からはプレイヤーは強化されないんだよな?え?おっさんってプレイヤーなん?
おかしい。同じ位の文字数で切ったのにネタアイテムぶっこみ過ぎて訓練はじまった詐欺になっとる。。。
なんでこうなった?




