↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
59/83

モリソンの戦い

今回はモリソンが語り部です。

主人公の影が薄いですね。

俺はモーリー モリソン。

この参雄学校の体育教師で武器戦術部の顧問でもある。

この学校に就職する前は王都でそこそこ名の知れたハンターをやっていた。

なので腕には自信がある。

危険度B以上の魔物だろうと何度も倒してきた。

まぁ、そんな自信から久しぶりの実戦にも関わらず勢いで敵に突っ込んでっていきなりピンチに陥ってしまったのだが…

しかしその危機が昔の勘を取り戻すきっかけになってくれた。

結果オーライだ。

スミス先生の風魔法で吹き飛ばされたジャイアントが起き上がり再び俺に向かってきた。

俺は大鎚を蟻の頭部に向けて振る。

ゴンッという鈍い音と共に俺の両手が痺れる。

「っち!!硬化か!!」

巨大蟻−ジャイアント−には2つの固有魔法がある。

その1つがこの“硬化”だ。

自分の身体を鉄以上の硬度にする事が出来る。

ジャイアントはふらつきながらも腹部の針を俺に向けた。

俺は咄嗟に後ろに飛ぶ。

さっきまで俺のいた所に液体が飛んで来てそこに生えていた草が異臭を放ちながらみるみる溶けていく。

これが2つ目の固有魔法“アシッドポイズン”

強力な酸性の毒を針から飛ばす事が出来るのだ。

その体液は触れた物を全て溶かし、更には溶かした際に出る気体は強力な毒性を持つ。

俺は肉体強化の魔法を唱えた後、息を止め大鎚に魔力を込めジャイアントに向かい跳んだ。

大鎚の頭の片方から風が勢い良く噴出する。俺はその風の勢いを利用し独楽のように高速で回りながら蟻の頭部を何度も打ち続ける。

発生していた毒の気体がその風圧によって霧散していく。

30回も打った所でジャイアントの頭部が胴体から千切れ遠くへと飛んでいった。

「おっとっと…久しぶりにやったら目が回っちまった。」

腕も痺れている。

いくら肉体強化の魔法をかけたといっても鉄以上の硬度の物を全力で何度も打ち続ければ痺れもするか。

まぁ骨は逝ってなさそうだからまだ戦える。

周りを見渡す。

まさに地獄絵図だ。

血を流して倒れている村人も既に数十人はいるだろう。

ひと目見てもう手遅れだと分かる人間もいる。

俺は怒りでどうにかなりそうだったがぐっと堪え今一番援護が必要な所を探す。

どこもかしこも援護が必要でない所など無いのだがそれでも一際危険な所があった。

「あそこか…」

ステージ上、ブレイブスの隊長が1人でスカイガーとブリザードを相手している。

しかも後にはこの村の3トップ。

他にもステージに登ったブレイブスがいた筈だが校庭へと散っていた魔物を相手にしているのだろう。

俺はステージへと走る。

あそこに合流してさっさとあの2匹を片付けてナット隊長を自由に動けるようにしなければ。

警備隊の隊長といえばA級ハンターに匹敵する実力を持つ筈だ。

そんな実力者が一箇所に縛られているのはこの状況下ではかなりの痛手だ。

魔物達の激しい攻撃がナット隊長を襲う。

なんとか持ちこたえているがこのままだと致命傷を追うのも時間の問題だ。

「走ってたら間に合わんな!!」

俺は大鎚の頭を下にしてその上に乗った。

そしてその状態で魔力を最大レベルの量を込めて風を噴出し一気にステージまで飛んだ。


「加勢するぜ!!隊長さんよ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。