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それぞれの戦い~赤鬼と黒鬼~

相克の教会編第二十三話になります。

今回からは各々の戦いの始まりであり、ディラブ対ヴェルズリの最初となります。

では本編へGO!

 大きな橋を渡り切り大きな門の前へと辿り着くと、門は不思議な模様で反応しなかった。

 ジャックが模様を触れてみると、どうやら魔力を強制的にキャンセルする仕組みになっているようで、ジャック達が押しても開く気配は無く、魔力で壊そうとしても魔力や術式をキャンセルする仕組みになっていた。

 これではジャック達では開くことが出来ないと踏んだジャックはディラブ達に連絡を取る。


「ディラブ。こっちは門の前にやってきたんだが、どうやら何かしらの術式で門へと伝わる魔力や術式を強制的にキャンセルしているようなんだ。流れを感知した感じだと地下から伝わってくる」

「分かった。調べてみる」


 ディラブは端末の通信機能をオフにすると、ネリビットとメイビットの二人に「調べてくれないか?」と聞く。

 二人はカバンの中から両手で持てるアンテナが生えている機械を取り出し、スイッチを押して調べていくと、メイビットが真直ぐ指を指した。


「この道を道なりに進んでいった先にあると思うよ」

「じゃあ。進んでみるか。二人は俺の後ろに居ろよ」


 ディラブは周囲が石造りの地下道を進んでいき、大き目の水路が流れている道へと出てきた。

 メイビットは左右に伸びている水路の内左側を指さす。

 ディラブを先頭にして真直ぐに歩いていくと水路の先に大き目の広場が存在しており、広場へと四つの橋が掛けられており、下には巨大な貯水タンクになっていた。


「どうやらここは街の水を溜め込んでいるようだけど。海水が近いから真水を貯めているんだと思う」

「だな。という事はあの城の下あたりに真水に変える為に動いている機械が在るのかもね。それにこの四つに分かれている水路、一番大きい水路が城の方向へと向かって伸びているから多分ジャック兄ちゃんが言っていた道はこっちだね」

「でだ。この上に見える気持ち悪い腫瘍みたいに見えるグロテスクな存在が…」

「うん。術式をキャンセルしている存在だと思うけど…どうやって破壊する? 此処でそのまま破壊したら貯水している水が汚染されるんじゃ?」

「何かないのか? 完全に消滅する何か」

「ええ…でもさ。術式やら魔力をキャンセルするのなら多分俺達が何をしても無力化されるともうんだけど」

「ディラブのお兄ちゃんが破壊する前に飛び散りすぎないようにするしか出来そうにないね」

「じゃあ。そっちは任せる。準備が出来たら教えてくれ」


 ディラブは大斧を振り回しながら斬る瞬間を待ちわびていると、ネリビットとメイビットの二人が手を振って準備が終わったことを告げる。

 ディラブは大斧を振り上げて一気に跳躍すると同時に巨大な腫瘍のような気持ち悪い存在を真っ二つにしてしまう。

 周囲へと飛び散る腫瘍のような物体、するとディラブは別の気配を発見して城の方向へと向かって睨みつける。


「よう! 又出会えたな。赤鬼!」

「出会えたな…黒鬼」

「ほう…流石に知ったか? 赤鬼と黒鬼の伝説を」

「オーガ大陸にかつて存在していた赤鬼と呼ばれた英雄と、悪鬼と呼ばれた肌が真っ黒な黒鬼。黒鬼は生まれた時から災いをもたらすとされたと」

「そうだ…俺は生まれた時から周囲に災いをもたらす。俺が居るだけで周りの人間んは不幸になるのさ。そんなことを知らない奴は俺の不幸に巻き込まれるわけだ。笑うだろ?」

「この地に居るのではと思っていたが、やはり姿を現したか…ヴェルズリ!!」

「殺し合おう!! 赤鬼のオーガ!! ディラブ!!」


 ネリビットとメイビットの二人は危ないと判断しそのまま後ろへと下がってしまう。

 ディラブが地面を蹴ってヴェルズリへと突っ込んでいき、ヴェルズリは新たに仕入れた禍々しい形状をしている大斧を振り回して突っ込んでくるディラブ目掛けて振り下ろす。

 ディラブは振り下ろされた大斧の一撃を強引に大斧で変更し、その勢いを決して衰えさせないように体を強引に捻ってヴェルズリの胴体を真っ二つにしようと試みる。

 ヴェルズリは後ろに倒れながら右足で大斧の攻撃軌道を強引にズラす。

 お互いの攻撃が完全に外れ、ディラブはヴェルズリが新たに攻撃をしようとする前にタックルで体勢を大きく崩す。

 ヴェルズリは両足でしっかりと地面を掴んでから、崩れそうになっていた体勢を素早く整え、筋肉にものを言わせてディラブの顔面目掛けて拳を叩き込んだ。

 鼻っ面へと叩き込まれた一撃だったが、ディラブは敢えて顔面へと突っ込んでいく右拳へと自らの顔面を移動させる。

 結果ダメージは軽めに終わり、お互いに至近距離で睨みつけ合う。

 激しい攻防戦にネリビットとメイビットの二人は喉を鳴らしながら黙って見届ける。

 すると、ディラブとヴェルズリは大斧を構えながらお互いに叫ぶ。


「「武具領域解放!!」」


 周囲に赤と黒が混じったような荒々しいという雰囲気の空気が広がり支配する。

 ネリビットとメイビットの二人が初めて本当の意味で目撃する武具領域解放であった。


どうでしたか?

次回は赤鬼のオーガと黒鬼のオーガの伝承を描こうと思います。

では次は第四章相克の教会第二十四話でお会いしましょう!

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