第8話 美人巨乳メイド。世の中そんな子が本当に居るんだなぁ
「よっしゃあっ!!」
ある晴れた日の曜日……。
曜日? ともかく俺は裏山の中に入りこん棒を探す為本格的な捜索をする事とした。
裏山。それは都心の真ん中にありながらかなりの広さを誇る国有林だ。
それぞれの市町村に必ずその国有林を作る事が定められ、あらゆる開発を禁止されている。
しかし市民の山菜取りは認められており、俺もその市民の権利としてこうしてこん棒を採取しに来た。
「こん棒こん棒っ!! 目指すはこん棒だっ!!」
◇ ◇ ◇
「あ――――。こん棒なんてどこにもねぇ――な――」
探したが無かった。無かったので家に帰った。
◇ ◇ ◇
「よっしゃあっ!!」
ある晴れた日の曜日……。
曜日? ともかく俺は裏山の中に入りこん棒を探す為本格的な捜索をする事とした。
裏山。それは都心の真ん中にありながらかなりの広さを誇る国有林だ。
それぞれの市町村に必ずその国有林を作る事が定められ、あらゆる開発を禁止されている。
しかし市民の山菜取りは認められており、俺もその市民の権利としてこうしてこん棒を採取しに来た。
「こん棒こん棒っ!! 目指すはこん棒だっ!!」
◇ ◇ ◇
「あ――――。こん棒なんてどこにもねぇ――な――」
探したが無かった。無かったので家に帰った。
◇ ◇ ◇
「よっしゃあっ!!」
「うるさいニートっ!! おっきい声出すなっ!!」
ある晴れた日の曜日……。
曜日? ともかく俺は裏山の中に入りこん棒を探す為本格的な捜索をする事とした。
「まったく日曜日に山菜取りなんて……。金が無いからこんな事する事になってんだぞっ!!」
「あ、今日、日曜日なんだ。そっかぁ」
「そうだよっ!! この万年日曜日野郎がっ!!」
どうやら今日は日曜日らしい。今日はたかしくんと。
「ひぃいいいっ!! も、森……。森だ……。や、やだぁ森怖いぃいいいい」
たかしくんと結城くんを連れて森の散策にやってきたっ!!
もちろん目的は良いこん棒を探す為だっ!!
そんな訳で今日は日曜日らしいという事でたかしくんと結城くんが着いてきた。
「がんばれ結城っ!! 森なんて克服しろっ!! 森なんざ怖くないだろうがよっ!!」
「お、おうっ!! そ、そうだ……。も、森なんて怖くねぇぞぉおおおおぉ……」
結城くんはかつて森で埋められて殺されそうになった事がある。
だから森があまり得意ではないようだ。
たかしくんは山菜取りのついでに結城くんに苦手克服をさせる為に連れてきたらしい。
「結城くん、駄目そうなら帰るかい?」
「その心配はいりません。坊ちゃまなら大丈夫です」
2人に混じって1人の女性が反論する。
「むしろ貴方こそ大丈夫でしょうかね。クソニート様」
じろり。っとこちらを睨む女性。
メイド服を着こんだおっぱいの大きな女性。年は16歳らしい。
肩まで届く大きなピンク色のロングヘアが特徴で。うん、美人さんだ。
そんな美人さんが36歳無職山林徘徊おじさんを見て警戒の目線を向けている。
うん、まったく正常の判断だなっ!!
「く、くましろ……。べ、別にへ、平気だけど僕の手を握れっ!! こ、これは命令だっ!!」
彼女の名前は神代美千代というらしい。なんでも古い名家のお嬢さんなんだとか。
結城くんの家と神代さんの家は昔から主従の関係にあったらしく。
だから彼女はこうやって結城くんに付き従い守っているようなのだ。偉い家って凄い。そう思う。
「では坊ちゃま。共に参りましょう」
「あ、ああ、苦しゅうないぞっ!!」
「くるしゅう……」
「どうしましたぼっちゃま?」
「おいクソニートっ!!」
「うん? なんだい結城くん」
「クソニートっ!! お前道に迷いそうだから俺がリードしてやるよっ!!」
「っ!!」
神代さんがこちらにギロリと強く睨む。あらら、仕事奪ったと思われちゃったかな。
「結城さま、このようなクソニートより私の方が頼りになりますよ」
「うん? ああ、まぁ……」
「と、ともかくだっ!! ほらクソニートっ!!」
「このわた、俺の手を握ろ早くしろっ!!」
うわぁあああ。凄い見てる見てる。神代さん見てるよすっごい見てるっ!!
「あ、あのぉ。俺よりも神代さんの方がぁぁ……」
「握ろって言ってんのっ!! 聞こえないのかっ!?」
うわぁあああ。見てる見てる。これはなんとかお断りして。
「握ってやれよ。このメイド、結局あの時結城見失ってたし」
「っ!!!!!!!!」
悲観とも驚愕とも違うなんとも言えない表情で神代さんがたかし君を見る。
たかしくんの言葉は彼女にとってクリティカルだったのか、彼女は涙目で俯き唇を噛んでいる。
「あ、ああ。手は両手ある事だし……」
「そんなの宇宙人みたいだろっ!! 1つで良いの、1つでっ!!」
あ、さいですか。ふぇえええ。しかし後でなんかされないと良いなぁ。
神代さんがこちらをなんとも言えない顔で睨みつけている。
ともかくこの場を何とか抑えつつ目標のこん棒を。あと山菜も。
「とぅうわあああああああああああああ――っ!!」
突如、森から何者かの絶叫が聞こえてきた。声の様子からして……。女性か?
「きゃ。きゃあああああああ、じゃなかったひぃいいいいいっ!! な、何者だぁあああっ!!」
結城くんが悲鳴を上げる。
「女の人の声だな。こんな森で奇声上げるなんて……。おいニート。なんかヤバイし帰ろうぜ」
たかしくんは冷静に事態を把握し退避を進める。
謎の声はまだ聞こえてくる。もしかして変質者か何かだろうか。
俺はたかしくんの言葉に従い、その場を後にすべく踵を。
「らあぁああああああああ――っ!! たりゃぁああああああああ――っ!!」
返そうとしたのだが、森から1つの木片が猛スピードで飛んできた。
「むむっ!!」
その瞬間、神代さんが腰にかけている刀を取り出し、その木片を細切れにした。
「ぼっちゃんを傷つけようとする奴っ!! 何者だっ!!」
刀を取り出し、彼女が吠える。地面には彼女が粉々にした木片が転がっている。
神代さんは刀を構えたままその場を動かない。
結城くんはこちらの手を握りながら俺の後ろに隠れている。
たかしくんも護身用の銃を取り出すと木片が飛んできた方に向ける。
厳戒態勢。という奴。
俺は勿論武器なんて持ってないので棒立ちする他無かった。
「あ、ああ――。ごめんなさい、ごめんなさい」
沈黙を裂いて現れたのは1人の女性。
青髪セミロングの女の子。その手には。なんだろう。ロングソードってやつか?
「武器を捨てろっ!!」
たけしくんが叫ぶ。たけしくんは政府関係者の父に持つ関係上銃器の所持が認められている。
刀と銃。利がどちらにあるかは明らかだ。
「分かった分かった。ほら、剣を捨てるから」
「何者だっ!! 名を名乗れっ!!」
「ああ、はいはい。どうもどうも。私の名前は」
「私の名前は柊智代」
「政府のお仕事をしてる武官よ。ごめんなさいね驚かせて」
目の前の少女が胸元からIDを取り出して笑った。




