婚約者編 夏60
性描写があります。苦手な方はご注意下さい。
客間に運ばれていくルークを見送り、私達も部屋に戻る。
就寝準備を整えるとミランダ達が下がる。
寝るのかと思ったら
「リオ」
ベッドに押し倒された。
「え」
「?駄目?」
「駄目じゃないですけど、ちょっとこそばゆいなぁって思っただけです」
幼いグラッドの部屋だし。
「じゃあくっつくだけでいいです」
グラッドは私の横にごろんと転がって腕を絡める。
「いいんですか?」
「うん。リオが我慢出来なくなったらします」
「なんですかそれ。」
グラッドは腕を絡めた以降何もしないでぼんやりとしている。その横顔を見つめる。
「自意識過剰だったら言ってください。もしかしてやきもちですか?」
「どうして?」
私を見ずに質問が返ってくる。
「夜会でお酒が入っているからか男性貴族の視線が露骨というか。グラッドが遮ってくれてたでしょ?」
男性女性を問わず不躾な視線も多かった。
よくよく考えてみると男性貴族のいる会に出席するのは二回目だ。婚約パーティーは昼間だったこともあり、こういう視線は初めてだった。
「リオは美人だという自覚はありますか?」
グラッドがそっぽを向く。
「まぁ美人だなぁと思いますけど、それ止まりというか。」
「無頓着」
「ぅ、そうですね。そうとしか言いようがありません。今後は厳しい目線で対抗します。でも、グラッドに庇われたいなぁとも思っちゃいました」
私からグラッドによりくっつく。
「今夜もグラッドはモテモテでしたけど、研修先でもモテモテですか?」
夜会中は殆ど二人で行動していたけど、やっぱりグラッドはモテる。女性達の黄色い声が飛び交い、目がハートになっていた。
でも本気の人は、いなかったので一安心だ。
「……なんですか、その答えづらい質問は。」
「いや恋敵には釘を刺していくのが私の流儀なので。憧れと本気は別物ですから。立場を思い知らせてやるのです」
力強く言う。
「研修先に一人、変な人がいました。以前もよく近づいてくると思っていたのですが、いつの間にかいなくなっていたので気に留めていませんでした」
?それはもしや、ピオーネがセシルやミレニアの侍女に報告して撃退したという人では??
「ふふふ。私に喧嘩を売ったことを後悔させてあげましょう」
「リオ。過激になってる。」
「は!いけない、いけない。」
グラッドは私のほうを向き、髪に触れる。
「リオはやきもちをやかないのですか。」
「相手が距離を間違えない限り、やかないです。えっと、向こうには憧れや夢を売る職業の方達がいたので、そういうものかなと思っています。が、近寄ってくると別です。嫉妬心がめらっと」
グラッドが私の唇を塞ぐ。
「ん、」
息つく間もなく貪られ、あっという間に組み敷かれた。
「はぁ、ん、ぐら、っど、」
私が我慢出来なくなったらと言っていたけど、
「ごめん。私が我慢出来なくなった」
らしい。
全身を愛撫しながら服を脱がせていく。
グラッドも服を脱ぎ去り私の下着に触れる。
「新しい下着ですね。」
寝る用の可愛さを放り投げた下着だったことに思い至り恥ずかしくなり胸を隠す。
「これは、寝る用で、可愛くないので、あんまり見ないでください。」
体を起こして私がいそいそとパンツを脱ぎはじめると、
「そう?これはこれで、素敵です」
グラッドは鎖骨に口づける。
「いつもの刺繍がされている下着もいいですが、」
グラッドがシャツ型の下着を脱がせ胸を優しく揉む。
「この下着も服を脱がせているようでドキドキします。違う良さがありますよ。」
乳首に吐息がかかり、期待で身体が震える。
「グラッド、ん、焦らさないで」
荒い息で懇願すると、はむっと甘噛みして、舌で乳首を転がされる。
「ん!!」
刺激に身を捩ると、女性器を指でなぞられる。ゆっくり中に指が侵入してきた。
次第に強く中を擦られ指の数を増やされる。
「ぁん!」
「リオ。中に挿れるから」
指を抜かれる。挿入しやすいように足を広げる。
「うん、きて」
勃起したグラッドを受け入れる。その熱量に思わず締めつけてしまった。
「ん」
「グラッド、好きに、動いて、い、ぃから」
グラッドの背に腕を回ししがみつく。
奥を突かれる度、我慢出来なくて高い声が出る。
「ん!ぁっ!あ!ぃん!」
私の気持ちいいところを刺激してくる。
「気持ち、ぃい、ん!」
激しく奥を突かれ、絶頂を向かえた。熱い液体が放たれグラッドも果てたことを知る。
「もっと、したい」
「こそばゆさは何処かへ行きましたか?」
「うん。戻ってくる前にもう一回しよ」
互いに唇を近づける。何度も唇を重ねていく。
繋がったままだったから中で硬くなるのがわかった。
熱く脈打つのを感じる。ごくんと喉が鳴った。
脇腹を撫でられる。
「ぅん!」
腰を掴むとグラッドがまた動く。
溢れる嬌声に恥ずかしさが増す。
「グラッド、おっぱい揉んで」
「ふふ、気持ちいいんだね。でもリオが自分で揉んでみて」
「ぇ、ぁっ!んん!ぅんん!」
グラッドの色気に潤んだ瞳と目があう。愉しそうだ。
その色気に息を呑む。戸惑いつつも自分の胸に手を伸ばす。
自分で揉んだことがないから、たどたどしい手つきであんまり気持ちよくない。
おかしいな、グラッドが触るとすぐ気持ちよくなるのに。
「リオ、私が揉んでるようにしてごらん?」
グラッドが私の頬に触れる。
「グラッド、ん!ぁ、んく、ぉねがぃ、ぐらっど、がもむと、きもち、いぃの、んに、っぁ!」
もどかしくて喘ぎながら懇願する。頬から首筋、鎖骨に手が降りてきた。ペンダントを弄る。
グラッドの艶やかな笑みに目を奪われた。
意地悪な顔だなぁ
「すき」
思わず口に出た。
グラッドは目を見開き驚くと唇を舌で舐めた。
「ずるいな」
胸をグラッドが揉む。優しく、そして激しく。
「ん、ん」
自分で揉むのと全然違う。凄く気持ちいい。
「リオ。可愛い」
深い口づけと胸への愛撫、中もとろとろで何度も気持ちいいところを刺激されて快感で何も考えられなくなる。
ただただグラッドを求め続けた。




