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チーム結成

門が開けられ中に入るとローリングさんが出迎えてくれた。

「朝倉さん、こんにちわ。

それとはじめまして、マーリンさん。

私は雑用係のローリングと申します。

早速隊長さんの所へ案内しますね。」

歩きながらローリングさんが歩きながら続けて言った。

「それにしてもあの竜殺しのマリエ マーリンさんとお目にかかれるなんて思ってもいませんでした。」

あぁ、やっぱり彼女がマリエ マーリンなのか。

モリソンの元相棒。

そんな凄い人には見えないんだけどなぁ。

まぁモリソンも普段はただの暑苦しい男だしそういうものか。


敷地の中を少し歩いてとある建物に入り、1つの部屋の前に到着した。

ローリングさんがドアをノックする。

「隊長、茶鶴 朝倉さんとマリエ マーリンさんがお見えになりました。」

「どうぞ、中へ。」

そう返ってきたところでローリングさんがドアを開ける。

中には第伍番隊の隊長と、そしてもう一人見覚えのある顔がいた。

「…なんでアンタがこんな所にいるのよ。」

一瞬驚いた様な顔を見せたマーリンが直ぐに不機嫌そうな顔になり尋ねる。

「久しぶりに合ったっつうのにその言い草はなんだ?マリマリ。

再会を喜ぼうぜ。」

「その変な呼び方やめろ。

アンタどっかの田舎村で教師やってた筈でしょ?

それとも早くもクビになったの?モリモリ。」

「ハッハ!!モリモリか、いいなその呼び方!!

筋肉自慢の俺にはピッタリの呼び名だと思わないか?

なぁ、朝倉先生よ。」

そう、そこにいたのは俺の元同僚でマーリンの元相棒、モーリー モリソンだったのだ。

「え、何?アンタってモーリーの知り合いなの!?」

マーリンが再び驚いた顔をしてこちらを向く。

「えぇ、俺も彼と同じ学校で教師をしてたんですよ。

彼がここにいたのは俺も驚きましたけど…」

「こっちこそ朝倉先生とマリエが既に知り合いだったなんて知らなかったぞ。

2人が一緒に来たと隊長から聞いた時はびっくりしたぜ。」

モリソンがそう言うとマーリンが答える。

「少し前に道でぶつかっちゃってね。

そしたらまた今日たまたま街で会ったのよ。」

「相変わらずそそっかしいな、おまえは。

どうせまた何かに集中し過ぎて周り見てなかったんだろ。」

「うっさいわねー。」

マーリンはしかめっ面で視線を外した。

「ハッハ!!図星かよ!!」

モリソンは大笑いをしながら俺に近寄り肩を叩いてきた。

「朝倉先生、また一緒に仕事出来るな!!

よろしく頼むぜ。」

「ちょっと待ってくれ、モリソン先生。

一緒に仕事って…どういう事だ?」

俺が困惑しているとそれまで俺達3人のやりとりを見ていた隊長が話を切り出した。

「それについては俺から説明しよう。

君達3人にはチームを組んでとある遺跡の調査に行ってもらいたい。」

「遺跡?」

「あぁ、そうだ。

つい一月程前に神話時代の物と思われる遺跡が新たに発見されてな。

直ぐに調査をしたかったんだが…

神話時代に詳しい学者は少ないし、何より未調査の遺跡には危険な魔物が住んでいる可能性もある。

しかしアモンの件や隣国とのいざこざでな、人手が足りなくて後回しにされていたんだ。

そんなところに神話時代の伝説、つまり科学に詳しい君やドラゴンを倒したことすらあるモリソンが職に困っていた。

丁度いい…って言ったら不謹慎だがつまりはそういう事だ。」

「そういう事って言われても俺、魔物なんて…

そもそも科学には詳しいけど神話時代に詳しい訳ではありませんよ?」

「大丈夫、竜殺しが2人共揃ったんだ。

彼らがついていればなんの心配もないさ。

それにナットさんから聞いたが君は新しい魔法陣を自分1人で作った程の天才なのだろ?

ならば問題ないさ。

それに報酬もはずむつもりだ。」

「まぁ、それなら…」

こうして俺と竜殺しの2人、合わせて3人でチームを組むことなったのだった。

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