第20話 ギルド依頼
今日で忙しすぎる日々も終わり、安定してかけるかもしれない日々が来る!(かもしれない)
今回は戦闘なしです。すみません
夜とティアはちゃんと装備を整えてギルドへと来ていた。
そんな二人を見て周りはこそこそと噂話をしていた。
「おい、あれって“絶対零度”だろ?」
「あぁ、隣にいるのが彼女だろ確か」
「彼女いんのかよ!まぁ、あの顔じゃ納得だよな」
「前にギルドで彼女と大声でイチャイチャとしていた所を俺は見たぜ」
「マジかよ、いいな女の一人や二人は欲しいもんだな!」
「お前には無理だよ」
「なんだと!」
「あ?やんのかコラ!」
噂話から何故か喧嘩をし始める輩もいた。
噂というのも全部あっている事実なのだが、男性よりも女性の方がやり取りがひどかった。
「ねぇ見て、ティアちゃんとヨルくんよ!」
「ほんとだ!相も変わらずラブラブだね〜」
「前にギルドで叫んでた愛の言葉聞いた?」
「聞いた聞いた!胸がきゅんとする言葉だったね」
「あんなかっこいい人に言われてみたいよ」
「冒険者やってるなら無理かもね〜」
「むさくるしい連中しかいないからね」
愛の言葉などと言われてとても恥ずかしくなっている夜だった。
ティアというとラブラブの部分からとても機嫌が良さそうだった。
(と、とりあえずはフィフス辺りの依頼を受けるか)
夜は内心で動揺しながらも掲示板のそばまで来る。
シックスは主に雑用などの仕事が多く、討伐系はほとんど無いのだ。
フィフスから雑魚ではあるが討伐系の依頼が増えてくるのだ。
夜は1通り見回してみるとこんな依頼を見つけた。
〜依頼書〜
「魔の森」付近の大量発生したゴブリン討伐をお願いします。突如氷漬けになった「魔の森」から逃げてきたと思われるゴブリン達が「魔の森」周辺の森でずっと居座って商人を襲っています。困っているのでお願いします。最低でも10体はいると考えてください。
ゴブリン討伐 数 10体以上
期限 1週間以内
報酬 5万オーロ
と書かれた依頼書だった。
重要なのはゴブリンではなく「魔の森」氷漬けの部分だった。
夜も魔法には慣れておらず知識だけの半端でやってしまった為に起こしてしまった事故。
そのせいで誰かが困っているのだ。
罪悪感が押し寄せてくる。
「ティア、これでいいか?」
と先程の依頼をティアに見せて確認する。
するとティアは頷き肯定してくれた。
それを確認して奥にある受付まで持っていく。
見慣れた顔のミルもおりミルに向かって歩いていく。
「これを頼むミル」
そう言ってゴブリン討伐の紙を見せる。
そうして何かを察したのか納得するような顔を見せる。
気にはなったがここは聞かないことにする。
「はい、それではこの依頼を受理しましたので頑張ってください!“絶対零度”さん!」
最後に絶対零度さんと付けたことにより夜はそれをずっと無視していたが思い切って聞いてみることにした。
「最近ギルドの連中が言っている“絶対零度”ってのは何なんだ?」
「あれ?ご存知ないんですか?」
「知らないから聞いている……」
「あ、失礼しました。“絶対零度”とは「魔の森」を凍らせたことと決闘の際に腕を凍らせたこと後はあまり近づかない方が身のためという所からきた名です。要するに二つ名です」
それを聞いた夜は無性に恥ずかしくなる。
二つ名などアニメや漫画と言った2次元でよく使われるものであるが、それが自分につけられているということに恥ずかしくなる。
(二つ名って恥ずかしすぎるだろ…)
夜が嫌そうにしているのを察したのかミルから話しかけてくる。
「凄いことなんですよ?二つ名持ちって言うのは!周りからその強さが認められているということなんですよ?大体はセカンド以上の人に付けられますね」
「へぇ〜そうなのか…」
夜が納得していると突如後ろから服を引っ張られた。
「……ヨル、まだ行かない?」
そう言われて夜はミルと話し込んでいたことに気づいた。
「おっと、すまない。とりあえず、また今度話そう。それじゃあな」
「はい、お待ちしております」
お互いそう告げて別れる。
こうして初依頼を一緒に受けることになった。
王国の門を抜けてからはや1時間が経っていた。
「魔の森」は王国から近いわけでもなく、遠いわけでもないという半端な距離なのだ。
今回は「魔の森」行くのではなく、「魔の森」周辺の森に行くのだ。
この道中はティアから色んな話を聞いた。
好きな食べ物、誕生日その他色々と好きな人の情報を聞けたのだ。
そんな雑談をしているとティアから質問が来た。
「……今回の討伐対象のゴブリンってランクいくつなの?」
「一応は冒険者の中で一番弱いとされているからな、星1だ」
「………容姿は?」
「ティアは魔物を知らないんだな。ゴブリンは全身緑色の背が小さく太っている。一応服は着てる。商人から奪った武器をメインに使ってくる。意外と頭いいから注意しろよ」
「……コク」
異世界の定番であるゴブリンは最も最弱に近い魔物として日本でも使われてきているが、この世界も変わらないらしい。
(弱いと言っても気をつけないとな、あいつら頭がいい。上手く連携されて攻撃を食らうなんてことはある。初陣で死ぬ可能性が最も高いのがゴブリンだからな。)
そう、新人冒険者が最初に躓く魔物はゴブリンなのだ。
人型で商人から奪った武器をうまく使い連携して来るのだ。
初陣でゴブリンは極力避けるのが定番だ。
今回、ティアの初陣となるが俺がいるからミルは許可を出したと思われる。
実際俺が最初にゴブリンの依頼を持っていった時「他のにしませんか?」と言われたのだ。
今回「魔の森」を一瞬で氷漬けに出来るセカンドがいるから許しが出た。
「魔の森」を凍らせたことによって夜は考えていた。
(今回のクエストはティアの戦い方を見るということと、自分の魔力操作の練習を目的としているからな。結構魔力操作は難しいらしいが頑張るしかないな。)
そんなことを考えていると「魔の森」付近の森が見えてくる。
「そろそろだな、準備はいいか?」
「……コク」
互いに確かめ合うとゴブリンのいる森へと入っていった。
しばらくすると気が伐採されている広い場所についた。
「ここは……!!隠れろ」
夜が見に行こうとするも何かの気配がして隠れることにする。
ティアは不思議そうなオーラを出していたので夜は説明することにする。
「あそこにゴブリンの拠点がある。かなり多いな…これはフィフスの依頼じゃないな」
そう言うとティアが納得したように頷く。
「……突っ込む?」
「危険かもしれないぞ?それでもいいのか?」
「……問題ない」
「大した度胸だ…なら戦闘開始」
夜とティアは覚悟を決めてゴブリンの拠点に突っ込んでいった。
期待した方もいるかと思いますが、次の話で戦闘があります!早く戦闘書きたいですね。でも引っ張ります。
夜)久しぶりの戦闘だな。腕がなる
作者)喜んでないか?
夜)最近ストレスが溜まっているからな
作者)へぇ〜全然ストレスが溜まるような生活してないよね?むしろ幸せそう!
夜)お前のせいだからな!
作者)え?俺のせい?
夜)(自覚なし…このコーナー出たくない)




