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からす

「ねぇ、リンド、北門押されてるんだけど」


『は?』


あんなに優勢だったのに?


「西門も押されてるんだけど」


そこには黒いもやのかかった赤い目をした魔物の大群がいた。


〔鑑定〕

〈個体名”変異種”〉


『特殊個体じゃねーか、もしかしてゴブリンあれから逃げてたの!?』


「あれなに?」


『カラスだな』


「あの大きいのがボス?」


『だろうな』


「あれ止めたら他も止まる?」


『察しが良くて何よりだ』


リリファは槍を構えた、空中戦する気満々である。

重力魔法併用するか、くっそ飛びづらいんだよなこれ。


「なんか体が軽くない?」


『ははっ、重力魔法だからな、ジェットだけよりはやいけど地面にぶつかっても文句言うなよ?』


手の周辺に障壁を置いておく、槍を落としたら大変だからな。


「突撃!!」


『ばんざーい』


「???」


だよね、そうなるよね。


『ぅお!?』


何匹か突っ込んできた、光学魔法効いてねぇじゃん。

お、ボスさんもこちらに気付いたようだ。


「先手必勝!!」


勢いに任せた突きは外れた、というか避けられた。

大鴉は高速で旋回すると、黒い魔方陣を展開した。


『速射陣じゃねーか、竜種かよ』


大鴉は魔法を放ちながら突撃してくる。


「いくよ!!」


『りょーかい』


その時、

〔 背 筋 が 凍 る よ う な 違 和 感 を 覚 え た 。 〕

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